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2018年09月07日
日帰り水晶岳 後半

結構な風が吹きつけ初めて、ガスの水滴に体温を奪われ始めます。
動かないと寒いな、行かないと。
山頂滞在は10分足らず。
来た道を戻ります。
最初の岩場で少し気を使いますが、それを過ぎると快適な道。

7:38水晶小屋に戻りました。
小屋の前に回ってみると、なんだか雨戸も全部閉まってる…
あら?小屋閉めですか?
と、この時は思ってました。
時間に余裕も出来たので、ここで名物の力汁を戴こうと思ったのですが…
残念、また次の機会に。

ワリモ北分岐へ足を進めます。
ここの稜線、こうやって改めて見るととても素敵な道ですね。
来るときは必死過ぎて見えてなかったのかな。

晴れていたらとても素敵な景色でしょう。
なんで昨年息子と歩いた時はそう思わなかったんだろう?
寝れなかった小屋泊の赤牛ピストンでヘロヘロだったからでしょうか。。。
またいつか、歩きに来よう。

8:01ワリモ北分岐に戻りました。(写真は岩苔乗越)
ここで葛藤。
来た道を戻って鷲羽経由で三俣に戻るか、黒部源流に降りて三俣に登るか…
今日来た感じでは多分鷲羽岳へ抜ける方が楽なような気がします。
何気で、黒部源流まではここから400m下げます。そして150m上げ。
昨年経験済みでこの道を下るのは疲れると体が知ってます。
でも、来た道をそのまま戻るのも面白くないので、つらいと分かっていても降りる方を選択してしまいました。

そうと決めたら行きます。
水場。これがホントの黒部源流。黒部の川の最初の一滴・・・
でも、この日は雨の後なので、もっと上からガンガン沢から水が出ていました。

そして、沢沿いに降り始めて後悔。
道が川になってる。。。
ただでさえ歩きにくい下りの道なのに、石の頭を選んで足を置かないとハマります。
なんともトレランシューズ泣かせの道。
降りなきゃ良かったと本気で後悔しました、ウキー。

でも振り返るとアフターカーニバル。
もうこんなに降りてきてしまっている。

でも、前を見るとまたやる気を削がれます。
あれを150m上げるのか…
しかも、明らかに三俣蓮華岳は雲の中ですし、あの辺り雨が降っているのが悲しい事に見えてしまいます。
もう三俣蓮華岳も寄らなくていいや・・・
あぁ・・・
なんでしょう。
目的達成の後の敗北感。

やっと黒部源流の碑。
でも、なぜここなんでしょうね?もっと上にあっても良さそうなんですが…

もう登る足も売り切れてますが、必死に足を上げ続けます。
左足の小指と裏側、豆がつぶれているのが分かります。
痛いけどどうにもなりません。

8:56さらに雨も降ってきた。
もう泣きっ面に蜂ですね、三俣山荘の食堂に避難します。

カレーを注文しました。
疲れた体に染み込みます、ホントに美味しい。
トマトソース強めな感じでピリッと辛く、あっという間に完食してしまいました。
ごちそうさまでした。
お腹も満たされ、体も程よく休めました。

そして外に出ると、なんと雨がやんでる。
鷲羽岳が全開で見え始めてるじゃないですか。
これは良い兆候。
不思議な事に、気分が上がると力も戻ってくるような気がします。
荷物をまとめて三俣峠へ登り返し始めると・・・

めっちゃ晴れてきた。
これを目の前にして、三俣蓮華岳に登らない理由は無いです。
時間にも余裕がありますし、せっかくだから回って帰ろう。

双六方面のカールも綺麗に見えて来ましたね。
売り切れた登る足も、少し帰って来たみたいです。
気分は上場♪

9:45三俣峠。
ここから巻道を帰る気満々だったのに、もう足が勝手に三俣蓮華へ。

9:56 三俣蓮華岳、頂きました!

三種の三角点も久しぶり!

振り返ると、鷲羽岳から水晶岳までの稜線。
いやー、綺麗だな~。水晶岳も晴れて来たな。
まぁタイミングですよね、こういうのは。
水晶の大分上に大きな笠雲があるの、分かりますか?
あれ、薬師岳で出来た傘があそこまで流されてきてるんです。

遠く、赤牛岳とその向こうに立山に劔。

薬師岳と北薬師岳。

富山湾まで見えますね。

反対側は大天井岳。

自分で言うのもなんですが、見えている稜線は殆ど歩いている。凄いな。。。息子、よく歩いた。
これだけ晴れてくると、きっと双六岳の山頂も素敵でしょうね。
せっかく稜線に上がった事ですし、このまま双六岳も回っていきましょう。
一旦下り、また登り返すと丸山です。

丸山からみる黒部五郎岳。
見事なカールですね、綺麗だ~。

振り返ると、鷲羽から水晶、赤牛へと続く稜線。
もう最高♪
ウキウキで双六岳へ足を進めました。
が、しかし…

中道分岐…
またガスが…
これはもう山頂の景色もダメかな?
素直に中道を帰ろうか…
いや、急にガスるという事は、急に晴れるかもしれない。
ほんの少しの希望を胸に、双六岳へ登り返す事にしました。

10:41 うっ…
双六岳山頂、頂きました。
涙が止まりません。
ガスガスですやん…

ホントは、ココにバーンと槍が・・・
まぁ、また来るさ。
しかし、もう足の裏が限界かも。
靴下を脱いで見てみると、なんとも可哀そうな事になってます。
小指の先と足の裏、すまん。
私のわがままに付き合ってくれてありがとう。
ファーストエイドのキットを出して、絆創膏とテーピングで少しでも衝撃を和らげるように処置しました。
これが少し効いたのか、この後痛みは大分薄れました。
さて帰りますか。

それでも、双六のこの稜線は好きですね。
この優しい感じがとてもいい雰囲気です。
この道、すきだなぁ~。

11:07
巻道分岐に帰ってきました。
朝ココを通ってから7時間近くが経った訳ですね。
でも、時間に余裕もあるので良い感じです。
ここまで来れれば、どうあがいても明るいうちに新穂高に着きます。
私のモットーは、「暗いうちに出発しても下山は明るいうち」です。
暗いうちに出発して何かあっても、すぐに明るくなるのでなんとかなります。助けも来てくれます。
でも、だんだん暗くなってから何かあると、次に明るくなるまでの時間が長いのと、そこまで誰にも助けに来てもらえません。
致命的です。
だから山は、早出早着なんですよね。
日が沈んでまで動き続けるリスクは避けたい訳です。
11:15
さて、双六小屋に戻ると…

あら?
小屋閉まってる?
恐る恐る入り口から入ってみると、普通に受付にお姉さんが居ました。
「あー、台風が来てるんで、全部外張りしてるんです。」
なるほど、そうか!
そして気付きます、水晶小屋もそうだったのでしょうね。
ここでコーラチャージ。
甘い炭酸飲料が体に染みわたります。
んまい。
少し休憩もして、11:30に小屋を出発しました。

双六のテン場。
明日台風が来るのに、テントが2張り。
午前中までは持つような予報でしたが…
猛者ですな。

水晶岳、鷲羽岳、双六小屋、ありがとうございました、また来ますね。
あとは修行の道。
双六小屋の時点でこの日の歩行距離は30㎞
累積標高差もかなりのものです。
もう太ももはパンパン。足の裏も処置したとはいいえ、下りになるとなかなかの衝撃を受けます。

12:10
弓折乗越
この辺りで再びガスが切れ始めました。
また晴れそうですね、今日は目まぐるしく天気が変わります。

それでも槍はまだ雲の中ですが、鏡平まで降りれば見れるかな?

12:30
鏡平山荘まで降りてきました。
この時点で日も差し始め、足の負担も大きかったので少し休憩をとることにしました。

名物かき氷を頂きます。
美味し~♪
疲れた体に糖分が浸透して行くのがよくわかります。
今体はスポンジ状態。吸収率が高いです。
もう一杯行きたかったけど、止めておきましょう。

そして荷物をまとめて出発しようとしたのですが、鏡池でまたストップ。
槍が出そう。少し待ってみる事にしました。
結局槍は出てこなかったのですが、待ちながらここで休憩していた御夫婦としばらく歓談しました。
とても優しそうな旦那様に、奥様。話をしていてとても気持ちの良いお二人でした。
夫婦で山をのんびり歩くっての、良いですね。素敵な御夫婦でした。
またどこかの山でお会いできればと思います。
さて、ガンガン降りましょう。

熊のおどり場。
ココを通るときは必ず熊踊りをしなければなりません。
誰も居ないのを良い事に今日も激しく踊るのですが、勿論一人です。
撮ってくれる人も居ないので、お見せできないのが残念です。

13:19シシウドヶ原
いやー、まだあそこまで降りるんだ、厳しいな~。

13:41
ガシガシ歩いて秩父沢出合まで降りてきました。
やっぱり少し水量がありますね。
そして水が綺麗♪

飛び込みたくなる衝動に駆られますが、我慢します。
気持ち良いだろうな~…

そして、ここで最後に槍の穂先が雲の中から一瞬見えました。
良かった、最後に現れた。
やっぱり、槍の存在感は圧倒的ですね、カッコいい。

14:08
ようやく小池新道の入り口です。
登山道は終了、後は8㎞ほどの林道歩きです。
足が・・・
もう…

14:18
重い足を強引に回して、わさび平の小屋に辿り着きました。
暗い時には気付きませんでした、小屋が新しくなってる。。。
あれ?去年もそうだったのかな?

