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2015年11月02日

大雨見山 一等三角点

11月1日 日曜日
午前中は住んでいる地区のゆざらいでしたので、一仕事。
午後からは予定も無く、どうするかな~?
と思っていたのですが、思い立って息子と大雨見山へ行ってみる事にしました。

大雨見山は自宅から一番近くにある一等三角点の山です。
最近三角点ハンターな息子も、「いくいく!」と二つ返事。
ちゃっちゃと荷物を用意して行ってみることにしました。

大雨見山は以前から興味があったので下調べはしていました。
京大飛騨天文台より入り、遊歩道を歩くらしいのですが、
その遊歩道も20mほどで終わり山頂まで藪漕ぎ必至らしいです。

と言う事で、どうせ藪を漕ぐなら違うところからアプローチしようと決めていました。
そして、その為に草木の枯れ始める晩秋を待っていました。

国土地理院の地図を見ると、国府から上宝へ抜ける林道の途中、尾根筋から入ると山頂に最短で届くような感じです。
三休の滝へ続く道を滝へ曲がらずに直進。
道はやがて未舗装に変わりますが、ズンズン行きます。
GPSの地図を見ながら目標としていた尾根筋の前に到着しました。
路側帯に車を止めて、準備して出発です。

大雨見山 一等三角点


車には道迷いした時の事を考えて、
ヒトココの子機を一つ乗せておきます。
迷っても車の方角は分かります。
ちなみに、息子にはもう一つの子機、私は親機を持っています。

さて、目の前の道も無い尾根に取り付いて入り込んだのですが・・・

大雨見山 一等三角点


これがもう、超藪漕ぎ。
背丈より高い笹藪の中を文字通り縫うように足を運びます。
数メートル後ろの息子も見にくい状況です。
これはいくら尾根筋とは言え帰り道に絶対迷います。

大雨見山 一等三角点


持ってきたピンクリボンを定期的に取り付け、歩いてきた道を分かるようにしておきます。
GPSマップも見ながら尾根を少しずつ歩き、高度を上げていましたが・・・

これは時間がかかる。
流石に息子に「辞めて帰ろう」と言おうとした時・・・

大雨見山 一等三角点


いきなり道に出ました。
あれ?

大雨見山 一等三角点


目の前にはNo.126と書かれた境界見出標がありました。
遠くには次の境界見出標も見えます。

地図には無い道ですが、とりあえず山頂方面にずっと道が伸びているので、これを歩いてみる事にしました。

大雨見山 一等三角点


登山道では無いので整備はされていませんが、藪から考えたら遥かに歩きやすいです。

大雨見山 一等三角点


タブレットのGPS地図を見てても、どんどん山頂に近づいているのが分かります。
地図ロイドと言うアプリ、便利ですよ♪

大雨見山 一等三角点


やがて大きな木を通り過ぎたら・・・

突然息子がダッシュ。

大雨見山 一等三角点


「お父さん!三角点がある!」

大雨見山 一等三角点


と言う事で、大雨見山の山頂、三角点に到着しました。
藪から出て10~15分ほどでした。

大雨見山 一等三角点


一等三角点、大きいです!
息子、大満足♪

大雨見山 一等三角点


しかし大雨見山の山頂はまったく展望無し。
大雨見山 一等三角点


北は木々の向こうに少ーし山影が見えます。
南はダメですね。

大雨見山 一等三角点


東はあの木々の隙間に・・・

大雨見山 一等三角点


チラリと北アルプスが見えました。
でもピンボケ。

さて、境界見出標の道はこのまま東へ続いているようです。
これを辿ると京大の飛騨天文台へ出るのでしょうか・・・?
単独ならちゃっちゃと走って確認に行くのですが、今日は子連れですし時間も遅いので、確認はまた今度にします。

しかし山頂、展望が無いだけでなく少し残念な事がありました。
小ビンがバラバラと落ちていたり、ビールの空き缶が転がっていたり・・・
一等三角点のそばにはゴミが落ちていました。
境界標の測点を打たれた方が置いていったのか、はたまた登山者が置いていったのか・・・
残念でなりません。

さて、それでは来た道を戻りましょう。

大雨見山 一等三角点


人もあまり通らないこの道は、落ち葉がふっかふかで気持ちよく歩けます。

大雨見山 一等三角点


No.126の境界見出標の場所へ戻ってきました。
ですが、この道はさらに下方へ繋がっている様子です。
これはきっと、車で走ってきた林道に繋がっているはずです。

どこに出るか分からないですが、このままこの道を辿ってみる事にしました。

大雨見山 一等三角点


古い見出し境界標が置いてあったり・・・

大雨見山 一等三角点


新しいものも埋設されてます。
最近工事されたような感じがしますね。

大雨見山 一等三角点


境界標の道だけ藪がありません。
ホントに歩きやすいのです。

大雨見山 一等三角点


倒木も越えたり。

大雨見山 一等三角点


向こうに見える尾根は、先ほど登ってきた超藪尾根です。
いや、こっちの尾根は歩きやすかったんですね。

大雨見山 一等三角点


No.119

大雨見山 一等三角点


古い境界標にはちゃんと漢字で「一一九」と彫ってあります。
凄い!

ちなみに新しい境界標は、漢字のタイルが境界標に埋めてありました。


大雨見山 一等三角点


道は尾根に沿って少しアップダウンしていましたが、やがて急に高度を下げ始めました。

すると・・・

大雨見山 一等三角点


いきなり林道に出ました。

大雨見山 一等三角点


ココだったんですね。
来る時にこの看板は見ましたが、横の道には気付かなかったです。

大雨見山 一等三角点


後は車まで林道を少し歩きます。
2~300m先です。

大雨見山 一等三角点


紅葉ももう終わりですね。
晩秋の寂しい感じが漂います。

大雨見山 一等三角点


と言う事で、車まで戻ってきました。

大雨見山 一等三角点


先ほどの道の入口部分、大きな路側帯があり車も5~6台は停められそうです。

大雨見山 一等三角点


帰りに三休の滝に寄ってみました。
夏はとても涼しくて、癒しのスポットなんですよ♪


さて、今回は藪漕ぎ覚悟で臨んだ大雨見山ですが、境界標の道のおかげで途中からは藪漕ぎ無しで歩けました。
登りが約50分、下り30分ほどです。
天文台側から登るよりも、遥かに近そうな感じでした。
ただ、ここの林道は基本的にフラットダートなのですが、ここまで数箇所荒れている区間がありました。
林道慣れしている方なら乗用車でも来れそうですが、慣れていない方は車高の高い車で来られる事をおススメします。

なんにせよ、近いうちにもう一度ココは訪れようと心に決めました。
ビニール袋を持って、山頂付近のごみの回収。
それと、藪の中に残してきてしまったピンクリボンの回収をしないと・・・

雪が降る前に再び訪れましょう。


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タグ :大雨見山
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Posted by PENTAGON at 17:00│Comments(2)
この記事へのコメント
すばらしい。
Posted by づっき- at 2015年12月09日 17:12
づっきーさん:
ありがとうございます(^-^)
Posted by PENTAGON at 2015年12月10日 15:39
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