2014年08月21日
3000m峰21座制覇【南岳~中岳~大喰岳~槍ヶ岳】 1日目
久しぶりの更新です。
この登山日記を楽しみに見て下さる方が居らっしゃるかどうかは分からないですが、お待たせしました。
基本的に日記代わりに書いているブログです。
首を長くして待ち続けて下さい、不定期更新です。
今回はメモリアル登山となりましたので、いつも以上にクドく語りたいと思います。
それではいつもの長文、行きましょう。
8月18日月曜日
ホントはお盆休みに入った12日からの山行計画でしたが、天候に恵まれずに待ち続けていました。
お盆に入っても梅雨のような天候、もう最悪です。
しかし、ようやく3日間の晴れ間が予報に出てきました。
と言う事でこの日に出発です。
朝9時半、のんびり自宅を出発します。
新穂高に車を走らせ、深山荘の駐車場へ。
最上段に空きがあったので、ほぼ一等地に駐車できました。

さて行きましょう。

新穂高の登山者指導センターで登山計画書を提出します。
計画書は提出用が1通、カミさん用が1通、自分の控えが1通、必ず3通用意します。
提出と同時に気になる滝谷の水量の確認。
もうこの段階で通常の水量に落ち着いているとの事で安心して出発です。

11:10
ロープウェイ通過。今日は乗りませんよ。
久しぶりに空が青く気持ちよいです。
天気、良くなるといいな♪

小鍋谷のゲート。
この日からお盆明けになるので、工事用の車両が通過したのと、警察の車両が通過したのと・・・

蒲田川の水量はもう普通ぐらいだと思います。
ただ、川に沿って延々と水色のヘリが往復しています。
この段階でまだ捜索していたのでしょう。
(後に知りましたが、この日の昼には3名全員見つかったそうです)

4番ポストよりショートカット道。
雨上がりだから滑りやすいのか、この道はいつも滑りやすいのか・・・
歩きやすい道では無いと、ちょっと思います。

12:10穂高平小屋です。
そうそう、今回から息子のザックを新調しました。
ドイターのFOX40です。
オスプレーのジブ35と迷いましたが、ドイターの方がパッドが厚く軽いのでこちらにしました。
なかなに渋くて良い感じです。

少し休憩しましたが、この日の午後は小屋はお休みでした。

柳谷。
最初に見る大きな景色です。
見た感じ水量は普通・・・
って、この日は水量が気になって気になって仕方ないです。
盆が明けたからか、この日は登山者の姿を全く見ません。
まぁ時間も遅いので当然ですけど。
ただ、すれ違う人もいなくて少し不安になったりしました。
相変わらず蒲田川上空をヘリが何度も往復しています。

13:20 白出沢出合に到着です。
登山者休憩所があるので再び休憩です。
白出沢では砂防ダム建設の治水工事をしているのでとてもにぎやかです。
工事現場の人と少しお話して、13:40に出発です。

工事のおかげで渡渉がありません。
鉄製の橋で安心して渡れます。

この日は気温も高く湿度もありました。
森の中を歩いていると風も無く、暑くて暑くて仕方ありませんでした。

ヒカリゴケ。
うっすらと光っています。

ごめんなさい、花はあんまり詳しく無いんです。
でも青くてとても綺麗な花でした。

空が青くとても綺麗です。
このまま晴れ続ければ最高の稜線歩きができる♪
と、この時は思ってました・・・

チビ谷です。
8月18日現在、チビ谷には水は流れていませんでした。
またそこから林道を少し歩くと・・・

滝谷非難小屋に出ました。
「覗いてみる?」
と息子に聞くと、フルフルと首を横に振ります。
何か感じるのかな?

さて、一つ目の橋渡り。
今まで色々な山を歩いてきたおかげで、コレくらいの橋は怖がらなくなりましたね。

さて、問題の次の渡渉ですが・・・
水量は通常に戻っています。
大人が渡渉するのは全く問題ないのですが、息子には少し恐怖だったようです。
かたくなに渡ろうとしないので、仕方が無いので別のポイントを探すために少し上流へ歩きました。

滝谷非難小屋。
ぽっかりと開いた入り口がなんとも・・・

50mほど上流に、川幅が70cmほどになるピンポイントを発見しました。
そこでジャンプして渡ります。
靴を濡らさずに渡れました。

安心して一枚。
とりあえず無事に渡渉したので、ここで少し休憩しました。
やはりここが増水したらよっぽど怖いでしょうね。
川の水は短時間で一気に増水します。
と言う事は、短時間で一気に減水もします。
待つ勇気、大切だと思います。
非難小屋が上手側にもあれば、事故は減らせるんじゃないでしょうか・・・?
なんて思ったり。。。
さて、出発しようかと思ったら、下から若い子達の集団が上がってきましたが、やはり渡渉で躊躇している模様です。
先頭の子がためらっている感じがしたので、上流のポイントを説明しました。
数人が無事に渡るのを確認してから私達は出発しました。
まぁ、小学三年生の息子が渡れるんですから、大人はホイッと渡れますよね。

さ、あと1時間、頑張ろう!

