大地を歩こう › 2015年11月
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2015年11月26日
【戸倉山】 2日目 日本アルプス横断の旅 駒ヶ根駅~仙流荘へ
11月22日 2日目
気温は低いものの小屋内は温かく、ぐっすり眠る事が出来ました。
深夜に数度目が覚めましたが、カタカタ屋根の上を何かが走る音、
小屋の近くをカサカサと通る音、小動物達が活動する音が聞こえました。
静かな山って、良いですね。
夜早く寝たせいもあり、目覚ましが鳴る5時より前に目が覚めました。
お湯を沸かしてコーヒーを飲もうとすると、
「お父さん、おはよー」
と息子も起きました。
まだ外は暗いので、ろうそくに火を灯して寝袋でコロコロします。
まったりしてて良い時間でした。
出発の予定時刻は6時だったので、頃合を見て朝食の準備をして荷物のパッキングを始めます。
6時には小屋を出られる体制を整えたのですが、外はまだぼんやり暗いです。
ちょっと西峰に行ってみましょう。

うわぁ、どんよりしてます。
少し風もありますね。

塩見岳の下にも雲。
高い所に雲があるうえに、下にも雲が降りてきてますね。
これではご来光は厳しいな・・・
小屋に戻って荷物をまとめたら、最後に備え付けのホウキで全体を掃き掃除をします。
裏にゴミ箱は設置されていますが、使いません。
持ち上げたものは全て持って帰ります。

少し出発を遅らせて、6:20に小屋をスタートしました。
昨日行ってない東峰の方へ行きます。

こちらもすぐに山頂です。
戸倉山は西峰と東峰の、山頂が二つあるんです。
そのコルに避難小屋があるのです。

そして東峰には一等三角点!
息子、朝からご機嫌です♪

一等三角点、大きいですね~。

そして山頂標裏に小さな案内板。
下からあった「○号目」と言う案内板と同じ方が作られたものと推定されます。
とても凝ってるんですよ、良く出来てます。
戸倉山、愛されてますね♪
写真は撮り忘れましたが、山頂には薬師如来像があります。
だから「参道」なんですね。
こちらの山頂からは南アルプスが見えます。
少し木が邪魔ですが、大きな山体が見えますね。
御来光、見れなかった・・・

仙丈ケ岳に、北岳、中白根山、間ノ岳が見えます。

左手の方にはちょこんと高い山が奥に見えます。
八ヶ岳かな?
さぁ、それでは下山しましょう。

東峰からは市野瀬地区方面への登山道を降りることにします。
こちらの道は「○号目」と言う案内ではなく、100mおきに細かく看板がありあますね。
駒ヶ根側とは整備されている団体が違うのでしょう。

最初は少し尾根筋を行きます。
両側が結構落ちてますね。

300mを過ぎたあたりで、「市野瀬」の看板。
ここで左に降りて行きます。
真っ直ぐへも微妙に踏み跡がありました。
分杭峠の方へ尾根伝いに行けるのでしょうか?

尾根から降りて最初は結構な斜面をジグザグに降りて行きます。
転んだら落ち葉で滑ってどこまでも行ってしまいそうです。

500mおきには大きな看板があります。
こちらの登山道もとても良く整備されています。

やがて見晴台へ降りてきました。
ここ、素晴らしかったです。
目の前は大きく開け、南アルプスが一望できます。
山頂より景色が綺麗かもです。

目の前には仙丈ケ岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳から遠く塩見岳まで。

さらに塩見岳から双児山、赤石岳、聖岳、大沢岳、一番右は兔岳かな?
来年、歩く道が全部見えます。
遠いな~、ホントに歩けるのかな?
でも、双六岳から剱岳が見えたときもそう思いましたね。
歩き続ければ辿りつく!
ここのベンチで朝食を食べながらゆっくり過ごしました。

この景色は名残惜しいですが、さぁ、行きましょう。

登山道はすぐに中間地点へ。
こちら側の登山道の方が短いようですね。
ただ、斜度はこちらの方がきついと思います。

落ち葉で滑るので、息子は慎重に降りて行きます。

広角レンズで撮っている訳でも無いのに、なんとなくそれっぽい写真です。
綺麗ですね~。

と言う事で、あっという間に林道に出てきました。

山頂まで2.1kmです。
駒ヶ根側はキャンプ場から3.5kmなので、やはりこちらの方が短いですね。
でもその分急登です。

登山道口はこんな感じです。

さて、こちらの道は、登山道は短いですが、林道が長いのです。
ここから林道をテクテク行く事になります。

林道は100mおきの看板は無く、500mおきになります。

こんな階段があったりすると気になって仕方ありません。
どこに行くんでしょう?

