肉・・・
ちがう
おはようございます。
相変わらず、時差ボケのまま早起きです。
庭に出てみると、雲に映る綺麗な朝焼けの色。
いいレア加減な色だなと思ったり、すでに頭から肉の記憶が剥がれない。
そして、朝食は昨日食べきれなかった肉。
もうページの街の思い出はウォルマートと肉。
アンテロープキャニオン、どこ行っちゃった?
なんて事は冗談にしても、相当肉にはやられました。
次元を超えた大きさって、恐怖なんですね。
それはそれで良い思い出です。
さて、お出かけですよ。
車もデカいが家もデカい。
大きいですね、アメリカ。
肉もデカい。
さて、89号を南下しますが、今日の最初の観光ポイントは街から数キロの位置。
ホースシューベンドです。
さて、車を降りて歩きます。
30分ほど歩くようです。
真夏だと炎天下になるので、水を持って行った方が良いでしょうね。
なんだか遠くに見える岩の壁が凄いです。
綺麗ですね~。
少しずつ近づくとわかります。
あの辺だけポコっと地面が無くなっていますね。
そして・・・
ドーン
いや凄いです。
カメラのファインダーに収まり切れません。
かと言って、引いて撮るとそこまで映らないし・・・
そうだ、そんな時のGopro
広角で撮るとこんな感じです。
ホースシューベンドとはよく言ったものですね、まさに「馬の蹄鉄」です。
馬肉って、おろしニンニク醤油で食べると美味しいですよね。
いや、肉はもういいや。
いやしかしホントに足元からすぐに落ち込むこの谷、凄いです。
高さはゆうに300mを越えるそうで、この谷は東京タワーがスッポリ入ってしまう深さです。
下の方に見える植木のような小さな緑色の木々は、一つ一つが見上げるほどに大きな木らしいです。
いや、凄い。
川の流れ一つが、こんなに大きな渓谷を作るのですね。
と言うか、この川はコロラド川です。
この後、この川はグランドキャニオンを形成します。
今ここはグランドキャニオンの上流に位置しています。
コドラド川、凄い。
ホントに、普通のカメラで撮ると全景が入りきりません。
そして何よりこの場所が凄いのは、これだけスッポリ切れ落ちているのに、柵もなんにも無いという事です。
ギリギリまで近づいてみるのもなんにせよ、自己責任でどうぞって事らしいです。
ですので、やっぱり落ちる人は居るらしいです。
流石に事故が多すぎるのか、指定公園にして柵を立てるらしく、工事が始まっていました。
安全にのぞき込むには、この方法がベストです。
やはり、数日前に行ったグースネックと比べてしまいますが、横方向に壮大なのはグースネックですね。
でも、深さがあったり、色があるのはこちらのホースシューベントだと思います。
どちらも甲乙つけがたいですね。
いや、甲乙つける必要もないし、そもそも自分にそんな資格は無いです。
さぁ、じっくり堪能したので、車に戻ります。
しかし、ここは大陸系アジア人がとても多かったです。
駐車場に戻るとバス バス バスでした。
そんななか、日本から来ている方も。。。
ツアーでどこかからか回って来たらしく、「日本人を初めて会ったー」との事でした。
まぁ、それは日本人を初めて見たというよりはそれ以上に大陸の人が沢山居すぎたのでしょうね。
駐車場で、我々のレンタカーと同じ、フォードのトランジットに乗って行かれました。
ただ、向こうはツアー会社の名前が書いてありますが、こちらはレンタカーなので真っ白。
向こうの運転手さんが、「どこのツアー会社よ?」ってな顔でこっちをじっくり見ていきます。
まぁ、普通はこんなデカいレンタカー借りないですもんね。
さて、それでは移動します。
今日はグランドキャニオンまで行きます。
とりあえずは110マイルほど走ります。
道中、一度止まって写真を撮ったものの、私は後ろの席で寝てしまいました。
気が付けば既にグランドキャニオンの入り口でした。
『Desert View Watchtower』(デザートビューウォッチタワー)と言う、グランドキャニオンのサウスリムの東端でした。
グランドキャニオンは、北壁と南壁がありますが、それぞれノースリム、サウスリムと呼びます。
まずは、サウスリムの上流側という事になりますね。
ラスベガスからのツアーですと、こっち側は奥地になるので、日程に余裕のある人しか来れない場所との事でした。
確かに、ここではアジア人は誰も見なかったですね。
そして・・・
