冬が近づいているので、駆け足で山へ足を運んでいます。
でも、百高山は今年最後になるかな・・・?
こちらのブログ、「見ているよ!」と声をかけて頂く事が多くなってきました。
カミさんまで友人に声をかけて頂いたそうです。
赤裸々に書くことが良いことなのか悪い事なのか、それは分からないですが・・・
言い方は悪いかも知れないですが、自分達の記録を見て頂いている方の心に刻めるのは、生きた証に繋がるかと思っています。
最近は、個人情報保護法等で修学旅行の写真なんかも顔写真が写せなかったり、それぞれに誓約書を書いて頂いてから掲載したり等・・・
生きていれば顔を隠して生きますが、不慮の事故に遭ってしまったときは、生きていた記憶が欲しいと公開したり。
人間は矛盾の中で生きていると思います。
最近、山で面白い光景を良く見ます。
SNS用に、わざわざ後姿で写真を撮り、それから自分用に前を向いて写真を撮ったり。
否定もしませんし、肯定もしません。それぞれがそれぞれの考えに従い、生きてますから。
私の場合は、本名でググるるとダーっと色んな記録や顔写真がネット上に出て来てしまうので、今更隠しようも無いのです。
もちろん山の世界ではなくて、違う趣味の世界の話になるのですが(^^;
さて、それでは今回も長文行きましょう。
子連れ登山をされている方や、それ以外にも見て頂いている方の参考になるのであれば、幸いです。
10月7日
いつものように、前夜に車を走らせて登山口の駐車場へ向かいます。
1日目の朝食は、いつもカミさんが握ってくれる大量のおにぎり。
私も息子も大好物です。
出発前に一生懸命準備してくれているの、本当にありがたく思っています。
いつか必ず埋め合わせするね。
今回目指すのは白馬周辺、登山口は猿倉です。
本当は扇沢から蓮華岳、針ノ木そしてぐるっと周回して鹿島槍を目指す予定でしたが、連休初日の天候がかなり怪しく、渡渉を繰り返す針ノ木雪渓は危険だろうと判断し、計画を変更しました。
駐車場についても、案の定車は殆ど無くガラガラでした。
パラパラと雨が降りしきる中、車中泊しました。
朝明るくなってからも、けして強くは無いのですが、パラパラと雨が降っていました。
今日は1日雨を我慢して稜線へ上げます。
予報が正しければ、明日以降から晴天になるはずです。
我慢の1日になりそうです。
息子も起きてからしばらくは雨が止むのを待ちましたが、厳しそうなので8時に出発する事にしました。
猿倉山荘にて、登山計画書を提出します。
もう、朝からカッパ全開です。
最初の1時間は林道歩きです。
息子の嫌いなパターンですね、しかも雨。
こちらは鑓温泉への道。
帰りはここから降りてくる予定です。
一向に天候が回復しそうな兆しはありません。
シトシトと降り続ける雨に、黙々と歩きます。
唯一の渡渉のような場所。
一応、上に橋もあるのですが、歩いて渡れる程度の水量です。
そんなに雨は酷く無いんですね。
もしかしたら、針ノ木でも大丈夫だったかな・・・?
こちらは砂防ダムからの人工的な滝なのですが、圧倒的な迫力です。
見事ですね、近くで見れたら尚凄いと思います。
林道歩きが終わったら、登山道に変ります。
登山者カウンターは触らないように。
息子、大好きな木道を黙々と歩きます。
テンションかなり低めでペースも上がりません。
まぁ仕方ないです、今日は。
我慢我慢。
1時間ほど歩いて、白馬尻山荘に到着しました。
もう小屋閉めしてるので営業はしていないのですが、軒先を借りて休憩しました。
少し服を厚めにしていたので、ここでインナー等を脱ぎ捨てました。
予想以上に気温が高いです。
おにぎり食べたり、装備を整えなおして予定外に30分ほど休んでしまいました。
まぁ、今日は良いです。稜線まで上げられれば充分です。
9:30にリスタートして少し。
大雪渓が見えてきました。
と言っても、1年で1番雪の少ない時期ですので、かなり雪渓は縮小しています。
雪渓は末端部分で大崩落で、とても歩く事は出来ません。
「秋道」と呼ばれる巻き道を行くのですが、これがまた歩きにくくて・・・
ザレッザレの雨で滑る、今まで歩いた中で3本指に入るほどの歩きにくさ。
1年を通して踏み固められているわけでは無いので仕方ないですね。
コレはこれで、歩く技量がアップするような道です。
息子とヒィヒィ言いながら巻いていきました。
ようやく雪渓歩きです。
斜度も厳しくないので、アイゼンは使いませんでした。
雪に慣れていない方や、時間帯によっては滑り止めが要ると思います。
まぁ、息子は飛騨っ子ですから、これしきの雪では滑り止めなど要りません。
冬でも庭先や裏山をソリを片手に駆け巡るので、問題無しです。
と言っても、雪渓歩きは僅か。
あっと言う間に楽しい時間は終了です。
雪渓から少し斜面を登り上げると、「落石危険、葱平まで休むな!」の看板。
ガスで上部は見えないですが、確かにこの沢は落石が多そう。
息子に指示してなるべく早めに通過しようとペースを維持します。
他にも「座るな!」等の看板が続き、必死で歩き続けます。
でも、葱平ってどこだろう?