やがて林道分岐点まで来ました。
ここから左の細い林道へ入り、市野瀬地区へ降りて行きます。
まっすぐ行くと、距離はありますが国道152号線へ出るはずです。
案内板があるので迷いません。

ただ、こちらの林道は道が細いですね。
先ほどの道は乗用車でも問題無さそうですが、こちらは林道慣れしている方じゃないと問題がありそうです。

そして、道の脇にはしつこいほどの警告と、ロープやら有刺鉄線やら。
もう初めて来るのにここはマツタケ山だと分かってしまう。。。
もちろん踏み込みません(^^;

林道沿いは伐採した木が大量においてありました。
息子、年輪数えてます。
「40歳!」
って、ホント?

こちらの葉はヒノキです。
ヒノキと杉の見分け方。
平たい葉がヒノキでパイプタワシ見たいのが杉です。

そして切り口が中心まで白いのがヒノキで、中心側の年輪の途中から茶色いのが杉です。
山を歩いてて杉とヒノキの違いが分からずに、調べてみました(^^;

途中、沢沿いに立派な滝が見えました。
熊堂沢です。
夏場は涼しげで良いでしょうね~

分岐の度に案内板どおりに曲がりながら林道を降りると、やがて舗装路に出ました。
ミラーで自撮りです♪

さぁ、もう少しです。
向こうに見える緑色の屋根が入野谷です。
TJARの関門ですね。

そして県道に出たのですが・・・
ここから入野谷への道が分かりませんでした。
仕方が無いので、南下して国道に出ます。

国道152号線に出ました。
このままこの道を仙流荘まで歩いても良いのですが、今日はさらに寄り道をする事にしました。
ここから道を南下します。
方角的には南に下がりますが、道は登りです。

少し歩くと不思議な看板。
ゼロ磁場丼ってなんだ?
「平家の里」と言うお店でした。
帰り道に寄って見ましょう。

ココは国道152号線、秋葉街道です。
うん、この道をずっと歩くトレイルも面白そうですね。
まぁ、いつか時間があれば・・・

先ほどから道沿いにある短い丸太。
なんだろう?ってじっと見ていたら・・・
「お父さん知らないの?あれ蜂の巣だよ。」
えー?そうなの?
息子に教わってしまいました(^^;

さて、市野瀬地区から2kmほど。
粟沢駐車場に到着しました。
分杭峠シャトルバス乗り場です。
今日の行程は仙流荘に行くだけなので、お昼には歩き終わってしまう予定でした。
ですので時間に余裕があります。
分杭峠はなんだか中央構造線上にある磁場が零になっているとか言うパワースポットだとか。
昨夜、避難小屋の中で息子に話しました。
磁気がゼロだからコンパスが面白い事になるかもよ?
と言ったら、目をキラキラさせ始めました。
流石に分杭峠まで往復すると+10km以上の歩行になるので、ここからシャトルバスで行きます。
シャトルバスを待っている間、向かいにあるゼロ磁場天然水の工場に行って見たのですが・・・
この場所にも磁気がおかしくなる所があるとかで、とある机の上に
「ここがすごい!」
と書いてコンパスがバラバラの方向を指している所がありました。
息子、大興奮。
さらに私のSilvaのコンパスを出してそこに置いてみると・・・

やっぱり違う方向を指してます。
息子、もう鼻息が止まりません。
「お父さん!凄いよ、ココ凄いよ!」
と。
お店の人も色々説明してくれますが、
ピンポイントにここだけ磁場が変な訳は無い、物理的におかしい。
ハナからそんな事を全く信じていない私は、
「絶対机の中に磁石あるでしょ・・・?」
と思っても、息子の夢は壊さないようにしました。
写真を見ても、それぞれのコンパスがとある一点に向かって北を指してますよね・・・
さて、バスも来たから行きましょう。

バスに揺られる事10分ほど。
分杭峠にやってきました。

とりあえずは水場に行って見ます。
磁場が零になり、気の流れが良いところにあるので体に良い水だとか。
コンパスを見るとホントに少しだけ向きが変わったり・・・
いや、誤差かな?(^^;
しかし周りにはイスを持ってきて、長時間ここに居るんであろう出立ちの方々。
座って毛布被って本を読んでいたり。
なんだか、この水場は最盛期は水汲み待ちに2時間かかったとか?