グランドキャニオン、どーん。
・・・
凄いですねー。
広いなー。
うん、とりあえず集合写真。
・・・
あれ?なんだろう、この感動の薄さ。
ずっと来たかった場所なのに。。。
うん、とりあえずあのタワーに入ってみましょう。
展望台になっていたり、中にはお土産屋さんがあったりします。
こちらがタワーの吹き抜け部分。
このタワーはこのあたりの先住民族、ホピ族のデザインを取り入れた観光タワーだそうで、1930年代に建てられたとか。
うんうん、Aくん。
後ろのホピの絵をマネするのは良いけど、仲間だと思われないようにそっと離れておくよ。
息子よ、君もか
タワーの展望台に出てみます。
うん、やっぱり凄いね~。
広い、広すぎてピンと来ない。
はるか南にとある山が見えます。
あれは、サンフランシスコピーク。
旅の初日にフラッグスタッフから北に見えた山ですね。
それが南に見えるって事は、フラッグスタッフはそんなに遠くないんですね。
グルーっと回って来て、ようやくスタート地点近くに戻って来たようです。
さてこの後、ここでお昼ご飯を食べて、それからさらに移動です。
サウスリムの
Grand Canyon Village(グランド・キャニオン・ヴィレッジ)まで来ました。
まず、車の中で妹氏ご立腹。
「ちょっと、初めてグランドキャニオンに来たのに、リアクション薄くない?」
だそうで、、、
だって。。。
もうこういう広大な景色、見すぎてきてしまって・・・
正直、感動が薄かったです。
あー、グランドキャニオンだねー。
って感じで。。。
すまぬ、目が肥えてしまった。
グランドキャニオンでまず最初にすることは、Yちゃんと合流です。
覚えてますか?初日のラスベガスで空港に迎えに来てくれていたYちゃん。
アムトラックの大陸横断鉄道で、はるばるロスからやって参りました。
これから行動を共にすることになります。
旅の仲間、ウェルカムです。
そして、バックカントリー・インフォメーションセンターで谷へ行く道の確認。
積雪が無いかとか、注意ポイントは無いかとか、レンジャーからの最新情報を仕入れます。
聞くところによると、水不足が続いていて、ポイントによっては水が出ない所があるでしょう。
との事でした。
まぁ、夏場なら死活問題ですけど、冬ですから大丈夫です。
そして、情報を仕入れたあとはリム歩き。
サウスリムに沿って、観光ポイントを歩きます。
明日、目の前に見えている尾根沿いに、谷へ降ります。
うん、凄いねー。
そうです、壮大すぎてホントにピンと来ないのです。
期待しすぎてハードルを上げすぎたのでしょうか・・・?
この日宿泊のサンダーバードロッジ。
キャニオンデシェイで泊ったホテルもサンダーバードロッジと言う名前でしたね。
ここはホントはリムに面したホテルなので、窓からドーンとグランドキャニオンが見えるはずなんですけど・・・
チェックインは日の入りを過ぎました。
窓の外はうっすら明るいですが、谷底は暗くて見えないです。
明日のチェックアウトも暗いうち。
リムに面したホテルの恩恵が全く無かったりしました(笑
そして夕ご飯はレストランでパスタにしました。
ちゃんとしたレストランなのですが、ナイフとフォークはプラスチック製ですし、皿は紙皿。
決して安いレストランでは無いのです。
先ほど言いました水不足の影響で、皿洗いの水まで回せないようです。
ですので、使い捨てが出来るものを使用しているようでした。
そして、パスタを頼んだら向こうで妹が笑っています。
「どう?ソフト麺」
うほー、アルデンテとか全く無視した、超茹ですぎパスタ。
めっちゃソフト麺。
アメリカでパスタを頼んではイケないと言うのは、この事か。
でも残念なことに嫌いじゃない。
美味しく戴きましたよ~。
と言う事で、この日の行程はおしまいなのですが、これから部屋で荷物の大整理。
明日はとうとうこの旅のメインイベント。(私と息子にとって)
グランドキャニオンを『下山』します。
その為のザックのパッキングやなんだと準備をしてからの就寝でした。
朝が早いので、だいぶ急ぎましたが・・・
うん、イケる。
夢にまで見たグランドキャニオンの下山。
この日の為に、グランドサークルを走り続けてきました。
体にはかなり疲労が蓄積されてますが、大丈夫。
ちょっとドキドキして寝つきが悪かったですが、寝てからはぐっすりでした。
お休みなさい!
8日目へ続く