そしてコレ。
もう止まりませんでした。
きゅうり、トマト、塩、三種の神器が揃ってます。もう手にしない訳が無い。
美味しかった。。。

さて、後は林道を行きます。
緩い下りが続くので、もう重力に体重を預けます。
体が勝手に前に進むので、それに逆らわないようにすると惰性で走る訳です。
ヘタに抑えると、逆に足がつらい。。。

15:08
そしてゲートを越えた後、この橋を渡るときのこの景色。
これを見ると帰ってきた感が半端無いですね。
長かった~。
新穂高の登山者センターに下山届を出して、後は車に戻ります。

最後は安定のひがくの湯。
もう説明は要りませんね!
なんとか、これでこの三ヶ月の締めをするには最高の登山が出来ました。
これでまた明日から、適当に頑張れる。
頑張れると言うか、自信がつきました。
歩行距離46㎞ 累積標高差±3460m
15時間20分
よく歩きました。明日の自分、自信持っていいぞ!
いつも一緒にいる息子が居ない一人での山でしたが、たまには良いですね。
自分と向き合う時間が長く、色々考えたり無心になれる時間が多いです。
息子も忙しくなってきているようですし、今後はソロが増えるかな…?
さぁ、次はいよいよ、百高山の締めですね。
今月の後半の連休、南アルプスへ行きますか!
2018年09月06日
日帰り水晶岳 前半
今年もやって参りました、一年に一度の挑戦的なソロ登山。
昨年は槍ヶ岳・双六岳1Dayでした。
その時、帰り道にお話ししていた方は日帰りで鷲羽岳、もう一人は水晶岳と聞いていたので、そのプランがずっと頭に残っていました。
昨年はなんのトレーニングもせずに臨みましたが、今年はこっそりとトレーニングに励んで来ていました。
実はこの3か月、ランニングや千段階段を淡々とこなし、体重は8㎏落ちました。あともう少しの間だけ、息子には負けたくないので(^^;
という事で、始めましょう。
9月2日夜、夕飯が終わってから車を走らせます。
新穂高の深山荘前の登山者駐車場。
前日大雨だったことと、後に台風が来る予報のおかげか、駐車場には充分な空きがあり最上段に停める事ができました。
先に出発の準備を済ませてから、仮眠を取ることにしました。
多分、1時間半は寝れたと思います。
11:30に目覚ましが鳴り、そこから体を目覚めさせます。
「日帰り」が目的なので、0:00まで体をほぐし、準備運動をしたのち、時計を確認。
9月3日
0:01スタートです。

新穂高登山者センター。
ここで登山計画書を提出し、トイレに寄り0:09出発です。

今日は左俣林道。
この時間に歩くなら、右俣より断然左俣です。
あっちはこの時間に出ると、丁度2時頃に滝谷を通るんですよね~。
怖いですもん。

さて、夜なので特に撮るものも無く足を進めます。
0:56ワサビ平小屋。

1:08小池真道の入り口に来ました。
ここまではゆるっとした林道なのですが、私はもともとランナー系の体格では無いので走るのは苦手です。
平坦っぽい所だけ小走りで来ました。ガチっとは走れません。

1:33秩父沢出合
登山道に入れば本領発揮。ガシガシ登りますよ~。
暗いので良く分からないですが、少し水量は多いように感じます。
やっぱり前日の雨が効いてるかな?
その後は、脇目も振らず、休みもせずひたすら高度を稼ぎます。

2:34ここで初めて足を停めました。
一瞬、ため息がでてしまいましたよ、夜の鏡池。
月明かりにぼんやり見えるに槍ヶ岳と、それが綺麗に映る池。とても綺麗でした。
あ~、なんて素敵な景色だろう。
これを綺麗に写真に収める技術があれば…
スマホのカメラではこれが限界です。
見た景色をお伝え出来ずに残念です。

という事で、写真を撮ったりなんだりで2:39に鏡平小屋です。
そのまま通過。
一気に稜線まで高度を上げて弓折乗越で3:10でした。
新穂高からの標高差は1500mを越えているので、500m/hで標高を稼いでいます。
ここまで水平距離も11キロを越えているので、なかなかのペースです。
ここからは軽いアップダウンを行くだけなので、そこそこ快走で足を進める事が出来ました。
写真を撮り忘れましたが、3:50に双六小屋に到着です。
テントを撤収して出発する人や、小屋から出てくる人が居ました。
そうですね、そんな時間ですね。
ここで一旦ザックを下ろしてハイドレーションの中の水の量を確認します。まだ十分なので補充はしなくて良さそうです。
しかし、新穂高から双六の小屋まで4時間切るとは、この年なりに進化しましたね。トレーニングの成果が出てます。
おにぎりを一つ頬張り、3:55に出発。

4:03巻道分岐です。
季節も秋近く、日の出も遅いので双六岳に上がるのは止めにします。
このまま巻道を通って一気に三俣まで行きましょう。

三俣峠直前、東の空が明るんで来ました。
綺麗ですね~、このまま今日は晴れると良いな。

三俣峠から下って来る途中。
目の前の景色に思わず足を止めてしまいました。
凄く美しいと言う訳では無いのですが、山荘の明かりと薄暗い鷲羽岳が、一日の始まる感じを漂わせてなんとも言えない雰囲気でした。
なんとなく、まな板で大根を切るトントンと言う音、くつくつ言う鍋から漂う味噌汁の香り、そんなイメージが頭の中に広がりました。
いいですね、この雰囲気。とても素敵です。

5:10三俣山荘に到着です。
先ほどの勝手なイメージでお腹がグルグル言い出したので、またここでおにぎりを一つ頬張ります。
大分ギリギリで来てるので、鷲羽の登りの前に足を少しほぐします。
5分ほど休んで一気に登ります。
駆ける事は出来ませんが、それなりに最大速で足を上げ続けます。

5:55
鷲羽岳山頂、頂きました。
凄い、新穂高から6時間切れた。おじさんまだ頑張れる。
頑張らなくてもいいけど、頑張ればやれるもんですね。

鷲羽池の向こうに大天井、常念、槍ヶ岳に穂高まで、綺麗だな~。

西釜尾根に双六、笠ヶ岳まで見えます。

こちらは同じく昨年息子と歩いた裏銀座。
野口五郎岳と南真砂岳。

そしてこれから行く水晶岳。
さぁ、ゆっくりもしていられない、写真を撮ったら即出発です。

6:18ワリモ岳通過。
山頂は通らないんですね、知らなかったです。

6:26ワリモ北分岐です。
ようやく水晶岳が射程圏内に入ってきた感じです。

ワリモ北分岐から水晶小屋までの道は、歩きやすい道です。
ほぼ水平移動なので、負担が軽くて快速です。

湯俣川に日が射します、これも幻想的で綺麗ですね~。

6:45水晶小屋の裏の分岐に到着しました。
残念なことに水晶岳の山頂はガスの中に入ってきましたね・・・
小屋はとりあえず通過して、水晶岳に向かいますが、運動量が半端ないのかとにかくお腹が減ります。
ここでもう一つおにぎりを頬張ります。
あと少し、行きましょう!
そこからはさらに吹き付ける風も強くなり、ガスも濃くなってきましたが快速で行きます。

7:10水晶岳山頂頂きました!
新穂高から22.5㎞ 7時間10分 腹減った!自分よく頑張ったわ~。
CTだと新穂高から13時間20分なので、かなり良いペースで来ました。
正直、自分の中のUターンリミットの10時ギリギリになるんじゃ無いかと思ってましたが…
ガスガスで何も見えないですが、ここ最近のトレーニングの成果が出て自分的に満足しています。
消費カロリーが多かったのか、お腹がグルグル泣きっぱなしです、最後のおにぎりを頬張ります。
あとは行動食でなんとかしましょう。
消化が進むように、ゆっくりと米をかみしめます。
モグモグしながら色々な事が頭をよぎりました。
この3ヶ月、自分と向き合う良い時間でした。
結局答えは出なかったんですけど、もうちょっと楽に生きて良い。命いっぱい頑張る必要性は無い。
やるときにやれれば、それで良いんだな、と思えるようになりました。
いや、答えは足元にあったんだ、気付きたく無かったんでしょう。
こうやって山に送り出してくれるカミさんにも、ホントにありがたいと思わないと。
思っていても行動で示さないと駄目なんだろうけど、それは次のステップですね。
子供達にも心配かけていただろうな。。。
さぁ、帰ろう。
後半へ続く
昨年は槍ヶ岳・双六岳1Dayでした。
その時、帰り道にお話ししていた方は日帰りで鷲羽岳、もう一人は水晶岳と聞いていたので、そのプランがずっと頭に残っていました。
昨年はなんのトレーニングもせずに臨みましたが、今年はこっそりとトレーニングに励んで来ていました。
実はこの3か月、ランニングや千段階段を淡々とこなし、体重は8㎏落ちました。あともう少しの間だけ、息子には負けたくないので(^^;
という事で、始めましょう。
9月2日夜、夕飯が終わってから車を走らせます。
新穂高の深山荘前の登山者駐車場。
前日大雨だったことと、後に台風が来る予報のおかげか、駐車場には充分な空きがあり最上段に停める事ができました。
先に出発の準備を済ませてから、仮眠を取ることにしました。
多分、1時間半は寝れたと思います。
11:30に目覚ましが鳴り、そこから体を目覚めさせます。
「日帰り」が目的なので、0:00まで体をほぐし、準備運動をしたのち、時計を確認。
9月3日
0:01スタートです。

新穂高登山者センター。
ここで登山計画書を提出し、トイレに寄り0:09出発です。

今日は左俣林道。
この時間に歩くなら、右俣より断然左俣です。
あっちはこの時間に出ると、丁度2時頃に滝谷を通るんですよね~。
怖いですもん。

さて、夜なので特に撮るものも無く足を進めます。
0:56ワサビ平小屋。

1:08小池真道の入り口に来ました。
ここまではゆるっとした林道なのですが、私はもともとランナー系の体格では無いので走るのは苦手です。
平坦っぽい所だけ小走りで来ました。ガチっとは走れません。

1:33秩父沢出合
登山道に入れば本領発揮。ガシガシ登りますよ~。
暗いので良く分からないですが、少し水量は多いように感じます。
やっぱり前日の雨が効いてるかな?
その後は、脇目も振らず、休みもせずひたすら高度を稼ぎます。

2:34ここで初めて足を停めました。
一瞬、ため息がでてしまいましたよ、夜の鏡池。
月明かりにぼんやり見えるに槍ヶ岳と、それが綺麗に映る池。とても綺麗でした。
あ~、なんて素敵な景色だろう。
これを綺麗に写真に収める技術があれば…
スマホのカメラではこれが限界です。
見た景色をお伝え出来ずに残念です。