ありがたく汲みます。

水場への道の途中から、入野谷山への登山道がありました。
入野谷山の山頂には二等三角点があるんですよね。。。
ここへ行ければ、今回の行程で1等から4等まで全部の三角点を見ることになるのですが・・・
流石に登り2時間は今からは行けません。
またの機会ですね。

続いて、気場へ行ってみます。
中国の偉い気功の先生が見つけたゼロ磁場。
めっちゃ人が座ってます。
両手を広げて天を仰ぐ方。
目を閉じて瞑想している方。
う・・・
ゴメンなさい、私こう言う雰囲気ダメかも・・・

とりあえず私達も座って、ほぇーっとしてみます。
10分・・・
空が綺麗ですね。
何も感じないです。

おもむろにコンパス出してみます。
普通に北を指してます。
息子、「お父さん、北はこっちじゃないよね?」
と信じたくないらしい感じです。
コンパスを振っても振っても同じ方向を向いてしまいます。
「お父さん、さっきと少しだけ違う方向指してるよ!」
と、ちょっとムリがあります。

おっし、帰りましょう(^^;
向こうには今朝下りてきた戸倉山が見えます。
粟沢駐車場のシャトルバス乗り場に戻ったら、再び先ほどのゼロ磁場の水売り場へ行きました。
分杭峠の各ポイントのキーワードを集めたので。。。

ゼロ磁場の秘水を頂きました。
息子、大事に抱えて自分のザックにしまいました。
凄くうれしそうでした。
うんうん、信じるものは救われる!

さて、それでは再び歩きましょう。
市野瀬地区へ戻ります。

ただ、時間はお昼を少し回りました。
先ほど気になった「平家の里」に寄ってみる事にします。

なかなか濃いメニューがありますね。
ここはやっぱり名物を・・・

息子、ゼロ磁場丼。
牛筋丼ですね。
息子、最近ようやく肉を食べるようになってきました。
美味しいといってペロリと平らげました。

私、火消しラーメン。
激辛ラーメンの一番軽いのにしました。
美味しく頂ける辛さで、なかなか良かったです。
基本、焼肉や山のようで、ジビエ料理も出しているようでした。

自家製マムシ酒もあるようです。
素泊まり宿もやっているようで、風呂・飯無し¥1500との事でした。
良いですね~。
またの機会に寄って見ましょう。
さって、お腹もいっぱいになったので帰りましょう!

先ほど国道に出てきた所に戻ってきました。
このまま国道を行きます。
しかし、少し焦ってます。
ここから仙流荘まで5.5km
時刻は13:30です。
仙流荘から高遠に帰るバスは14:58
1時間半ほどしかありません。
グーグル先生によると1時間15分で行けるとの事。
しかし、私達親子は今だかつてグーグル先生の言うとおりの時間に歩けた事は無いんですよ。
このバスを逃すと、次は18:00のバス・・・
急ぎましょう。

市野瀬地区
入野谷
TJARの関門です。

選手の皆さんはあの建物下の駐車場で休憩されます。
聖地巡礼しちゃってますね(^^;

そしてこの角を曲がり、南アルプスは仙丈ケ岳の地蔵尾根に入ります。
来年、私達親子もここから南アルプスに入ります。
とりあえずは仙丈ケ岳への道を繋ぎます。

その後、こんな看板を見つけました。
あ、戸倉山登山道はここから始まってるんですね。
山頂まで7.7kmと書いてありました。
登りなら4時間弱かな・・・?

さて、仙流荘へは急がなければならないのですが、さらに寄り道をします。
国土地理院の地図によると奥の建物付近に四等三角点があるはずです。
ところが・・・

見つかりません。
電柵もあるので踏み込むことも出来ず、息子はしょんぼりです。
でも、四等三角点はたまに無いんですよね。
見つからないのか、ホントに無いのかは分からないですが。。。

仕方が無いので再び国道へ戻って歩きます。

さらに少し歩いた所。
この辺りにも道沿いに四等三角点があるはずなのですが・・・
見つかりませんでした。
さらに息子しょんぼり。
さぁ、時間もかなり押してます。
どんどん行きましょう。

バスとすれ違いました。
あのバスが終点まで行き、帰ってくるのに乗ることになるはずです。
最悪は仙流荘の前のバス停で乗れれば・・・と思ってましたが。。。
実はこの辺りで私も息子もとある体の異変に気付いていました。
なんとなくお互いに言わなかったのですが・・・

