11月20日(日)
朝、明るくなり始めた頃に目が覚めました。
晩秋にしては気温も高く、そう寒い思いもせずにぐっすり眠れました。
テントから出てみると良い天気!
木の向こうに、穂高が朝日を浴びているのが見えます。
これは凄い!
広いテン場にテントは一つ。
なんて贅沢!
と言う事で河童橋まで来てみました。
だーれも居ません。
ひとっこ1人居ません。
河童橋ってどんな時間でも人が居るイメージですが・・・
人の居ない河童橋と穂高。
この景色を息子と二人占めです。
雪を纏った奥穂の山頂に朝日が当たります。
写真では伝えきれません、やっぱり自分の目で見ないと。
反対側には焼岳も見えています。
昨日の雲が嘘のように消えましたね。
最高の景色です!
いつもは人の多さに参ってすぐに立ち去る河童橋ですが、今日はしばらく息子とウロウロ。
この景色をじっくり堪能しました。
そのあとまたテントに戻って、のんびり朝ごはんにします。
ちなみに、雪が無いので水の確保が難しいだろうと、今回は5リッター家から持って来ています。
もちろん水道も全部止まっていますからね。
使うものは自分で持ち込む、そして全てを持ち帰るのが基本です。
火をおこしたあとの炭も全部回収して持って帰ります。
御飯を食べて、朝の上高地をのんびり過ごしたら、散策に明神池まで行って見ることにしました。
その前に再び穂高。
綺麗。。。
たまらないです。
さて、一路明神へ。
ここから先はさすがに気配が怪しいです。
獣の気配がプンプンします。
道には動物たちの痕跡が多数。
もちろんあの子達の痕跡も。。。
鈴をガンガン鳴らして、息子と大声で喋ったり歌ったりしながら歩きます。
40分ほどで明神館へ来ました。
ここから橋を渡ります。
うーん、明神岳と明神橋!
そしてこの橋の上は獣道になっていました。
動物たちの糞がいっぱい!
ごめんなさい、通らせてもらいまーす。
橋を渡ったら穂高神社へ。
お参りしてから奥へ・・・
池の水がホントに透き通る綺麗さです。
上高地は水が綺麗ですね。
明神池!
風が無ければ逆さ明神が映るのでしょうが、今日は生憎の風。
風で水面が波立っていました。
それでも幻想的な雰囲気がたまりません。
ホントに水が綺麗です。
静かな森と池に、人は私達二人だけ。
羽ばたく鳥の羽音や泣き声、遠くで何かが鳴いている声、なんとも言えない時間が過ぎていきます。
20分ほどのんびりした後、再びもと来た道を戻る事にします。
あちらは蝶ヶ岳方面、先日登ってきた山ですね。
テクテク歩いていると、再び空は雲に覆われてきました。
うーん、晴れは午前中の早い時間だけでしたか。
再び40分ほどで小梨平へ。
テントが景色と同化して分かりにくいです。
と言う事で、お昼御飯。
ホントに今回はのんびり散策です。
息子、「こんなにのんびりして良いんだ!」
と、せかされないのがよっぽど楽しいようです。
山ではそんなに急かしてるかな。。。?
と言う事で、テントを撤収して帰ります。
忘れ物なし、落し物なし♪
流石にお昼時ですので、河童橋にはトレッキングで来ている方が数名居ました。
やはり静かな上高地を歩きたい方達なのでしょうね。
人っ子一人居ないバスターミナルです。
ホントに、夏の喧騒が嘘のようですね。
再び梓川沿いを歩きます。
立ち止まって景色を見たり、のんびりのんびり。
田代橋を渡って少し寄り道。
西穂登山道口ですね。
時間があればこちらから帰っても良かったですね。
六百山と霞沢岳です。
こうやって見上げると、壁のように見えます。
昔職場にいた上司が、冬に上高地から直登すると言ってましたが。。。
その頃は山歩きはしてなかったので分からなかったのですが。。。
凄いですね、行けるんでしょうか?
再び戻ります。
明神をバックに息子が撮ってくれました。
再び梓川沿いを歩いて帰ります。
いやー、凄く水が綺麗ですね。
淡いエメラルドグリーンがかかったような透き通った水です。
封鎖されているコースもあります。
植生を守る為に、積雪期にスノーシューハイクで踏み込まないようにする為ですね。
もちろん通りません。
田代池の水もとても澄んでいます。
晴れていたらもっと綺麗でしょうね~。
この湿原地帯もよくよく見ると獣道がいっぱいです。
何かが縦横無尽に歩き回った痕があります。
大正池まで戻ってきました。
焼岳です。
たまには記念写真撮ったり♪
行きに通りそびれた木道を歩きます。
逆さ焼岳。
晴れていたたらもう少し綺麗に撮れたでしょうか?
ちょっと微妙。。。
大正池の浚渫船です。
流入してくる土砂が大正池を埋めてしまうので、常にその土砂を救い上げているそうです。
「大正池の景観を守る為」
と言う事ですが、今の大正池は堰き止めて作ってある池。
さらに浚渫工事をして作られてるって考えると、これが自然の景観なのかと考えてしまいます。
でも、土砂の流出を止める事は土砂災害の抑止になりますよね。
それでは、さようなら上高地。
また雪が積もった頃に来れるでしょうか?
スノーシューかスキーで来たいですね〜
再び上高地トンネルへ。
ほんの少しだけ歩く距離が短くなりますね。
釜トンネルは途中でライトの色が変わります。
釜トンネルを出ました!
無事帰還です♩
この後、娘と松本に遊びに行ってた家内にピックアップされて高山に帰りました。
ゆっくりのんびり歩く静かな上高地、とても楽しかったです。
また行きたいですね〜!