という事で、写真を撮ったりなんだりで2:39に鏡平小屋です。
そのまま通過。
一気に稜線まで高度を上げて弓折乗越で3:10でした。
新穂高からの標高差は1500mを越えているので、500m/hで標高を稼いでいます。
ここまで水平距離も11キロを越えているので、なかなかのペースです。
ここからは軽いアップダウンを行くだけなので、そこそこ快走で足を進める事が出来ました。
写真を撮り忘れましたが、3:50に双六小屋に到着です。
テントを撤収して出発する人や、小屋から出てくる人が居ました。
そうですね、そんな時間ですね。
ここで一旦ザックを下ろしてハイドレーションの中の水の量を確認します。まだ十分なので補充はしなくて良さそうです。
しかし、新穂高から双六の小屋まで4時間切るとは、この年なりに進化しましたね。トレーニングの成果が出てます。
おにぎりを一つ頬張り、3:55に出発。

4:03巻道分岐です。
季節も秋近く、日の出も遅いので双六岳に上がるのは止めにします。
このまま巻道を通って一気に三俣まで行きましょう。

三俣峠直前、東の空が明るんで来ました。
綺麗ですね~、このまま今日は晴れると良いな。

三俣峠から下って来る途中。
目の前の景色に思わず足を止めてしまいました。
凄く美しいと言う訳では無いのですが、山荘の明かりと薄暗い鷲羽岳が、一日の始まる感じを漂わせてなんとも言えない雰囲気でした。
なんとなく、まな板で大根を切るトントンと言う音、くつくつ言う鍋から漂う味噌汁の香り、そんなイメージが頭の中に広がりました。
いいですね、この雰囲気。とても素敵です。

5:10三俣山荘に到着です。
先ほどの勝手なイメージでお腹がグルグル言い出したので、またここでおにぎりを一つ頬張ります。
大分ギリギリで来てるので、鷲羽の登りの前に足を少しほぐします。
5分ほど休んで一気に登ります。
駆ける事は出来ませんが、それなりに最大速で足を上げ続けます。

5:55
鷲羽岳山頂、頂きました。
凄い、新穂高から6時間切れた。おじさんまだ頑張れる。
頑張らなくてもいいけど、頑張ればやれるもんですね。

鷲羽池の向こうに大天井、常念、槍ヶ岳に穂高まで、綺麗だな~。

西釜尾根に双六、笠ヶ岳まで見えます。

こちらは同じく昨年息子と歩いた裏銀座。
野口五郎岳と南真砂岳。

そしてこれから行く水晶岳。
さぁ、ゆっくりもしていられない、写真を撮ったら即出発です。

6:18ワリモ岳通過。
山頂は通らないんですね、知らなかったです。

6:26ワリモ北分岐です。
ようやく水晶岳が射程圏内に入ってきた感じです。

ワリモ北分岐から水晶小屋までの道は、歩きやすい道です。
ほぼ水平移動なので、負担が軽くて快速です。

湯俣川に日が射します、これも幻想的で綺麗ですね~。

6:45水晶小屋の裏の分岐に到着しました。
残念なことに水晶岳の山頂はガスの中に入ってきましたね・・・
小屋はとりあえず通過して、水晶岳に向かいますが、運動量が半端ないのかとにかくお腹が減ります。
ここでもう一つおにぎりを頬張ります。
あと少し、行きましょう!
そこからはさらに吹き付ける風も強くなり、ガスも濃くなってきましたが快速で行きます。

7:10水晶岳山頂頂きました!
新穂高から22.5㎞ 7時間10分 腹減った!自分よく頑張ったわ~。
CTだと新穂高から13時間20分なので、かなり良いペースで来ました。
正直、自分の中のUターンリミットの10時ギリギリになるんじゃ無いかと思ってましたが…
ガスガスで何も見えないですが、ここ最近のトレーニングの成果が出て自分的に満足しています。
消費カロリーが多かったのか、お腹がグルグル泣きっぱなしです、最後のおにぎりを頬張ります。
あとは行動食でなんとかしましょう。
消化が進むように、ゆっくりと米をかみしめます。
モグモグしながら色々な事が頭をよぎりました。
この3ヶ月、自分と向き合う良い時間でした。
結局答えは出なかったんですけど、もうちょっと楽に生きて良い。命いっぱい頑張る必要性は無い。
やるときにやれれば、それで良いんだな、と思えるようになりました。
いや、答えは足元にあったんだ、気付きたく無かったんでしょう。
こうやって山に送り出してくれるカミさんにも、ホントにありがたいと思わないと。
思っていても行動で示さないと駄目なんだろうけど、それは次のステップですね。
子供達にも心配かけていただろうな。。。
さぁ、帰ろう。
後半へ続く
2017年09月06日
槍ヶ岳・双六岳 新穂高から日帰り その3
さて、どうしたものか・・・
間に合わなかったから仕方ないと自分に言い訳したかったのに、間に合ってしまったら行くしか無いですよね。
行かなければ、計画を練っていた頃の自分に負けるような気がしてしまって。
とりあえず、小屋でコーラを買ってテラスでコーラチャージ。
炭酸飲料が体を潤します。
と、隣のテーブルでは生ビール行ってる人が・・・
なんともうらやましす。
でも・・・
はて、どこかで見かけたことがあるような方・・・?
さて、禁断のコーラ一気飲みした後、やると決めたらやるの気持ちで双六岳を目指します。
CTは往復2時間ほど。
9:50スタートします。
最初のハイマツ帯の登りが疲れた足にビシビシ刺激を与えてくれます。
さらに、一気に飲んだコーラがお腹の中でチャポンチャポン。
ガシガシ上りながら「ゲフー」とか、自分、かなりお下品。
何かに申し訳無いとか思いながら登って行きました。

15分で巻き道分岐を通り過ぎ、中道分岐まで来ました。
おーし、どんどん行きます。
そこから少し岩の斜面を駆け上がり、斜度が緩くなると・・・

コレですよ、コレ。
双六の稜線。
何回来てもココは好きです。凄く好きです。

振り返ると、槍へ続く道。
そう、槍ヶ岳・双六岳ワンデイをやりたかった理由は、槍から歩いて来て、ココから槍を見ながら
「あそこから来てやったぜ!」
と自己満足に浸りたかったからです。
もう感無量です。
貸切、双六の稜線!
ホントに無理してでも来て良かった!
槍が見え隠れしてるのは残念ですが、チラッと見えただけでも充分です♪

と言う事で、10:30に双六岳の山頂を頂きました!

こちらも頂いておきます。

さらに三角点。
二等三角点
点名「中俣岳」


山頂は晴れていましたが、周りは少しガスが出始めていました。
鷲羽方面はガスで見えず、槍もガス。
少し、槍が見えるのを待ちました。

と、一瞬。
これが精一杯でした。
でも充分、ありがとうございます。
と言う事で、双六岳山頂の全天球。
ガスを待っている間、後から来られた方と少しお話しました。
先ほど双六の小屋でビール頂いてた方。
なんと、同じく飛騨地区で、家は隣町だったり。
しかし、この方どこかで見かけたことがある方・・・
と言うか、多分ヤマレコでフォロー頂いてる方のような気がします。
でも、その時は何も言えずにお別れしてしまいました。
もう、足がトコトン疲れていたのと、お腹が減ってグーグーなってたので、小屋に戻って何か食べたかったのです。
後でヤマレコで、やっぱりその方だった事が判明しました(^^)
またどこかの山でお会いできると良いですね♪

さて、居合わせた方にお別れして小屋へ戻ります。
双六岳、ありがとうございました!

20分ほどで小屋に戻り、おひるごはんです。
先々週息子と来た時は五目ラーメンだったので、今回は皿うどんにするつもりが売り切れ・・・
カルビ丼にいたしました。
満足です。

ご飯中に一瞬顔を出してくれた鷲羽岳。
やっぱりカッコイイな~。
今度は鷲羽岳日帰りやってみるかな?
さて、双六岳も行けましたし、御飯も食べたし、後は帰るだけですね。
新穂高までCTで6時間ほど。
疲れた足でどのくらいで行けるかな?

11:55、スタートします。
ここの冬季小屋、いつも思いますけどハイジっぽい。
イメージの話ですが・・・(^^;

双六小屋のロケーション、ここも素敵ですね。
今回みたいな一気に回る山も良いですが、やっぱり山に来るならテントで泊まりたいですね。
さて、ここから先は弓折の稜線を行きます。
2週間前に歩いたばかりなのであんまり新鮮さはありませんが・・・

花見平。
ここは2週間前には雪があったのに、跡形も無くなってます。
雪ってそんなに早く溶けるのですね。結構あったのに・・・

稜線から、最後に双六岳が見えるとこです。
ありがとうございました、また来ますね。

12:35
弓折の分岐
ここから下り始めた瞬間、ずっと道は雲の中でした。
景色も見れず、ただ黙々と下るだけの道。
自分との戦いになって来ましたね。

13:20
鏡平の小屋はテラスで5分ほど休みましたが、スルー。
鏡池は今日も開店休業です。
だーれも居ません。
2連続で槍は拝めませんでした。

恒例の熊のおどり場。
せっかく熊踊りを踊っても、見てくれる人も撮ってくれる人も居ません。
動画でお見せ出来ないのが残念です。

13:45
シシウドヶ原、通過。
しかしその後のイタドリヶ原で休憩。10分ほど足を休めました。
その間に、トレラン風の方が2名追い越して行きました。

14:25
秩父沢。
ここも先々週は直ぐ上に大きな雪渓があったのに・・・
無くなってますね。
あの先のガスの中にはあるのかな?
ここも休憩せずに通過しました。
するとこの後、先ほど追い抜いていったトレランの方1名と同じペースで下る事になり、色々お話しました。
新潟から来られたそうで、夜0:00頃に新穂高をスタートし、鷲羽岳を日帰りされたとか。
朝はもう一名石川から来られた方と一緒に前半を歩き、その人は水晶岳を日帰りされるとか。
凄い人たちが居るものです。
で、私も0:00時に新穂高発で槍の西鎌回りですよ~。
と伝えたところで・・・
「朝4時頃、飛騨沢に居ませんでしたか?」
と聞かれて私もハッとしました。
「朝4時頃、弓折の稜線歩いてませんでしたか?」
と、ここでつじつまが合いました。
御互いに「あー!」ってなりました。
朝、私が見た二つのヘッデンの明かりはこちらの方達であり、向こうも飛騨沢を単独で登っている人が居ると見ていたらしいです。
あの時やっぱり、御互いにそれぞれ遠くのヘッデンの明かりを見て、奇特な人が居るもんだと思ってたみたいですね。
なんとも、奇跡的な出会いです。
しばらくは色々話ながら、ワサビ平の小屋まで一緒に歩かせて頂きました。
それまで寡黙に歩くだけだった道が、突然楽しい道になりました。
ありがとうございました。
イタドリヶ原から足を休めて無かったので、私はワサビ平の小屋で休憩する事にしましたが、新潟のお兄さんは明日も仕事と言うことで、そのまま下っていかれました。
また、どこかの山で!

