雪崩ビーコン

PENTAGON

2014年11月07日 07:30



先日BC穂高さんの講習に行った時に、アバランチビーコンを買いました。

昨年、山スキーに行くようになったときに、
PIEPSのフリーライドは購入していたのですが、
このフリーライドは入門用と言うか、
安いんですけど機能はそんなに高く無いんです。
持っているだけなら今までのフリーライドだけで良いのですが、
息子とスノーシューで近所の裏山も歩きます。
基本的に息子と歩く時は雪崩れない尾根筋を歩くように心がけているのですが、
やはり万が一の時を考えると、二人でビーコンを持っているほうが安全かと思い、
購入に踏切りました。

今までのフリーライドは1本アンテナタイプで、探索時には少々修練が必要です。
まぁ、探してもらう用のビーコン。。。でしょうか?

今回はPIEPS DSP SPORTを購入。
3本アンテナでより探索しやすいです。

結果的に、ビーコンが二つになったので探索の練習も出来るようになりました。
私も探索の練習は初めてです。
息子にも持たせるので、二人で機械の使い方を練習しました。




先ずは、公園にてフリーライドを送信モードにして隠します。

息子がDSPスポーツの電源を入れ、探索モードにして公園内をウロウロします。
ビーコンの反応が出たら、あとは矢印に沿っていけば簡単に見つかるようです。
DSPスポーツだと、50m四方の公園内だと3分以内に探索してくれるようになりました。
もちろん私も息子に頼んで隠してもらって、使い方の練習しました。
流石に3本アンテナは方向が出るので分かりやすいですね。

続いて今度はDSPスポーツを隠して、フリーライドでの探索練習です。



流石に1本アンテナのフリーライドでの探索は少し難しく、
息子は最初10分ほどかけて探索していました。
送信しているビーコンの電波の発し方は磁石の磁場と同じで、
本体から輪っか状に発しているようです。
ですので、本体方向と逆方向の直線状にも矢印を発する事があるので、
距離を見て電波方向を確認してと、
これは練習しないとうまく探索出来ません。



苦労して探してます(笑

しかし、私も息子も練習を重ねて、
お互いに5分以内には探索出来る様になって来ました。
あとは実際に冬が来たら、自宅前の雪の中にビーコンを埋めて、
位置を探してゾンデ使って探る練習もしてみたいと思います。
息子は宝探しゲームみたいで、かなり楽しいようです。

正直、こんなビーコンを持っていると
「そんなに危ない所に行くの?」
と思われるかもしれませんが、これは安全装備や保険の一つと認識しています。
例えば車で言うと、エアバックであり、最近流行の勝手に止まるブレーキと同じかと思います。
機能は装備していても、作動した事が無い人が多いと思います。
それが正解ですし、普段からそう言う運転を心がけているはずです。
まぁ、正直それらの機械をバンバン作動させるような人の運転には絶対乗りたくないですが・・・

しかし、アバランチビーコンも同じで、捜索にかかわる職務では無い人が
「ビーコンを使って探索した事がある」
と言うのはそれは危険な事だと思うんです。
つまり、その人も雪崩れの危険地帯に居たわけで、
現場の近くを通りそこを通過する予定だったのかも知れないという事。
ルート選択に問題があります。
「ビーコンなんかは長い事持っていても使った事が無い」
と言うのが正解なんだと思います。
そんな人と一緒に山を歩きたいですし、自分もそうなりたいです。

ですので、安全装備の一つとして自分も装備する事にします。
一番いいのは、持っていても使う状況に近づかない事。
しかし、道具を持っていても使えなければ意味が無いので、練習するのです。

この練習、自分も結構楽しいです♪


結果、フリーライドとDSPスポーツではDSPスポーツの方が
圧倒的に探索が楽だし速いと言うことがわかりました。
アンテナが3倍あるだけに、値段も3倍しますが(汗
ただ、唯一フリーライドが優れている点があります。
それはフリーライドは探索中一定時間(任意設定可)が経過すると、
自動で送信モードに切り替わります。
つまり、雪崩の捜索中に二次雪崩が発生した際に埋もれてしまっても、
フリーライドは自動的に送信モードに切り替わるので、探索してもらえると言うことです。
DSPスポーツだと、別売りのバックアップを買わないとそれが出来ません。
是非この機能はDSPの方にも内蔵して欲しいですね。

高い買い物なので・・・

おかげ様で懐寂しくなりましたよ・・・




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