大地を歩こう › 2015年01月13日
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2015年01月13日
厳冬期 西穂高岳 リベンジも敗退【2日目】
1日目、19時には就寝したものの直ぐに目が覚めてしまいました。
うるさくて・・・
下の食堂で宴会を開いているらしくとっても賑やかでした。
まぁ、消灯時間までは誰がどう過ごそうが自由なので別に良いのです。
問題はその後。
消灯の21時を回ったら隣の部屋に戻ってきていつまでも話笑いが続いてました。
中には泥酔しているのか階段で転んでいる女性も。
隣の部屋の人は小屋番さんに注意されてました。
それでもしばらく喋り続けていましたが。。。
山に何しに来てるんだろう?
まぁ、修行修行。
11時半にはぐっすり出来ましたね。
そして、3時起床です。
身支度して、同じくうるさくて寝付けなかった師匠を起こして朝食をとります。
計画ではヘッデンで歩いて独標付近で日の出、それから山頂と言う感じでしたが・・・
5:00

凄い雪と風。
にしほくんが寒そうです。

そして、丸山の稜線に上がる手前、いきなりの雪庇です。
一晩でこんなに育ちましたか。
師匠が果敢に切り崩しにかかります。
しかし、師匠が先に丸山まで駆け足で行きまして、ダッシュで戻ってきました。
「昨日と同じくらい風と雪がヒドい!」
昨日の風の恐怖が体に染み付いているので、ここでテンションガタ落ちですよ。
と言うことで山荘に一時撤退です。
山荘でお湯を沸かしてコーヒー飲んだり、しばらくどうするか考えた結果、
とりあえず時間を遅らせて様子を見ようと言う事になりました。
1時間ほどして6:30を回った頃、外は風があるものの若干弱くなり雪は減りました。
リスタートをする事に。
7時少し前に再び山荘をスタートします。
山荘直ぐ上で丸山まで行って来た方とすれ違いますが、風が酷くてどうにもならないとの事でした。
我々も丸山まで行きましたが・・・
うん、残念な事に昨日の方が酷い。
この風なら行けちゃうと言う事を体が覚えているので、そのまま次の斜面を登ります。
しかし、12峰前の斜面を登り切った所で、もう1人のメンバーの足が遅れ始めます。
うまくヘルメットやフェイスマスクが合わないようです。
師匠に「彼の装備を見直しますので先に行ってて下さい。」
と言われ、先にどんどん歩き始めました。
たった一人で吹き抜ける風の轟音の中を耐えながら登っていたその時、
一瞬雲が切れて視界が開けました。
独標から先、ピラミッドピークまで見えました。
吹き抜ける雲、舞い上がる雪煙、不気味に美しい山の姿。
その景色に心が震えました。
振り返ると、丸山周辺に数名、さらに後ろに7~8人のパーティーが上がってくるのが見えます。
我々より先行する人は居なさそうでした。
この山の姿を見た瞬間になんだか急にテンションMAX↑↑
「行くぞー!」
「うぉー!」
とか1人で叫びながら風に立ち向かって登り始めました。
この瞬間、自分が世界最強のような気がして、
何故かこんな状態でも今日は西穂まで行ける気がして止まらなくなりました。
ランナーズハイと言うか、クライマーズハイと言うか・・・
10分ほど世界最強を味わった後、冷静に(笑
いや、無理でしょ、これ。
再び視界は雲に覆われて、吹き付ける風に耐えながら歩きます。
12峰手前で隊長が追いついてきたので、影になる場所を探して休憩することにしました。