15:00
と言う事で、ワサビ平の小屋に到着です。
ここに寄った理由はたった一つ。

こやつです。
捕食のターゲット。
ただのトマトなのに、塩が置いてあるだけでもうズルい。
ガシっと頂きました。
疲れた体に冷えたトマトが染み渡ります。
塩分補給もたまりません。
ここで最後の足休憩をとりました。
あとは新穂高まで1時間ちょっとのCTですね。
15:15頃にスタートします。
最後の林道は、少し走りましょう。
自分に負荷をかけないと。
と言っても、流石に他の人が居ると走るのはあまり宜しくないので、対向から人が来る時や、人を追い抜くときは歩きます。
走ったり歩いたり繰り返しながら・・・

15:45
左俣のゲートに到着しました。
登山道、終わったー!

あと残り5分ほど歩いて、登山者センターに到着です。
右から入って、左から降りてきました。
ここで、下山届けを提出して今回の山行、おしまいです。
自分よく頑張った!
さらに登山者駐車場まで歩き、ここで今日の歩きは終了です。
とりあえず汗を流したいので・・・

安定のひがくの湯ですね。
さっぱりしました♪
いやー、16時間ホントによく歩きました。
予想以上に自分って歩けるんだな~と言うのを認識できましたね。
38km弱、累積標高差3100mほど。
良いトレーニングになりました。
これ、一月に一回くらいできればかなり足が強くなるでしょうね。
体が持たないかな?
さて、それでは今月の大きな仕事、行ってきます。
10日ほどの出張。
今年もうまく行きますように!
間に合わなかったから仕方ないと自分に言い訳したかったのに、間に合ってしまったら行くしか無いですよね。
行かなければ、計画を練っていた頃の自分に負けるような気がしてしまって。
とりあえず、小屋でコーラを買ってテラスでコーラチャージ。
炭酸飲料が体を潤します。
と、隣のテーブルでは生ビール行ってる人が・・・
なんともうらやましす。
でも・・・
はて、どこかで見かけたことがあるような方・・・?
さて、禁断のコーラ一気飲みした後、やると決めたらやるの気持ちで双六岳を目指します。
CTは往復2時間ほど。
9:50スタートします。
最初のハイマツ帯の登りが疲れた足にビシビシ刺激を与えてくれます。
さらに、一気に飲んだコーラがお腹の中でチャポンチャポン。
ガシガシ上りながら「ゲフー」とか、自分、かなりお下品。
何かに申し訳無いとか思いながら登って行きました。

15分で巻き道分岐を通り過ぎ、中道分岐まで来ました。
おーし、どんどん行きます。
そこから少し岩の斜面を駆け上がり、斜度が緩くなると・・・

コレですよ、コレ。
双六の稜線。
何回来てもココは好きです。凄く好きです。

振り返ると、槍へ続く道。
そう、槍ヶ岳・双六岳ワンデイをやりたかった理由は、槍から歩いて来て、ココから槍を見ながら
「あそこから来てやったぜ!」
と自己満足に浸りたかったからです。
もう感無量です。
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貸切、双六の稜線!
ホントに無理してでも来て良かった!
槍が見え隠れしてるのは残念ですが、チラッと見えただけでも充分です♪

と言う事で、10:30に双六岳の山頂を頂きました!

こちらも頂いておきます。

さらに三角点。
二等三角点
点名「中俣岳」


山頂は晴れていましたが、周りは少しガスが出始めていました。
鷲羽方面はガスで見えず、槍もガス。
少し、槍が見えるのを待ちました。

と、一瞬。
これが精一杯でした。
でも充分、ありがとうございます。
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と言う事で、双六岳山頂の全天球。
ガスを待っている間、後から来られた方と少しお話しました。
先ほど双六の小屋でビール頂いてた方。
なんと、同じく飛騨地区で、家は隣町だったり。
しかし、この方どこかで見かけたことがある方・・・
と言うか、多分ヤマレコでフォロー頂いてる方のような気がします。
でも、その時は何も言えずにお別れしてしまいました。
もう、足がトコトン疲れていたのと、お腹が減ってグーグーなってたので、小屋に戻って何か食べたかったのです。
後でヤマレコで、やっぱりその方だった事が判明しました(^^)
またどこかの山でお会いできると良いですね♪

さて、居合わせた方にお別れして小屋へ戻ります。
双六岳、ありがとうございました!

20分ほどで小屋に戻り、おひるごはんです。
先々週息子と来た時は五目ラーメンだったので、今回は皿うどんにするつもりが売り切れ・・・
カルビ丼にいたしました。
満足です。

ご飯中に一瞬顔を出してくれた鷲羽岳。
やっぱりカッコイイな~。
今度は鷲羽岳日帰りやってみるかな?
さて、双六岳も行けましたし、御飯も食べたし、後は帰るだけですね。
新穂高までCTで6時間ほど。
疲れた足でどのくらいで行けるかな?

11:55、スタートします。
ここの冬季小屋、いつも思いますけどハイジっぽい。
イメージの話ですが・・・(^^;

双六小屋のロケーション、ここも素敵ですね。
今回みたいな一気に回る山も良いですが、やっぱり山に来るならテントで泊まりたいですね。
さて、ここから先は弓折の稜線を行きます。
2週間前に歩いたばかりなのであんまり新鮮さはありませんが・・・

花見平。
ここは2週間前には雪があったのに、跡形も無くなってます。
雪ってそんなに早く溶けるのですね。結構あったのに・・・

稜線から、最後に双六岳が見えるとこです。
ありがとうございました、また来ますね。

12:35
弓折の分岐
ここから下り始めた瞬間、ずっと道は雲の中でした。
景色も見れず、ただ黙々と下るだけの道。
自分との戦いになって来ましたね。

13:20
鏡平の小屋はテラスで5分ほど休みましたが、スルー。
鏡池は今日も開店休業です。
だーれも居ません。
2連続で槍は拝めませんでした。

恒例の熊のおどり場。
せっかく熊踊りを踊っても、見てくれる人も撮ってくれる人も居ません。
動画でお見せ出来ないのが残念です。

13:45
シシウドヶ原、通過。
しかしその後のイタドリヶ原で休憩。10分ほど足を休めました。
その間に、トレラン風の方が2名追い越して行きました。

14:25
秩父沢。
ここも先々週は直ぐ上に大きな雪渓があったのに・・・
無くなってますね。
あの先のガスの中にはあるのかな?
ここも休憩せずに通過しました。
するとこの後、先ほど追い抜いていったトレランの方1名と同じペースで下る事になり、色々お話しました。
新潟から来られたそうで、夜0:00頃に新穂高をスタートし、鷲羽岳を日帰りされたとか。
朝はもう一名石川から来られた方と一緒に前半を歩き、その人は水晶岳を日帰りされるとか。
凄い人たちが居るものです。
で、私も0:00時に新穂高発で槍の西鎌回りですよ~。
と伝えたところで・・・
「朝4時頃、飛騨沢に居ませんでしたか?」
と聞かれて私もハッとしました。
「朝4時頃、弓折の稜線歩いてませんでしたか?」
と、ここでつじつまが合いました。
御互いに「あー!」ってなりました。
朝、私が見た二つのヘッデンの明かりはこちらの方達であり、向こうも飛騨沢を単独で登っている人が居ると見ていたらしいです。
あの時やっぱり、御互いにそれぞれ遠くのヘッデンの明かりを見て、奇特な人が居るもんだと思ってたみたいですね。
なんとも、奇跡的な出会いです。
しばらくは色々話ながら、ワサビ平の小屋まで一緒に歩かせて頂きました。
それまで寡黙に歩くだけだった道が、突然楽しい道になりました。
ありがとうございました。
イタドリヶ原から足を休めて無かったので、私はワサビ平の小屋で休憩する事にしましたが、新潟のお兄さんは明日も仕事と言うことで、そのまま下っていかれました。
また、どこかの山で!

15:00
と言う事で、ワサビ平の小屋に到着です。
ここに寄った理由はたった一つ。

こやつです。
捕食のターゲット。
ただのトマトなのに、塩が置いてあるだけでもうズルい。
ガシっと頂きました。
疲れた体に冷えたトマトが染み渡ります。
塩分補給もたまりません。
ここで最後の足休憩をとりました。
あとは新穂高まで1時間ちょっとのCTですね。
15:15頃にスタートします。
最後の林道は、少し走りましょう。
自分に負荷をかけないと。
と言っても、流石に他の人が居ると走るのはあまり宜しくないので、対向から人が来る時や、人を追い抜くときは歩きます。
走ったり歩いたり繰り返しながら・・・

15:45
左俣のゲートに到着しました。
登山道、終わったー!