中尾歌舞伎・・・?
これも地歌舞伎でしょうか。
正直、この歳になるまで歌舞伎と言うのは銀座の歌舞伎座しか知りませんでした。
最近知り合った方が歌舞伎役者さんで、気良歌舞伎と言う郡上の気良地区に伝わる歌舞伎の役者さんでした。
それで、地方で行われる歌舞伎を「地歌舞伎」と言うことを知りました。
この歳で始めて知るとはお恥ずかしい限りですが・・・
機会があれば、是非見に行ってみたいと思ってます。

中尾橋の歌舞伎像。
頭がアフロっぽくて少しかわいい感じがします♪
息子も
「顔は怖いけどなんかカワイイ」
と言ってました。

さ目印の赤い橋、ココを曲がって歩けば仙流荘です。
良く見ると、ココにも先ほどの「平家の里」の看板が・・・
昔からあったのでしょうか?
気付かなかったな~

最後の直線、長い!
しかし、先ほど書きました違和感・・・
コレのおかげで絶好調なんです。
実は私、前日の戸倉山へ登ってる途中に股関節に痛みを覚えて、最後の7合目ぐらいからの登りは足を騙し騙し上げながら歩いていたんです。
今日は朝から下りなので、痛みもそんなに無かったのですが、速度を上げると少し痛みが走ってました。
ですが。。。
ふと気付くと分杭峠以降、痛みが無い(汗
息子も下山中に「足首が痛くなってきた」
とか言ってたのに、分杭峠以降「足が痛い」とは一言も言いませんでした。
「足痛くないの?」
と聞くと、
「あれ?そう言えば痛くない。」
と。。。
ビバ、パワースポット(笑
そして時刻は14:30
ここまで寄り道しているのにグーグル先生の指示時間とトントンで歩いて来ています。
今までそんな事は一度も無かったのに・・・
ゼロ磁場が効いてるのでしょうか?
認めたく無いですが(笑

真正面、雲の中ですが鋸岳と甲斐駒ケ岳ですね。
もう少しだよ。

見えた~、仙流荘!

着いた~、見慣れたバス停!

いやっほう~♪
もう飛んでも跳ねても足は痛くないです(笑
こんなアホい写真を撮っていたら、通りすがりの方が大きなザックを背負った私達のところへ来て・・・
「もう北沢峠行きのバスは無いですよ。期間営業は終わっちゃいましたよ。」
と心配してくれました(^^;
もちろん、それも分かってます。
駒ヶ根の駅から歩いてきた事、説明したら納得して頂けました。