コース案内でよく見かける岩。
思ったより大きくてびっくりしました。

南沢です。

南沢には少量の水が流れていました。
ただ、ココもかつて事故があったと思います。
やはり沢渡は水の有無で危険度が変わりますね。
天候の変化が命に直結するのは当然の事。
やはり山は晴れた日に行くようにしましょう。

木道が現れたら小屋が近い証です。
息子は木道が大好きです。

そうですよね、やっぱり。

16:45槍平小屋に到着しました。
5時間以上かかってしまいましたね。。。
テントの受付をします。

幕営完了したら、先ほどの若い子達のグループが到着しました。
息子が熱い眼差しを送ります(笑
男の子5人、女の子5人。
岐阜大学のワンゲル部だそうです。
10人の人数に対してモンベルのテント二張り。
そんなに入れるかな?と思ったら、寝るときは皆さんザックにカバーかけて、
テントの外においなりさんのようにザックを重ねて置いて、さらにシートを被せていました。
人しかテントに入らないんですね。
そんな方法もあるんだ~。

こちらも今回新調したストーブ。
プリムスのスターターセット。
火力が強く、お湯が沸くのが早いです。
この日のメニューはパスタでした。

お湯が沸くまで私はビール。
息子はチーカマのヘタが取れずに悪戦苦闘。
開けられない者、食うべからず(笑

明日昇る南岳方面。
山頂方面かな?明日も晴れるといいな・・・
息子と色々とお話して、20時には寝落ちしてしまったのですが・・・
夜中に雨の音で目が覚めました。
あれ?天気予報では明日は全開で晴れのはずでは・・・?
まぁ、朝までには止むでしょう。
と、この時は安気に思っていました。
おやすみなさい
二日目に続く。
この登山日記を楽しみに見て下さる方が居らっしゃるかどうかは分からないですが、お待たせしました。
基本的に日記代わりに書いているブログです。
首を長くして待ち続けて下さい、不定期更新です。
今回はメモリアル登山となりましたので、いつも以上にクドく語りたいと思います。
それではいつもの長文、行きましょう。
8月18日月曜日
ホントはお盆休みに入った12日からの山行計画でしたが、天候に恵まれずに待ち続けていました。
お盆に入っても梅雨のような天候、もう最悪です。
しかし、ようやく3日間の晴れ間が予報に出てきました。
と言う事でこの日に出発です。
朝9時半、のんびり自宅を出発します。
新穂高に車を走らせ、深山荘の駐車場へ。
最上段に空きがあったので、ほぼ一等地に駐車できました。
さて行きましょう。
新穂高の登山者指導センターで登山計画書を提出します。
計画書は提出用が1通、カミさん用が1通、自分の控えが1通、必ず3通用意します。
提出と同時に気になる滝谷の水量の確認。
もうこの段階で通常の水量に落ち着いているとの事で安心して出発です。
11:10
ロープウェイ通過。今日は乗りませんよ。
久しぶりに空が青く気持ちよいです。
天気、良くなるといいな♪
小鍋谷のゲート。
この日からお盆明けになるので、工事用の車両が通過したのと、警察の車両が通過したのと・・・
蒲田川の水量はもう普通ぐらいだと思います。
ただ、川に沿って延々と水色のヘリが往復しています。
この段階でまだ捜索していたのでしょう。
(後に知りましたが、この日の昼には3名全員見つかったそうです)
4番ポストよりショートカット道。
雨上がりだから滑りやすいのか、この道はいつも滑りやすいのか・・・
歩きやすい道では無いと、ちょっと思います。
12:10穂高平小屋です。
そうそう、今回から息子のザックを新調しました。
ドイターのFOX40です。
オスプレーのジブ35と迷いましたが、ドイターの方がパッドが厚く軽いのでこちらにしました。
なかなに渋くて良い感じです。
少し休憩しましたが、この日の午後は小屋はお休みでした。
柳谷。
最初に見る大きな景色です。
見た感じ水量は普通・・・
って、この日は水量が気になって気になって仕方ないです。
盆が明けたからか、この日は登山者の姿を全く見ません。
まぁ時間も遅いので当然ですけど。
ただ、すれ違う人もいなくて少し不安になったりしました。
相変わらず蒲田川上空をヘリが何度も往復しています。