あと残り5分ほど歩いて、登山者センターに到着です。
右から入って、左から降りてきました。
ここで、下山届けを提出して今回の山行、おしまいです。
自分よく頑張った!
さらに登山者駐車場まで歩き、ここで今日の歩きは終了です。
とりあえず汗を流したいので・・・

安定のひがくの湯ですね。
さっぱりしました♪
いやー、16時間ホントによく歩きました。
予想以上に自分って歩けるんだな~と言うのを認識できましたね。
38km弱、累積標高差3100mほど。
良いトレーニングになりました。
これ、一月に一回くらいできればかなり足が強くなるでしょうね。
体が持たないかな?
さて、それでは今月の大きな仕事、行ってきます。
10日ほどの出張。
今年もうまく行きますように!
2017年09月05日
槍ヶ岳・双六岳 新穂高から日帰り その2
6:50
関門の7時前になんとか槍ヶ岳山荘を出発しましたが、設定の7時ギリギリです。適当に決めたとは言え、自分の時間の読みの正確さが恨めしかったりします。全然余裕が無いです。
まずは千丈乗越までのCT50分の急な下り坂。
ここが結構ザレザレで歩きにくかったです。

振り返ると槍ヶ岳。
ありがとうございました。
一気に高度を下げて行きます。
すれ違う人も無く、キュンキュン下っていくと・・・

7:20
約30分ほどで千丈乗越に到着しました。
やっぱりCTの60%ぐらいですね。
ここで少し足を休めます。
やはり新穂高からここまで一気に来ているので、足が少し動かなくなっているのが自分でもわかります。

ジャンダルム!
相変わらずカッコイイ形ですね。
多くの人の心を掴んでしまう姿は、思わず息を呑みます。
しかし、おいそれとは近づけない場所・・・

飛騨側はずっと雲海です。
家のあたりはずっと曇ってるのかな?

と、槍の穂先から太陽が上がってきました。
綺麗♪
10分ほど足を休めた後、出発します。
今回の山行は、足に負担がかかるのが分かっていたので、休むなら10分は動かないと決めていました。
ですので、殆どの小休止は10分です。

少しすすむと鎖場が現れました。
正直、難易度的には鎖は要らないレベルかと思いますが、滑ってしまうとかなり宜しくない感じの場所です。
補助的に鎖があるのですね。
頼りすぎるのは危ないですが、怖ければ素直に握ったほうが良いと思います。

西鎌尾根から伸びる支尾根の硫黄尾根。
昔友人がその先の硫黄岳に行くのに、湯俣から攻めたと聞きましたが、確かにこちらからは崩落が激しく行けなさそうですね。
行けるとしたら、雪がついている時ぐらいかな。。。?
とか、素人的考えですが。

槍は少しずつ遠ざかっていきます。

でもまだまだ先は長いです。

ゴーロ地帯があったり・・・

穂先を雲が乗越して行きます。

なんとか左俣乗越までやってきました。
距離的には槍ヶ岳と双六小屋の1/3位でしょうか?
千丈乗越から30分、予定通りにギリギリ歩けているかな・・・?

しかしこの道、初めて歩きますけど、景色に富んでて楽しい道ですね。
遠巻きに見る山々の姿はそんなに変らないですが、岩場があったり、なだらかな稜線があったりと、なかなか楽しめる道じゃないかと思います。
と言う事で、全天球カメラ。
このカメラの欠点は、必ずシャッターを押す為に自分の手と自分が写り込む事ですね。
スマホを使って遠隔操作すれば良いのかな?

こちらは左俣岳の山頂付近。
地図を見るとここには三角点があるようなのですが、ハイマツの中っぽいです。
リサーチ不足なので、今回は諦める事にします。
まぁ、三角点ハンターの息子が居ないから、いいか。

しかし、なかなか樅沢岳が近づきません。
と言うか、この時点でかなり自分が疲弊してきている事に、ようやく気付き始めました。
細かいアップダウンが続く稜線になり、緩い下りやなだらかな所は小走りできるものの、小さな登りで足が上がらないのです。
イカン、登る足が売り切れてきた。

少しペースを落として歩みを進めると、辺りは北から乗越して来る風に硫黄臭がしてきました。
下を見ると、谷あいの一部が黄緑色をしています。
あの辺り、硫黄が噴出してるのかな?

そして、硫黄乗越に到着です。
ここで再び休憩。
15分ほど足を休める事にしました。
流石に硫黄乗越と言う名前の通り、硫黄臭が凄いです。
でも嫌いじゃなかったりします。
ちょっとペースが落ちてます。
しかもこの後は前樅沢岳、樅沢岳と登りが控えている・・・
10時までに双六小屋に着くでしょうか?
と言うか、もう充分頑張っているし、別に双六岳に行けなくても別にいいか・・・
とか、だんだん弱気になってる自分が居ました。
まぁ、なるようになるか。
と思い、15分後に出発。

少し歩いた所で、登山道の角を曲がるといきなり目の前に現れました。
雷鳥キター♪
クークー鳴いてます、カワイイ♪
と、自分の直ぐ右でガサっと音がしたので見ると・・・

右手を伸ばしたら届きそうな所にもう一羽。
よく見たら周りに4羽の雷鳥が居ました。

しばらく眺めていましたが、あんまりどっかに行こうと言う気も無いようです。
ごめんねー、ちょっと通らせてもらうね。
と、クークー鳴いてる雷鳥の横を通過しました。
癒されました♪

前樅沢岳を登ります。
弓折の稜線が大分近づいて来ましたね。
ここで、トレラン風の方2名とすれ違いました。
少しお話しまして、向こうは新穂高を双六に向かって、槍を抜けて新穂高に帰るとか。
私の逆ルートを行くようです。
ただ、双六には行って無いとか。
それを聞いて「やっぱり双六は行かなくても良いですよね~」とか言いましたが・・・
「いや、出発速かったんでしょ?この時間なら余裕でしょ~。」
と、イケイケモードのお返事。
苦笑いしてやり過ごしました。
いや、ホントに足が・・・

槍ヶ岳はずいぶん遠ざかりました。
最後に樅沢岳をヒォヒィ言いながら登ると・・・

突然樅沢岳の標識。
あ、こんなにすぐだったんだ。
2週間前、息子と来た場所。
やっと知っている所に出ました。
時間も9時25分。
まずい、自分で決めた関門時間に間に合ってしまう。
正直言うと、関門時間に間に合わなかったから、まぁしょうがないか~。
と言い訳して新穂高に向かいたい。
そんな気持ちになっていました。

9:40
双六小屋、到着。。。
間に合ってしまった・・・
その3へ続く。
関門の7時前になんとか槍ヶ岳山荘を出発しましたが、設定の7時ギリギリです。適当に決めたとは言え、自分の時間の読みの正確さが恨めしかったりします。全然余裕が無いです。
まずは千丈乗越までのCT50分の急な下り坂。
ここが結構ザレザレで歩きにくかったです。

振り返ると槍ヶ岳。
ありがとうございました。
一気に高度を下げて行きます。
すれ違う人も無く、キュンキュン下っていくと・・・

7:20
約30分ほどで千丈乗越に到着しました。
やっぱりCTの60%ぐらいですね。
ここで少し足を休めます。
やはり新穂高からここまで一気に来ているので、足が少し動かなくなっているのが自分でもわかります。

ジャンダルム!
相変わらずカッコイイ形ですね。
多くの人の心を掴んでしまう姿は、思わず息を呑みます。
しかし、おいそれとは近づけない場所・・・

飛騨側はずっと雲海です。
家のあたりはずっと曇ってるのかな?

と、槍の穂先から太陽が上がってきました。
綺麗♪
10分ほど足を休めた後、出発します。
今回の山行は、足に負担がかかるのが分かっていたので、休むなら10分は動かないと決めていました。
ですので、殆どの小休止は10分です。

少しすすむと鎖場が現れました。
正直、難易度的には鎖は要らないレベルかと思いますが、滑ってしまうとかなり宜しくない感じの場所です。
補助的に鎖があるのですね。
頼りすぎるのは危ないですが、怖ければ素直に握ったほうが良いと思います。

西鎌尾根から伸びる支尾根の硫黄尾根。
昔友人がその先の硫黄岳に行くのに、湯俣から攻めたと聞きましたが、確かにこちらからは崩落が激しく行けなさそうですね。
行けるとしたら、雪がついている時ぐらいかな。。。?
とか、素人的考えですが。

槍は少しずつ遠ざかっていきます。

でもまだまだ先は長いです。

ゴーロ地帯があったり・・・

穂先を雲が乗越して行きます。

なんとか左俣乗越までやってきました。
距離的には槍ヶ岳と双六小屋の1/3位でしょうか?
千丈乗越から30分、予定通りにギリギリ歩けているかな・・・?

しかしこの道、初めて歩きますけど、景色に富んでて楽しい道ですね。
遠巻きに見る山々の姿はそんなに変らないですが、岩場があったり、なだらかな稜線があったりと、なかなか楽しめる道じゃないかと思います。
Post from RICOH THETA. - Spherical Image - RICOH THETA
と言う事で、全天球カメラ。
このカメラの欠点は、必ずシャッターを押す為に自分の手と自分が写り込む事ですね。
スマホを使って遠隔操作すれば良いのかな?

こちらは左俣岳の山頂付近。
地図を見るとここには三角点があるようなのですが、ハイマツの中っぽいです。
リサーチ不足なので、今回は諦める事にします。
まぁ、三角点ハンターの息子が居ないから、いいか。

しかし、なかなか樅沢岳が近づきません。
と言うか、この時点でかなり自分が疲弊してきている事に、ようやく気付き始めました。
細かいアップダウンが続く稜線になり、緩い下りやなだらかな所は小走りできるものの、小さな登りで足が上がらないのです。
イカン、登る足が売り切れてきた。

少しペースを落として歩みを進めると、辺りは北から乗越して来る風に硫黄臭がしてきました。
下を見ると、谷あいの一部が黄緑色をしています。
あの辺り、硫黄が噴出してるのかな?