そんなこんなしてたら、すぐにバスが来ました。
よかった、間に合った♪

バスの中から見えた戸倉山。
眺望の素敵なとてもいい山でした。
また今度天気の良い日に行って見たいですね!
さて、日本アルプス横断の旅も日本海から南アルプスまで道が繋がりました。
年内の活動は一旦終了しますが、来年はいよいよ南アルプス編です。
目指せ、太平洋!
2015年 11月21~22日
歩行距離 35.50km
累積標高差 登り 1750m
下り1556m
日本横断へ
総日数 18日間
総歩行距離 279.51km
総累積標高差 登り17352m
下り18922m
(※SMRT標高による)
また一歩、太平洋に近づいた!
気温は低いものの小屋内は温かく、ぐっすり眠る事が出来ました。
深夜に数度目が覚めましたが、カタカタ屋根の上を何かが走る音、
小屋の近くをカサカサと通る音、小動物達が活動する音が聞こえました。
静かな山って、良いですね。
夜早く寝たせいもあり、目覚ましが鳴る5時より前に目が覚めました。
お湯を沸かしてコーヒーを飲もうとすると、
「お父さん、おはよー」
と息子も起きました。
まだ外は暗いので、ろうそくに火を灯して寝袋でコロコロします。
まったりしてて良い時間でした。
出発の予定時刻は6時だったので、頃合を見て朝食の準備をして荷物のパッキングを始めます。
6時には小屋を出られる体制を整えたのですが、外はまだぼんやり暗いです。
ちょっと西峰に行ってみましょう。
うわぁ、どんよりしてます。
少し風もありますね。
塩見岳の下にも雲。
高い所に雲があるうえに、下にも雲が降りてきてますね。
これではご来光は厳しいな・・・
小屋に戻って荷物をまとめたら、最後に備え付けのホウキで全体を掃き掃除をします。
裏にゴミ箱は設置されていますが、使いません。
持ち上げたものは全て持って帰ります。
少し出発を遅らせて、6:20に小屋をスタートしました。
昨日行ってない東峰の方へ行きます。
こちらもすぐに山頂です。
戸倉山は西峰と東峰の、山頂が二つあるんです。
そのコルに避難小屋があるのです。
そして東峰には一等三角点!
息子、朝からご機嫌です♪
一等三角点、大きいですね~。
そして山頂標裏に小さな案内板。
下からあった「○号目」と言う案内板と同じ方が作られたものと推定されます。
とても凝ってるんですよ、良く出来てます。
戸倉山、愛されてますね♪
写真は撮り忘れましたが、山頂には薬師如来像があります。
だから「参道」なんですね。
こちらの山頂からは南アルプスが見えます。
少し木が邪魔ですが、大きな山体が見えますね。
御来光、見れなかった・・・
仙丈ケ岳に、北岳、中白根山、間ノ岳が見えます。
左手の方にはちょこんと高い山が奥に見えます。
八ヶ岳かな?
さぁ、それでは下山しましょう。
東峰からは市野瀬地区方面への登山道を降りることにします。
こちらの道は「○号目」と言う案内ではなく、100mおきに細かく看板がありあますね。
駒ヶ根側とは整備されている団体が違うのでしょう。
最初は少し尾根筋を行きます。
両側が結構落ちてますね。
300mを過ぎたあたりで、「市野瀬」の看板。
ここで左に降りて行きます。
真っ直ぐへも微妙に踏み跡がありました。
分杭峠の方へ尾根伝いに行けるのでしょうか?
尾根から降りて最初は結構な斜面をジグザグに降りて行きます。
転んだら落ち葉で滑ってどこまでも行ってしまいそうです。
500mおきには大きな看板があります。
こちらの登山道もとても良く整備されています。
やがて見晴台へ降りてきました。
ここ、素晴らしかったです。
目の前は大きく開け、南アルプスが一望できます。
山頂より景色が綺麗かもです。
目の前には仙丈ケ岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳から遠く塩見岳まで。
さらに塩見岳から双児山、赤石岳、聖岳、大沢岳、一番右は兔岳かな?
来年、歩く道が全部見えます。
遠いな~、ホントに歩けるのかな?
でも、双六岳から剱岳が見えたときもそう思いましたね。
歩き続ければ辿りつく!
ここのベンチで朝食を食べながらゆっくり過ごしました。
この景色は名残惜しいですが、さぁ、行きましょう。
登山道はすぐに中間地点へ。
こちら側の登山道の方が短いようですね。
ただ、斜度はこちらの方がきついと思います。
落ち葉で滑るので、息子は慎重に降りて行きます。
広角レンズで撮っている訳でも無いのに、なんとなくそれっぽい写真です。
綺麗ですね~。
と言う事で、あっという間に林道に出てきました。
山頂まで2.1kmです。
駒ヶ根側はキャンプ場から3.5kmなので、やはりこちらの方が短いですね。
でもその分急登です。
登山道口はこんな感じです。
さて、こちらの道は、登山道は短いですが、林道が長いのです。
ここから林道をテクテク行く事になります。
林道は100mおきの看板は無く、500mおきになります。
こんな階段があったりすると気になって仕方ありません。
どこに行くんでしょう?
やがて林道分岐点まで来ました。
ここから左の細い林道へ入り、市野瀬地区へ降りて行きます。
まっすぐ行くと、距離はありますが国道152号線へ出るはずです。
案内板があるので迷いません。
ただ、こちらの林道は道が細いですね。
先ほどの道は乗用車でも問題無さそうですが、こちらは林道慣れしている方じゃないと問題がありそうです。
そして、道の脇にはしつこいほどの警告と、ロープやら有刺鉄線やら。
もう初めて来るのにここはマツタケ山だと分かってしまう。。。
もちろん踏み込みません(^^;
林道沿いは伐採した木が大量においてありました。
息子、年輪数えてます。
「40歳!」
って、ホント?
こちらの葉はヒノキです。
ヒノキと杉の見分け方。
平たい葉がヒノキでパイプタワシ見たいのが杉です。
そして切り口が中心まで白いのがヒノキで、中心側の年輪の途中から茶色いのが杉です。
山を歩いてて杉とヒノキの違いが分からずに、調べてみました(^^;
途中、沢沿いに立派な滝が見えました。
熊堂沢です。
夏場は涼しげで良いでしょうね~
分岐の度に案内板どおりに曲がりながら林道を降りると、やがて舗装路に出ました。
ミラーで自撮りです♪
さぁ、もう少しです。
向こうに見える緑色の屋根が入野谷です。
TJARの関門ですね。
そして県道に出たのですが・・・
ここから入野谷への道が分かりませんでした。
仕方が無いので、南下して国道に出ます。
国道152号線に出ました。
このままこの道を仙流荘まで歩いても良いのですが、今日はさらに寄り道をする事にしました。
ここから道を南下します。
方角的には南に下がりますが、道は登りです。
少し歩くと不思議な看板。
ゼロ磁場丼ってなんだ?
「平家の里」と言うお店でした。
帰り道に寄って見ましょう。
ココは国道152号線、秋葉街道です。
うん、この道をずっと歩くトレイルも面白そうですね。
まぁ、いつか時間があれば・・・
先ほどから道沿いにある短い丸太。
なんだろう?ってじっと見ていたら・・・
「お父さん知らないの?あれ蜂の巣だよ。」
えー?そうなの?
息子に教わってしまいました(^^;
さて、市野瀬地区から2kmほど。
粟沢駐車場に到着しました。
分杭峠シャトルバス乗り場です。
今日の行程は仙流荘に行くだけなので、お昼には歩き終わってしまう予定でした。
ですので時間に余裕があります。
分杭峠はなんだか中央構造線上にある磁場が零になっているとか言うパワースポットだとか。
昨夜、避難小屋の中で息子に話しました。
磁気がゼロだからコンパスが面白い事になるかもよ?
と言ったら、目をキラキラさせ始めました。
流石に分杭峠まで往復すると+10km以上の歩行になるので、ここからシャトルバスで行きます。
シャトルバスを待っている間、向かいにあるゼロ磁場天然水の工場に行って見たのですが・・・
この場所にも磁気がおかしくなる所があるとかで、とある机の上に
「ここがすごい!」
と書いてコンパスがバラバラの方向を指している所がありました。
息子、大興奮。
さらに私のSilvaのコンパスを出してそこに置いてみると・・・