「止まるな!」
テン泊装備が肩に食い込む中、足を止めずに必死に上げ続けます。
あぁ、青空が見える!
このまま晴れますように!
と、この時は思いましたが、コレがこの日最初で最後の青空となる事は、この時は知りませんでした。
葱平、まだぁ?
結局、葱平がどこか分からずに避難小屋まで必死に歩き続けました。
ここなら休憩しても大丈夫でしょう。
あれだけ
「止まるな!」「休むな!」「座るな!」と来るなら、
「休んでよし!」
も欲しかったです。
いや、地形を知らない自分が悪いんですよ、ホントに。
言い訳です(^^;
と言う事で、避難小屋前でしばらく休憩して、息を整えてからリスタートしました。
「お花畑」」と岩に書いてあったのですが、最初は「お花火」と読んでしまって何のことだか分かりませんでした(笑
時期が来たら綺麗なんでしょうね~。
途中の階段。
好きな人は分かってしまいます。
「お父さん、この階段線路の枕木だ!」
あー、ホントだ。
レールを固定していた跡まではっきり残ってますね。
廃材利用でしょうか。
「ガンバレ」の言葉。
息子曰く、「こういのがあるって事は、山小屋が近いって事だよね~」
と。
この時私は思わず写真を撮ってましたが、ガスの中で左上に写っているのが山小屋だと気付いていませんでした。
突然小屋が現れて二人でビックリ。
嬉しいビックリでした♪
頂上宿舎に到着です。
小屋の喫茶スペースに入り、テン場の受付をして、少し体を休めました。
ここで休憩は自由と言われて、少しのんびりしてからテン場へ向かう為に扉を開けたのですが・・・
息子と2人、そっと扉を閉めました。
さっきより凄い風と雨。
こりゃダメだ。
テント張るのは様子を見ましょう。
と言う事で、今日はもうまったりムード。
CT5:30の所、きっちり5時間半かけて上がってきて、今日はもう動く気もありません。
ビール頂いて、フライドポテトとたこ焼きを食しました。
ここのフライドポテト、本当にジャガイモを切って揚げてあり、美味しかったです。
たこ焼きも、不思議なくらいに外がカリっと、中はトロっと。
これまた美味でした♪
あと、このセンスかなり好きです(笑
この日は天候が回復すれば旭岳を往復するつもりで居ましたが、今日はもう無理そうです。
ビールも頂きしばらく過ごしてました。
他にも、「テント担いできたけど、もうこの天気だから小屋泊にしちゃったよ~」と言う方もチラホラ。
負けないもん。
と言うことで、一向に天候が回復しないので、息子と意を決してテントを張りに行く事にしました。
小屋にザックを置いて、テントだけ持って一気に建てる作戦にしました。
ダッシュでテン場へ行き、瞬間に場所を判断してグランドシートを敷きます。
頂上宿舎のテン場は四方が山に囲まれているはずなのに、気流が渦巻いて風が強めです。
シートが飛ばされないように石を置き、テントを広げてポールを差し込みますが、建てた瞬間に風に煽られてひしゃげたり。
もう息子も泣きそう。
ペグ差したりなんだり、必死でテントを建てて張り綱を固定し、さらに石をかき集めて小さいですが防風壁を作ったり。
形になった頃には既に指先の感覚も無く、疲れ果てました。
直ぐに小屋に戻って、ストーブにあたります。
ここのスペースが自由に使えて良かった・・・
しかし、テントが風で飛ばされるのも怖いので、重石にザックを中に放り込みに再びテントへ。
ダッシュで荷物を入れ、ダッシュで喫茶スペースに戻ります。
しばらくストーブで体を温めたり、カッパを乾かしたり、かなり長時間居ました。
その間にも、私達以外にも同じほう方法で荷物を置いてテントを張りに行く人がいたりしました。
ようやくザックカバーやカッパの下が乾いた頃、息子とテントへ移動する事にしました。
建ってしまえばテントは快適です。
バラバラと雨があたる音や、風でテントが斜めになっても、全然問題ありません。
息子と一緒にのんびり過ごせました。
やがて17時もまわり、夕ご飯は乾燥白米にレトルトのせで。
もうテントの中で火を使います。
かなり気を使いながらですが。
もう半ばヤケで、そのまま焼き物もして美味しく頂きました。
今日は我慢の1日と覚悟してきたので、なんとかしのげました。
悪天候が嫌いな息子も、よく耐えたね。
この後日も沈み、18:30頃には2人とも夢の世界に旅立つ事となりました。
明日天気になーれ♪
2日目に続く