そして、硫黄乗越に到着です。
ここで再び休憩。
15分ほど足を休める事にしました。
流石に硫黄乗越と言う名前の通り、硫黄臭が凄いです。
でも嫌いじゃなかったりします。
ちょっとペースが落ちてます。
しかもこの後は前樅沢岳、樅沢岳と登りが控えている・・・
10時までに双六小屋に着くでしょうか?
と言うか、もう充分頑張っているし、別に双六岳に行けなくても別にいいか・・・
とか、だんだん弱気になってる自分が居ました。
まぁ、なるようになるか。
と思い、15分後に出発。

少し歩いた所で、登山道の角を曲がるといきなり目の前に現れました。
雷鳥キター♪
クークー鳴いてます、カワイイ♪
と、自分の直ぐ右でガサっと音がしたので見ると・・・

右手を伸ばしたら届きそうな所にもう一羽。
よく見たら周りに4羽の雷鳥が居ました。

しばらく眺めていましたが、あんまりどっかに行こうと言う気も無いようです。
ごめんねー、ちょっと通らせてもらうね。
と、クークー鳴いてる雷鳥の横を通過しました。
癒されました♪

前樅沢岳を登ります。
弓折の稜線が大分近づいて来ましたね。
ここで、トレラン風の方2名とすれ違いました。
少しお話しまして、向こうは新穂高を双六に向かって、槍を抜けて新穂高に帰るとか。
私の逆ルートを行くようです。
ただ、双六には行って無いとか。
それを聞いて「やっぱり双六は行かなくても良いですよね~」とか言いましたが・・・
「いや、出発速かったんでしょ?この時間なら余裕でしょ~。」
と、イケイケモードのお返事。
苦笑いしてやり過ごしました。
いや、ホントに足が・・・

槍ヶ岳はずいぶん遠ざかりました。
最後に樅沢岳をヒォヒィ言いながら登ると・・・

突然樅沢岳の標識。
あ、こんなにすぐだったんだ。
2週間前、息子と来た場所。
やっと知っている所に出ました。
時間も9時25分。
まずい、自分で決めた関門時間に間に合ってしまう。
正直言うと、関門時間に間に合わなかったから、まぁしょうがないか~。
と言い訳して新穂高に向かいたい。
そんな気持ちになっていました。

9:40
双六小屋、到着。。。
間に合ってしまった・・・
その3へ続く。
2017年09月04日
槍ヶ岳・双六岳 新穂高から日帰り その1
ここ数年、毎年9月にやってくる仕事上の大きなプロジェクト。
100%なんてありえない事なのに、毎年クリアしてしまっています。
それは係っているチーム全員が精神力と体力を削っているからです。
もちろん今年もクリアしたいです。
自分自身に活を入れることも含め、槍ヶ岳の山頂祠に願掛けに行こうと決めました。
計画を練っていましたが、トレーニングも兼ねるので、日帰りが基本。
そして自分に負荷をかけるために、今まで経験した事の無いロングトレイルに挑戦する事にしました。
しかし、時間と体力との相談もしなければならないので、自分の中で勝手に関門を設定しました。
今までの山行から割り出した目標タイムを考え・・・
0:00新穂高スタート
最終目標 槍ヶ岳・双六岳を周回。
7:00までに槍ヶ岳の山頂から降りて槍ヶ岳山荘に戻れなければ、そのまま大喰岳・中岳・南岳を回って南岳新道を降りる。
クリアできた場合、歩いた事の無い西鎌尾根を通り双六小屋へ。
10:00までに双六小屋に到着できた場合は、そのまま双六岳ピストン。そして下山。
クリアできなければ、双六小屋からまっすぐ下山。
と、なんとなく時間的な目標を立てました。
さて、自分に負けないためにも、挑戦あるのみです。
今回は単独で、息子は居ないのですが・・・
いつもの長文行きます。
お時間のある方、お付き合い下さい。
9月2日
前夜8:00、自宅で子供達の花火を見届けてから新穂高へ出発しました。
夜間の通行止めは1日に解除されたので、この時間の出発でもOKです。
深山荘前の登山者駐車場に車を停めます。
入口には警備員さんが居ました、初めて見ましたね。
まだこの時間は空きが多数ありましたが、AM2:00には満車になったとの事でした。
先に出発の準備、着替えも全て終わらせてから仮眠をとりますが、なんせ通勤快速の軽自動車。
気持ちよくは寝られません。
缶ビール一本ではうまく寝られず、11時を少し回った辺りで目が冴えてしまいました。
なんとか目を閉じますが、これはもう寝れないかな・・・?
まだ2時間も寝ていない。
まぁ、仕方ないので最終準備をします。
一応、見栄を切って「日帰り」にこだわりたいので0:00を回るのを待ちました。
0:00を回った瞬間、車を降りて靴を履いて、即出発です。
深山荘の駐車場から、まずは登山者センターへ。

まずは登山計画書を提出。
そしてトイレを借りて、最後に缶コーヒー飲んで、準備運動して・・・
0:15に登山者センターを出発しました。
ここから登山開始とします。

まずは右股の林道から入ります。
深夜の林道歩きは、あんまり気分の良いものではありません。
単なる怖がりなのですが・・・
カサカサ言う物音にビクビクしながら歩みを進めます。
たまに傾斜の緩いところは小走りに行き、体温を上げて行きます。
5番待避所から夏道ショートカットを抜け、穂高平の小屋を通り、どんどん歩みを進めます。

1:20
白出沢の出合いに到着です。
林道の終点、ここでやっと小休止です。
水を飲んで体を休めますが、体温を下げたくないので休憩中は一枚上を着込みます。
ガスの中に居るのか、モヤがかかった状態が続き、あんまり気持ちの良い休憩でもありませんでした。
10分ほど足を休めて出発します。
ココから先はようやく登山道です。
それからは黙々と歩き、2:00に滝谷の避難小屋に来ました。
丁度良い時間に来ちゃったな・・・
一瞬ヘッデンの明かりでチラッと小屋を見ましたが、見ないように即通過です。怖がりなもので。

橋を渡りふと見ると暗闇の中岩の上で何かが点滅しています。
これがライブカメラですね。
ツイッターでここの映像を流していますよね。
これを見ていれば滝谷の水位がリアルタイムで分かりますので、ココを通る計画をしている人は是非見て頂きたい所です。
滝谷ライブカメラ
とても参考になりますよね。
ここで再び小休止した後、出発です。

さらに黙々と歩き続ける事30分、槍平の小屋まで来ました。
この段階で2:50なので、3時間かからずにここまで来れました。
CTでおおよそ4時間半ぐらいなので、大体60%付近で歩けている事になります。
大体予想通りですね。
これなら第1関門、突破できそうです。
小屋前の木のテラスに腰をかけて小休止します。
行動食を少し食べたりなんだり・・・
ふとヘッデンを消して寝転がると、空一面に星空。
凄い、綺麗。
いつの間にか雲の上に出ていたみたいです。
ずっと見ていたいのですが、休む分だけまた体温が下がってしまいます。
休憩も10分ほどにして、再び歩き始めます。
ここから先はいよいよ標高を上げ始めるので、気合入れていかないと今のペースは保てません。

ただひたすらに黙々と歩き続け、4:10に千丈乗越分岐に到着しました。
良いペースです。槍平の小屋からCTで2時間半なので、50%で歩いて来れてます。
ここで腰を下ろして行動食を食べつつ、ヘッデンの明かりを消して休んでいると・・・
遠く対岸?の弓折岳の稜線を二つのヘッデンの灯りが見えました。
こんな時間にあの稜線を歩いているという事は、同じように12時ごろに新穂高を出た人達でしょうか?
同じような事をする奇特な人が居るもんだな~と思い、再びヘッデンを点灯しました。
しばらくそのヘッデンの動き見ながら休んでいたら、なんとく向こうのライトがずっとこっちを見ているような気がします。
もちろん私もずっとそっちを見ている訳ですが・・・
なんとなく、向こうもこっちを見て人が居るな~と思ってるのかな?
「お互い頑張ろう!」と、妙な仲間意識を持ってしまいました。
さて、程よく休んだところで再出発します。
ここから先は風を遮るものが無いので、ソフトシェルを一枚着て上がる事にしました。
ここからが登りが急なのですよね。
上の飛騨乗越まではCT2時間半です。
どのくらいで上がれるかな?
ひたすらに足を上げて行きますが、ここまでも充分に自分の中でハイペースで来たので、なかなか足が上がりません。
しかしこんな所で足が売り切れるわけには行きません。
たまに振り返り、弓折の稜線のヘッデンを見て勇気づけられりしました。

しかし徐々に空も明るんで行き、しばらくしたら上から2人の人が降りてきました。
やっと人の姿を見て安心しますが、挨拶だけ交わしてすれ違います。
それでも何か、ホッとするものがありました。

もうヘッデンも要らないほど明るくなりました。
西鎌尾根を雲が乗越して行きます、綺麗ですね~。

5:25
飛騨乗越に到着です。
穂先が見える!
なんとかCTの50%でこの区間を登れました。
荷物が軽いって素晴らしい。

槍沢が見えます、何気で、あっち側は歩いた事が無いですね・・・
写真だけ撮って、直ぐに山荘へ向かいます。

うーん、穂先が丸見えでテンション上がります。
3年前息子と来た時はガスの中でしたので、やっと晴れた槍に来れました。

5:35
槍ヶ岳山荘に到着しました。
とりあえずここで一息入れます。
流石に飛騨沢を一気に上がってきたので、足がプルプル言い出してました。
まだここでくたばってもらっては困ります。
行動食を食べて、一息ついて、ストックをデポします。
10分ほど休んだ後、出発。

さぁ、穂先へ!