師匠、余裕の行動食。
もう1人、既にボロボロ。
ここで彼には決断させます。
行くか行かないか。
ここなら1人でも山荘に帰れるので、彼は迷わず即決。
「帰ります」
丸山からは道標がありますが、一箇所視界が悪いと迷う場所があるのでそこだけ注意を促します。
さて、ここからは師匠と2人旅です。
この悪天候の中、師匠は鼻歌交じりで歩きます。
いや、ホントはそうじゃないのかもしれませんが、
私が見る彼の後姿は、楽しくて仕方ない♪という感じで歩いていました。
どんだけ山が好きなんでしょ?
うん、この人やっぱりネジが足りない。間違いない。
再び風は雪混じりとなり、ツブテが体に打ち付けます。
もう修行以外の何物でもない登山ですが、
不思議な事に少し楽しい。
人間、出来なかった事が出来るようになるとなんでも楽しくなるもんです。
独標も休憩することなく素通りし、そのまま10峰も越えて行きます。
明らかに2年前とは違う。
自分のスキルが上がったのか、アイゼンの爪や突っ込んだピッケルが信用できます。
岩場に2本の爪を引っ掛けて登ったり降りたり、それが前は怖くて仕方なかったのですが、今回は大丈夫です。
少しは進化した!
指導を受けながら歩き続け、ピラミッドピークまで来ました。
とりあえず休憩しようと言うことで、山頂を素通りして7峰側の影になる部分の雪を掘って風除けの空間を作ります。
師匠は
「広い広い、テントも張れそう♪」
なんて事を。信じられぬ。
でも、風が当たら無いと急に体が楽に。
なんだかここが天国のような気がしてきました。
某テレビ番組の「ここは天国だなぁ~」発言がこの時理解できましたよ(笑
たまに雲の切れ間からチャンピオンピークへと続く稜線が見えます。
多分、今日は行ける。
山頂まで行ける。
気持ちが行けると言っている。
けど、この悪天候の中リスクを負って山頂まで行く必要があるのか?
天気予報では午後にさらに荒れる予報。
場合によっては雷も。
師匠に進言します。
ここまでにしましょう。
山頂まで行けても、気持ちを維持したまま帰ってくることが難しいかも知れないです。
また山頂は天気の良い時にとっておきたくなりました。
ここで撤収する事にします。
2年前よりさらに条件が悪い中、ここまで来れただけで充分にスキルは上がってます。
よくやってる。
帰りましょう。

と言うことで、休憩後に記念写真。
この日1日、なんだか鼻が苦しいと思ったらゴーグルが逆(笑
写真を見るまで気付きませんでしたよ。
朝ゴーグルを装備して、曇らないように一度も外さなかったからですね。
カッコ悪(笑

そして余裕の師匠。
きっとこの人単独なら、この条件でも奥穂まで歩いてしまう。
写真を撮ったら早々に退散です。
下りはより気をつけながら降りますが、やはり訓練の賜物か確実な足取りで危ない所も通過できます。
全ては師匠のおかげです。
まったく写真も撮らずに降りてきて、さすがに寂しくなったので一枚。

視界もずっとこんな感じでした。
山荘には10:00頃戻りました。
あまりの温かさに頭がボーっと・・・
大げさかも知れませんが、生きて帰ってきた感がハンパ無かったです。

で、ココに来たら必ず食すのが西穂ラーメン。
大好物ですよ。
体も暖まり、荷物の再パッキングが終わったところで下山です。
もう危険箇所も無いですし、風も穏やかです。