13:20 白出沢出合に到着です。
登山者休憩所があるので再び休憩です。
白出沢では砂防ダム建設の治水工事をしているのでとてもにぎやかです。
工事現場の人と少しお話して、13:40に出発です。
工事のおかげで渡渉がありません。
鉄製の橋で安心して渡れます。
この日は気温も高く湿度もありました。
森の中を歩いていると風も無く、暑くて暑くて仕方ありませんでした。
ヒカリゴケ。
うっすらと光っています。
ごめんなさい、花はあんまり詳しく無いんです。
でも青くてとても綺麗な花でした。
空が青くとても綺麗です。
このまま晴れ続ければ最高の稜線歩きができる♪
と、この時は思ってました・・・
チビ谷です。
8月18日現在、チビ谷には水は流れていませんでした。
またそこから林道を少し歩くと・・・
滝谷非難小屋に出ました。
「覗いてみる?」
と息子に聞くと、フルフルと首を横に振ります。
何か感じるのかな?
さて、一つ目の橋渡り。
今まで色々な山を歩いてきたおかげで、コレくらいの橋は怖がらなくなりましたね。
さて、問題の次の渡渉ですが・・・
水量は通常に戻っています。
大人が渡渉するのは全く問題ないのですが、息子には少し恐怖だったようです。
かたくなに渡ろうとしないので、仕方が無いので別のポイントを探すために少し上流へ歩きました。
滝谷非難小屋。
ぽっかりと開いた入り口がなんとも・・・
50mほど上流に、川幅が70cmほどになるピンポイントを発見しました。
そこでジャンプして渡ります。
靴を濡らさずに渡れました。
安心して一枚。
とりあえず無事に渡渉したので、ここで少し休憩しました。
やはりここが増水したらよっぽど怖いでしょうね。
川の水は短時間で一気に増水します。
と言う事は、短時間で一気に減水もします。
待つ勇気、大切だと思います。
非難小屋が上手側にもあれば、事故は減らせるんじゃないでしょうか・・・?
なんて思ったり。。。
さて、出発しようかと思ったら、下から若い子達の集団が上がってきましたが、やはり渡渉で躊躇している模様です。
先頭の子がためらっている感じがしたので、上流のポイントを説明しました。
数人が無事に渡るのを確認してから私達は出発しました。
まぁ、小学三年生の息子が渡れるんですから、大人はホイッと渡れますよね。
さ、あと1時間、頑張ろう!
コース案内でよく見かける岩。
思ったより大きくてびっくりしました。
南沢です。
南沢には少量の水が流れていました。
ただ、ココもかつて事故があったと思います。
やはり沢渡は水の有無で危険度が変わりますね。
天候の変化が命に直結するのは当然の事。
やはり山は晴れた日に行くようにしましょう。
木道が現れたら小屋が近い証です。
息子は木道が大好きです。
そうですよね、やっぱり。
16:45槍平小屋に到着しました。
5時間以上かかってしまいましたね。。。
テントの受付をします。
幕営完了したら、先ほどの若い子達のグループが到着しました。
息子が熱い眼差しを送ります(笑
男の子5人、女の子5人。
岐阜大学のワンゲル部だそうです。
10人の人数に対してモンベルのテント二張り。
そんなに入れるかな?と思ったら、寝るときは皆さんザックにカバーかけて、
テントの外においなりさんのようにザックを重ねて置いて、さらにシートを被せていました。
人しかテントに入らないんですね。
そんな方法もあるんだ~。
こちらも今回新調したストーブ。
プリムスのスターターセット。
火力が強く、お湯が沸くのが早いです。
この日のメニューはパスタでした。
お湯が沸くまで私はビール。
息子はチーカマのヘタが取れずに悪戦苦闘。
開けられない者、食うべからず(笑
明日昇る南岳方面。
山頂方面かな?明日も晴れるといいな・・・
息子と色々とお話して、20時には寝落ちしてしまったのですが・・・
夜中に雨の音で目が覚めました。
あれ?天気予報では明日は全開で晴れのはずでは・・・?
まぁ、朝までには止むでしょう。
と、この時は安気に思っていました。
おやすみなさい
二日目に続く。
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