こやりん♪
あそこでは踊れないな~。

最後の梯子!
流石にご来光時間も過ぎているので空いています。

6:00
休み休みでしたが、15分で山頂!頂きました!
新穂高からなんとか6時間を切りました、嬉しいです♪
山頂に居合わせた方に撮って頂きました、ありがとうございます。
ちなみに今日の装備、この荷物と山荘前に置いてきたストックのみです。
これでもカッパ、水1.5リッター、行動食、ファーストエイド、GPS等は持っています。
単独だから出来る事ですね。

さて、今日の目的。
祠にお参りです。
ここは神様なのか仏様なのか分からないですが、リサーチでは播隆上人が槍ヶ岳を開山した際に、仏様を山頂の祠に安置し、山の寿命神にしたとの文献を見ました。
ですので、仏様ですけど神様だと理解し、二礼二拍手一礼します。
ここまで無事に歩かせてもらった事に感謝し、今年も仕事のプロジェクトが無事に完遂できる様、祈願しました。

こちらも頂きます。
二等三角点
点名「槍ヶ岳」
なのですが・・・
この三角点、下の盤石がむき出しになり固定もされていません。
ですので、国土地理院の地図上からも「亡失」と言う扱いになり、機能していないのです。
まぁ、でも石があるだけでも、埋設者の苦労は報われるかと思います。





それにしてもこの大展望。
ぐるっと360度の絶景です。
前回息子と来た時はガスの中だったので、この眺望は嬉しい限りです。
そうそう、360度をこんな細切れに写真にするのはもったいないので、こちらでどうぞ。
今回から新兵器、全天球カメラを導入しました。
PCでご覧になれる方はグリグリ動かして下さい。
画素数はそこまで細かくないですが、ズームも出来ます。
おっさんのドヤ顔は無視して頂いて構いません。
多分、珍しく空いている槍の山頂、しばらく休憩してしまいました。
今日、ここに来れて本当に良かった。

さて、こちらがこれから行く西鎌尾根ですね。
しっかり地形を頭に叩き込んでおきます。

さぁ、山荘に降りましょう。

10分ほどで山荘に降り、とりあえず腹ごしらえです。
おなかが空いたのでカップラーメンを頂きます。
キッチン槍は10:30開店なので、今はカップラとパンしかありません。
それでも暖かい食べ物があるだけ幸せですね、ありがたいです。
さて、食事も終わり、時間は6時45分。
目標の、槍から戻って7時と言うのはなんとかクリアですね。
これで心置きなく双六へ向かう事が出来ます。
ここから双六の小屋までCTが3時間30分だから、今までのペースで歩ければ次の関門の10時には余裕で間に合うんじゃないか・・・
とか、ひたすら得意のTTKを繰り返します。
背負ってきた水も、気温が低かったせいかあまり飲んでいません。
予備用に持ってきた500mlのペットボトルの水をハイドレーションに足しただけで済ませました。

6:50
さーて、それでは西鎌尾根、行きますか!
知らない道、楽しみです♪
その2へ続く
100%なんてありえない事なのに、毎年クリアしてしまっています。
それは係っているチーム全員が精神力と体力を削っているからです。
もちろん今年もクリアしたいです。
自分自身に活を入れることも含め、槍ヶ岳の山頂祠に願掛けに行こうと決めました。
計画を練っていましたが、トレーニングも兼ねるので、日帰りが基本。
そして自分に負荷をかけるために、今まで経験した事の無いロングトレイルに挑戦する事にしました。
しかし、時間と体力との相談もしなければならないので、自分の中で勝手に関門を設定しました。
今までの山行から割り出した目標タイムを考え・・・
0:00新穂高スタート
最終目標 槍ヶ岳・双六岳を周回。
7:00までに槍ヶ岳の山頂から降りて槍ヶ岳山荘に戻れなければ、そのまま大喰岳・中岳・南岳を回って南岳新道を降りる。
クリアできた場合、歩いた事の無い西鎌尾根を通り双六小屋へ。
10:00までに双六小屋に到着できた場合は、そのまま双六岳ピストン。そして下山。
クリアできなければ、双六小屋からまっすぐ下山。
と、なんとなく時間的な目標を立てました。
さて、自分に負けないためにも、挑戦あるのみです。
今回は単独で、息子は居ないのですが・・・
いつもの長文行きます。
お時間のある方、お付き合い下さい。
9月2日
前夜8:00、自宅で子供達の花火を見届けてから新穂高へ出発しました。
夜間の通行止めは1日に解除されたので、この時間の出発でもOKです。
深山荘前の登山者駐車場に車を停めます。
入口には警備員さんが居ました、初めて見ましたね。
まだこの時間は空きが多数ありましたが、AM2:00には満車になったとの事でした。
先に出発の準備、着替えも全て終わらせてから仮眠をとりますが、なんせ通勤快速の軽自動車。
気持ちよくは寝られません。
缶ビール一本ではうまく寝られず、11時を少し回った辺りで目が冴えてしまいました。
なんとか目を閉じますが、これはもう寝れないかな・・・?
まだ2時間も寝ていない。
まぁ、仕方ないので最終準備をします。
一応、見栄を切って「日帰り」にこだわりたいので0:00を回るのを待ちました。
0:00を回った瞬間、車を降りて靴を履いて、即出発です。
深山荘の駐車場から、まずは登山者センターへ。

まずは登山計画書を提出。
そしてトイレを借りて、最後に缶コーヒー飲んで、準備運動して・・・
0:15に登山者センターを出発しました。
ここから登山開始とします。

まずは右股の林道から入ります。
深夜の林道歩きは、あんまり気分の良いものではありません。
単なる怖がりなのですが・・・
カサカサ言う物音にビクビクしながら歩みを進めます。
たまに傾斜の緩いところは小走りに行き、体温を上げて行きます。
5番待避所から夏道ショートカットを抜け、穂高平の小屋を通り、どんどん歩みを進めます。

1:20
白出沢の出合いに到着です。
林道の終点、ここでやっと小休止です。
水を飲んで体を休めますが、体温を下げたくないので休憩中は一枚上を着込みます。
ガスの中に居るのか、モヤがかかった状態が続き、あんまり気持ちの良い休憩でもありませんでした。
10分ほど足を休めて出発します。
ココから先はようやく登山道です。
それからは黙々と歩き、2:00に滝谷の避難小屋に来ました。
丁度良い時間に来ちゃったな・・・
一瞬ヘッデンの明かりでチラッと小屋を見ましたが、見ないように即通過です。怖がりなもので。

橋を渡りふと見ると暗闇の中岩の上で何かが点滅しています。
これがライブカメラですね。
ツイッターでここの映像を流していますよね。
これを見ていれば滝谷の水位がリアルタイムで分かりますので、ココを通る計画をしている人は是非見て頂きたい所です。
滝谷ライブカメラ
とても参考になりますよね。
ここで再び小休止した後、出発です。

さらに黙々と歩き続ける事30分、槍平の小屋まで来ました。
この段階で2:50なので、3時間かからずにここまで来れました。
CTでおおよそ4時間半ぐらいなので、大体60%付近で歩けている事になります。
大体予想通りですね。
これなら第1関門、突破できそうです。
小屋前の木のテラスに腰をかけて小休止します。
行動食を少し食べたりなんだり・・・
ふとヘッデンを消して寝転がると、空一面に星空。
凄い、綺麗。
いつの間にか雲の上に出ていたみたいです。
ずっと見ていたいのですが、休む分だけまた体温が下がってしまいます。
休憩も10分ほどにして、再び歩き始めます。
ここから先はいよいよ標高を上げ始めるので、気合入れていかないと今のペースは保てません。

ただひたすらに黙々と歩き続け、4:10に千丈乗越分岐に到着しました。
良いペースです。槍平の小屋からCTで2時間半なので、50%で歩いて来れてます。
ここで腰を下ろして行動食を食べつつ、ヘッデンの明かりを消して休んでいると・・・
遠く対岸?の弓折岳の稜線を二つのヘッデンの灯りが見えました。
こんな時間にあの稜線を歩いているという事は、同じように12時ごろに新穂高を出た人達でしょうか?
同じような事をする奇特な人が居るもんだな~と思い、再びヘッデンを点灯しました。
しばらくそのヘッデンの動き見ながら休んでいたら、なんとく向こうのライトがずっとこっちを見ているような気がします。
もちろん私もずっとそっちを見ている訳ですが・・・
なんとなく、向こうもこっちを見て人が居るな~と思ってるのかな?
「お互い頑張ろう!」と、妙な仲間意識を持ってしまいました。
さて、程よく休んだところで再出発します。
ここから先は風を遮るものが無いので、ソフトシェルを一枚着て上がる事にしました。
ここからが登りが急なのですよね。
上の飛騨乗越まではCT2時間半です。
どのくらいで上がれるかな?
ひたすらに足を上げて行きますが、ここまでも充分に自分の中でハイペースで来たので、なかなか足が上がりません。
しかしこんな所で足が売り切れるわけには行きません。
たまに振り返り、弓折の稜線のヘッデンを見て勇気づけられりしました。

しかし徐々に空も明るんで行き、しばらくしたら上から2人の人が降りてきました。
やっと人の姿を見て安心しますが、挨拶だけ交わしてすれ違います。
それでも何か、ホッとするものがありました。

もうヘッデンも要らないほど明るくなりました。
西鎌尾根を雲が乗越して行きます、綺麗ですね~。

5:25
飛騨乗越に到着です。
穂先が見える!
なんとかCTの50%でこの区間を登れました。
荷物が軽いって素晴らしい。

槍沢が見えます、何気で、あっち側は歩いた事が無いですね・・・
写真だけ撮って、直ぐに山荘へ向かいます。

うーん、穂先が丸見えでテンション上がります。
3年前息子と来た時はガスの中でしたので、やっと晴れた槍に来れました。

5:35
槍ヶ岳山荘に到着しました。
とりあえずここで一息入れます。
流石に飛騨沢を一気に上がってきたので、足がプルプル言い出してました。
まだここでくたばってもらっては困ります。
行動食を食べて、一息ついて、ストックをデポします。
10分ほど休んだ後、出発。

さぁ、穂先へ!

こやりん♪
あそこでは踊れないな~。

最後の梯子!
流石にご来光時間も過ぎているので空いています。

6:00
休み休みでしたが、15分で山頂!頂きました!
新穂高からなんとか6時間を切りました、嬉しいです♪
山頂に居合わせた方に撮って頂きました、ありがとうございます。
ちなみに今日の装備、この荷物と山荘前に置いてきたストックのみです。
これでもカッパ、水1.5リッター、行動食、ファーストエイド、GPS等は持っています。
単独だから出来る事ですね。

さて、今日の目的。
祠にお参りです。
ここは神様なのか仏様なのか分からないですが、リサーチでは播隆上人が槍ヶ岳を開山した際に、仏様を山頂の祠に安置し、山の寿命神にしたとの文献を見ました。
ですので、仏様ですけど神様だと理解し、二礼二拍手一礼します。
ここまで無事に歩かせてもらった事に感謝し、今年も仕事のプロジェクトが無事に完遂できる様、祈願しました。

こちらも頂きます。
二等三角点
点名「槍ヶ岳」
なのですが・・・
この三角点、下の盤石がむき出しになり固定もされていません。
ですので、国土地理院の地図上からも「亡失」と言う扱いになり、機能していないのです。
まぁ、でも石があるだけでも、埋設者の苦労は報われるかと思います。