11:30ごろ、ロープウェイ西穂口へ戻ってきました。
雪の回廊がとても育っていて見頃です。
凄い高さです。

ロープウェイの乗車口もバリバリに凍っています。
ロープウェイを降りたらいつものひがくの湯へ行こうとしたのですが、冬季休業。
残念。
冬も営業して欲しいものですね~。
中崎温泉の割引券があったのでそちらに戻りました。
お風呂に入って体を温めて、ようやく芯からあたたまりました。
風呂につかりながら、なんだか両方の頬が痛い。
日焼けかな~?
なんて思って鏡で見ると、ゴーグルとバラクラバの間にほんの少しの隙間部分、肌が出ていたところが赤黒い・・・
これは、やってしまいましたね。
恥ずかしい・・・
風呂から上がり、隊長と友人としばし歓談後、またの山行を約束して別れました。
山頂は踏めなかったとはいえ、2年前から比べたら大幅な進歩です。
オッサンになってもまだまだ挑戦できる!
またいつか、厳冬期の西穂山頂へ!
さて、次はどこの山を登ろうかな?
うるさくて・・・
下の食堂で宴会を開いているらしくとっても賑やかでした。
まぁ、消灯時間までは誰がどう過ごそうが自由なので別に良いのです。
問題はその後。
消灯の21時を回ったら隣の部屋に戻ってきていつまでも話笑いが続いてました。
中には泥酔しているのか階段で転んでいる女性も。
隣の部屋の人は小屋番さんに注意されてました。
それでもしばらく喋り続けていましたが。。。
山に何しに来てるんだろう?
まぁ、修行修行。
11時半にはぐっすり出来ましたね。
そして、3時起床です。
身支度して、同じくうるさくて寝付けなかった師匠を起こして朝食をとります。
計画ではヘッデンで歩いて独標付近で日の出、それから山頂と言う感じでしたが・・・
5:00
凄い雪と風。
にしほくんが寒そうです。

そして、丸山の稜線に上がる手前、いきなりの雪庇です。
一晩でこんなに育ちましたか。
師匠が果敢に切り崩しにかかります。
しかし、師匠が先に丸山まで駆け足で行きまして、ダッシュで戻ってきました。
「昨日と同じくらい風と雪がヒドい!」
昨日の風の恐怖が体に染み付いているので、ここでテンションガタ落ちですよ。
と言うことで山荘に一時撤退です。
山荘でお湯を沸かしてコーヒー飲んだり、しばらくどうするか考えた結果、
とりあえず時間を遅らせて様子を見ようと言う事になりました。
1時間ほどして6:30を回った頃、外は風があるものの若干弱くなり雪は減りました。
リスタートをする事に。
7時少し前に再び山荘をスタートします。
山荘直ぐ上で丸山まで行って来た方とすれ違いますが、風が酷くてどうにもならないとの事でした。
我々も丸山まで行きましたが・・・
うん、残念な事に昨日の方が酷い。
この風なら行けちゃうと言う事を体が覚えているので、そのまま次の斜面を登ります。
しかし、12峰前の斜面を登り切った所で、もう1人のメンバーの足が遅れ始めます。
うまくヘルメットやフェイスマスクが合わないようです。
師匠に「彼の装備を見直しますので先に行ってて下さい。」
と言われ、先にどんどん歩き始めました。
たった一人で吹き抜ける風の轟音の中を耐えながら登っていたその時、
一瞬雲が切れて視界が開けました。
独標から先、ピラミッドピークまで見えました。
吹き抜ける雲、舞い上がる雪煙、不気味に美しい山の姿。
その景色に心が震えました。
振り返ると、丸山周辺に数名、さらに後ろに7~8人のパーティーが上がってくるのが見えます。
我々より先行する人は居なさそうでした。
この山の姿を見た瞬間になんだか急にテンションMAX↑↑
「行くぞー!」
「うぉー!」
とか1人で叫びながら風に立ち向かって登り始めました。
この瞬間、自分が世界最強のような気がして、
何故かこんな状態でも今日は西穂まで行ける気がして止まらなくなりました。
ランナーズハイと言うか、クライマーズハイと言うか・・・
10分ほど世界最強を味わった後、冷静に(笑
いや、無理でしょ、これ。
再び視界は雲に覆われて、吹き付ける風に耐えながら歩きます。
12峰手前で隊長が追いついてきたので、影になる場所を探して休憩することにしました。
師匠、余裕の行動食。
もう1人、既にボロボロ。
ここで彼には決断させます。
行くか行かないか。
ここなら1人でも山荘に帰れるので、彼は迷わず即決。
「帰ります」
丸山からは道標がありますが、一箇所視界が悪いと迷う場所があるのでそこだけ注意を促します。
さて、ここからは師匠と2人旅です。
この悪天候の中、師匠は鼻歌交じりで歩きます。
いや、ホントはそうじゃないのかもしれませんが、
私が見る彼の後姿は、楽しくて仕方ない♪という感じで歩いていました。
どんだけ山が好きなんでしょ?
うん、この人やっぱりネジが足りない。間違いない。
再び風は雪混じりとなり、ツブテが体に打ち付けます。
もう修行以外の何物でもない登山ですが、
不思議な事に少し楽しい。
人間、出来なかった事が出来るようになるとなんでも楽しくなるもんです。
独標も休憩することなく素通りし、そのまま10峰も越えて行きます。
明らかに2年前とは違う。
自分のスキルが上がったのか、アイゼンの爪や突っ込んだピッケルが信用できます。
岩場に2本の爪を引っ掛けて登ったり降りたり、それが前は怖くて仕方なかったのですが、今回は大丈夫です。
少しは進化した!
指導を受けながら歩き続け、ピラミッドピークまで来ました。
とりあえず休憩しようと言うことで、山頂を素通りして7峰側の影になる部分の雪を掘って風除けの空間を作ります。
師匠は
「広い広い、テントも張れそう♪」
なんて事を。信じられぬ。
でも、風が当たら無いと急に体が楽に。
なんだかここが天国のような気がしてきました。
某テレビ番組の「ここは天国だなぁ~」発言がこの時理解できましたよ(笑
たまに雲の切れ間からチャンピオンピークへと続く稜線が見えます。
多分、今日は行ける。
山頂まで行ける。
気持ちが行けると言っている。
けど、この悪天候の中リスクを負って山頂まで行く必要があるのか?
天気予報では午後にさらに荒れる予報。
場合によっては雷も。
師匠に進言します。
ここまでにしましょう。
山頂まで行けても、気持ちを維持したまま帰ってくることが難しいかも知れないです。
また山頂は天気の良い時にとっておきたくなりました。
ここで撤収する事にします。
2年前よりさらに条件が悪い中、ここまで来れただけで充分にスキルは上がってます。
よくやってる。
帰りましょう。
と言うことで、休憩後に記念写真。
この日1日、なんだか鼻が苦しいと思ったらゴーグルが逆(笑
写真を見るまで気付きませんでしたよ。
朝ゴーグルを装備して、曇らないように一度も外さなかったからですね。
カッコ悪(笑
そして余裕の師匠。
きっとこの人単独なら、この条件でも奥穂まで歩いてしまう。
写真を撮ったら早々に退散です。
下りはより気をつけながら降りますが、やはり訓練の賜物か確実な足取りで危ない所も通過できます。
全ては師匠のおかげです。
まったく写真も撮らずに降りてきて、さすがに寂しくなったので一枚。