それにしてもこの大展望。
ぐるっと360度の絶景です。
前回息子と来た時はガスの中だったので、この眺望は嬉しい限りです。
そうそう、360度をこんな細切れに写真にするのはもったいないので、こちらでどうぞ。
Post from RICOH THETA. - Spherical Image - RICOH THETA
今回から新兵器、全天球カメラを導入しました。
PCでご覧になれる方はグリグリ動かして下さい。
画素数はそこまで細かくないですが、ズームも出来ます。
おっさんのドヤ顔は無視して頂いて構いません。
多分、珍しく空いている槍の山頂、しばらく休憩してしまいました。
今日、ここに来れて本当に良かった。

さて、こちらがこれから行く西鎌尾根ですね。
しっかり地形を頭に叩き込んでおきます。

さぁ、山荘に降りましょう。

10分ほどで山荘に降り、とりあえず腹ごしらえです。
おなかが空いたのでカップラーメンを頂きます。
キッチン槍は10:30開店なので、今はカップラとパンしかありません。
それでも暖かい食べ物があるだけ幸せですね、ありがたいです。
さて、食事も終わり、時間は6時45分。
目標の、槍から戻って7時と言うのはなんとかクリアですね。
これで心置きなく双六へ向かう事が出来ます。
ここから双六の小屋までCTが3時間30分だから、今までのペースで歩ければ次の関門の10時には余裕で間に合うんじゃないか・・・
とか、ひたすら得意のTTKを繰り返します。
背負ってきた水も、気温が低かったせいかあまり飲んでいません。
予備用に持ってきた500mlのペットボトルの水をハイドレーションに足しただけで済ませました。

6:50
さーて、それでは西鎌尾根、行きますか!
知らない道、楽しみです♪
その2へ続く
2016年11月16日
科野の国ラウンドトレイル
11月12日の日曜日、長野県にて「科野の国ラウンドトレイル」と言う、トレイルランニングの大会に出てきました。
息子に「出てみる?」と聞いたら、「出てみる~♪」と言うので即決でした。
息子、キッズ2kmの部、私ショート9kmの部でした。
累積標高差はキッズ135m、ショート9kmは685mとの事でした。
ちなみに、標高差は「685D+ 685D-」と表現するようです。

トレランなんて初めてです。
マラソン大会ですら、高山の市民マラソンぐらいしか出たことが無いのに。
いやそう言えば、国府トンネルマラソンも走りましたね。
ロング25kmの部は早朝にスタートしてます、私達はお昼スタートでした。

まずはキッズの部のブリーフィング。
コース説明や、注意事項の説明があります。
子供たちは2kmを走り、目の前の山の上にある古墳を目指すらしいです。
登りは135D+で登山道を駆け上がり、帰りは舗装林道を駆け下りてくるらしいです。

折角なので記念写真。
何故か息子は聖岳のTシャツ。
相当気に入ってます。

1・2年生の部1kmが走り終わった後に、3・4年生の部、5・6年生の部が同時にスタートします。
先導される方、相当速いらしいです♪

息子、勢い良くスタートして行きましたが、流石にこんなレースに出ている子達は精鋭揃いです。
一気に全員駆け出して行きました。
凄い速さですね。

10分ほどでトップ選手がゴールしました。
強烈に速いです。
そして12分半ほどで、息子もゴール。
3・4年生に混じって帰ってきました。
しかし、私の予想的にはもっと遅いと思っていたので、まぁなかなかに頑張ったのでしょう。

そして今度は私の番です。
息子と娘がスタート脇から応援してくれました。
行きます!

キッズの部とは違う道を辿り、ようやく古墳辺りへ。
登山道を走らせて貰える事なんてなかなか無いので、この辺りで色々と気付き始めた事がありました。
まず、私レベルの人間は登りなんてとても走れないと言うことです。
もうゼーゼー言いながら超速で登山道を歩き登ります。
ですが、登山道は狭いので、皆さん一列になって行進のように進んで行きます。
少し遅れたりすると迷惑がかかるので、自分のペースなんかでは登れないのです。
フラットや下りになると、皆さん一斉に走り始めます。
息が続かなかったりすると、道を譲ったりなんだり。。。

そしてここが今回の最標高地点、有明山の三角点です。
四等三角点
点名「有明山」
写真を撮っている間にまた抜かれたり・・・

これが山頂標ですね。
有明山の山頂からは今度は一気に下って、スタート地点の標高まで一気に下げます。
そしてここでまた気づく事が一つ。
私は多分下りが他の人より速い。
足運びが得意なのか、もう前の人に詰まって詰まって仕方が無いのです。
もっと行きたいのですが、登山道は狭いので前の人を抜くことが出来ず。。。
我慢が強いられます。
標高を下げた後はロードを1kmほど走り、再び尾根まで登り返しです。
私、登りは遅い・・・
ですが列に入って歩いている速度にあわせると、もうアキレス腱がパンパン。
いつかブチ切れるんじゃ無いかと思うぐらいの痛みでした。
山を歩いているクセで、体勢を変えて違う筋肉を使って歩いてみたり、結構セコイ手をふんだんに使いました。

尾根の鉄塔です。
またここから下げて・・・

最後のピークへ登り返し。
消して立ち止まらないと決めていたので、登り以外は歩かないようにロードや下りは走り続けました。

ここが最後のピーク。
あとは下ってロードです。
もうこの辺になるとみんなそれぞれのペースなのでまばらになってきました。

と言う事で、最後のロードを走って無事にゴールでした。
9km 685D+ 1時間35分ほどでした。
2時間は越えるだろうと踏んでいたので、予想以上に頑張ったようです。
ゴール後に荷物置き場で倒れこんで、しばらく回復。。。
ボーっとしてきた頃に、先ほどみた古墳からの景色が綺麗だったな~・・・
と思って。。。

また登ってみました(笑
結構体力残ってますね。

綺麗な所ですね、ココ。
長野平野が一望できます。

と言う事で、私と息子の完走証です。
息子18位/23人 私55位/142人
初めてのトレランとしては充分では無いでしょうか?
と、勝手に思ってます。
山を走らせて貰えるなんて事は滅多に無いですから、良い経験が出来ました。
また参加してみたいと思います。
息子に「出てみる?」と聞いたら、「出てみる~♪」と言うので即決でした。
息子、キッズ2kmの部、私ショート9kmの部でした。
累積標高差はキッズ135m、ショート9kmは685mとの事でした。
ちなみに、標高差は「685D+ 685D-」と表現するようです。

トレランなんて初めてです。
マラソン大会ですら、高山の市民マラソンぐらいしか出たことが無いのに。
いやそう言えば、国府トンネルマラソンも走りましたね。
ロング25kmの部は早朝にスタートしてます、私達はお昼スタートでした。

まずはキッズの部のブリーフィング。
コース説明や、注意事項の説明があります。
子供たちは2kmを走り、目の前の山の上にある古墳を目指すらしいです。
登りは135D+で登山道を駆け上がり、帰りは舗装林道を駆け下りてくるらしいです。

折角なので記念写真。
何故か息子は聖岳のTシャツ。
相当気に入ってます。

1・2年生の部1kmが走り終わった後に、3・4年生の部、5・6年生の部が同時にスタートします。
先導される方、相当速いらしいです♪

息子、勢い良くスタートして行きましたが、流石にこんなレースに出ている子達は精鋭揃いです。
一気に全員駆け出して行きました。
凄い速さですね。

10分ほどでトップ選手がゴールしました。
強烈に速いです。
そして12分半ほどで、息子もゴール。
3・4年生に混じって帰ってきました。
しかし、私の予想的にはもっと遅いと思っていたので、まぁなかなかに頑張ったのでしょう。

そして今度は私の番です。
息子と娘がスタート脇から応援してくれました。
行きます!

キッズの部とは違う道を辿り、ようやく古墳辺りへ。
登山道を走らせて貰える事なんてなかなか無いので、この辺りで色々と気付き始めた事がありました。
まず、私レベルの人間は登りなんてとても走れないと言うことです。
もうゼーゼー言いながら超速で登山道を歩き登ります。
ですが、登山道は狭いので、皆さん一列になって行進のように進んで行きます。
少し遅れたりすると迷惑がかかるので、自分のペースなんかでは登れないのです。
フラットや下りになると、皆さん一斉に走り始めます。
息が続かなかったりすると、道を譲ったりなんだり。。。

そしてここが今回の最標高地点、有明山の三角点です。
四等三角点
点名「有明山」
写真を撮っている間にまた抜かれたり・・・

これが山頂標ですね。
有明山の山頂からは今度は一気に下って、スタート地点の標高まで一気に下げます。
そしてここでまた気づく事が一つ。
私は多分下りが他の人より速い。
足運びが得意なのか、もう前の人に詰まって詰まって仕方が無いのです。
もっと行きたいのですが、登山道は狭いので前の人を抜くことが出来ず。。。
我慢が強いられます。
標高を下げた後はロードを1kmほど走り、再び尾根まで登り返しです。
私、登りは遅い・・・
ですが列に入って歩いている速度にあわせると、もうアキレス腱がパンパン。
いつかブチ切れるんじゃ無いかと思うぐらいの痛みでした。
山を歩いているクセで、体勢を変えて違う筋肉を使って歩いてみたり、結構セコイ手をふんだんに使いました。

尾根の鉄塔です。
またここから下げて・・・

最後のピークへ登り返し。
消して立ち止まらないと決めていたので、登り以外は歩かないようにロードや下りは走り続けました。

ここが最後のピーク。
あとは下ってロードです。
もうこの辺になるとみんなそれぞれのペースなのでまばらになってきました。

と言う事で、最後のロードを走って無事にゴールでした。
9km 685D+ 1時間35分ほどでした。
2時間は越えるだろうと踏んでいたので、予想以上に頑張ったようです。
ゴール後に荷物置き場で倒れこんで、しばらく回復。。。
ボーっとしてきた頃に、先ほどみた古墳からの景色が綺麗だったな~・・・
と思って。。。

また登ってみました(笑
結構体力残ってますね。

綺麗な所ですね、ココ。
長野平野が一望できます。

と言う事で、私と息子の完走証です。
息子18位/23人 私55位/142人
初めてのトレランとしては充分では無いでしょうか?
と、勝手に思ってます。
山を走らせて貰えるなんて事は滅多に無いですから、良い経験が出来ました。
また参加してみたいと思います。
タグ :トレラン科野の国ラウンドトレイル