視界もずっとこんな感じでした。
山荘には10:00頃戻りました。
あまりの温かさに頭がボーっと・・・
大げさかも知れませんが、生きて帰ってきた感がハンパ無かったです。

で、ココに来たら必ず食すのが西穂ラーメン。
大好物ですよ。
体も暖まり、荷物の再パッキングが終わったところで下山です。
もう危険箇所も無いですし、風も穏やかです。
11:30ごろ、ロープウェイ西穂口へ戻ってきました。
雪の回廊がとても育っていて見頃です。
凄い高さです。
ロープウェイの乗車口もバリバリに凍っています。
ロープウェイを降りたらいつものひがくの湯へ行こうとしたのですが、冬季休業。
残念。
冬も営業して欲しいものですね~。
中崎温泉の割引券があったのでそちらに戻りました。
お風呂に入って体を温めて、ようやく芯からあたたまりました。
風呂につかりながら、なんだか両方の頬が痛い。
日焼けかな~?
なんて思って鏡で見ると、ゴーグルとバラクラバの間にほんの少しの隙間部分、肌が出ていたところが赤黒い・・・
これは、やってしまいましたね。
恥ずかしい・・・
風呂から上がり、隊長と友人としばし歓談後、またの山行を約束して別れました。
山頂は踏めなかったとはいえ、2年前から比べたら大幅な進歩です。
オッサンになってもまだまだ挑戦できる!
またいつか、厳冬期の西穂山頂へ!
さて、次はどこの山を登ろうかな?