やっぱり違う方向を指してます。
息子、もう鼻息が止まりません。
「お父さん!凄いよ、ココ凄いよ!」
と。
お店の人も色々説明してくれますが、
ピンポイントにここだけ磁場が変な訳は無い、物理的におかしい。
ハナからそんな事を全く信じていない私は、
「絶対机の中に磁石あるでしょ・・・?」
と思っても、息子の夢は壊さないようにしました。
写真を見ても、それぞれのコンパスがとある一点に向かって北を指してますよね・・・
さて、バスも来たから行きましょう。
バスに揺られる事10分ほど。
分杭峠にやってきました。
とりあえずは水場に行って見ます。
磁場が零になり、気の流れが良いところにあるので体に良い水だとか。
コンパスを見るとホントに少しだけ向きが変わったり・・・
いや、誤差かな?(^^;
しかし周りにはイスを持ってきて、長時間ここに居るんであろう出立ちの方々。
座って毛布被って本を読んでいたり。
なんだか、この水場は最盛期は水汲み待ちに2時間かかったとか?
ありがたく汲みます。
水場への道の途中から、入野谷山への登山道がありました。
入野谷山の山頂には二等三角点があるんですよね。。。
ここへ行ければ、今回の行程で1等から4等まで全部の三角点を見ることになるのですが・・・
流石に登り2時間は今からは行けません。
またの機会ですね。
続いて、気場へ行ってみます。
中国の偉い気功の先生が見つけたゼロ磁場。
めっちゃ人が座ってます。
両手を広げて天を仰ぐ方。
目を閉じて瞑想している方。
う・・・
ゴメンなさい、私こう言う雰囲気ダメかも・・・
とりあえず私達も座って、ほぇーっとしてみます。
10分・・・
空が綺麗ですね。
何も感じないです。
おもむろにコンパス出してみます。
普通に北を指してます。
息子、「お父さん、北はこっちじゃないよね?」
と信じたくないらしい感じです。
コンパスを振っても振っても同じ方向を向いてしまいます。
「お父さん、さっきと少しだけ違う方向指してるよ!」
と、ちょっとムリがあります。
おっし、帰りましょう(^^;
向こうには今朝下りてきた戸倉山が見えます。
粟沢駐車場のシャトルバス乗り場に戻ったら、再び先ほどのゼロ磁場の水売り場へ行きました。
分杭峠の各ポイントのキーワードを集めたので。。。
ゼロ磁場の秘水を頂きました。
息子、大事に抱えて自分のザックにしまいました。
凄くうれしそうでした。
うんうん、信じるものは救われる!
さて、それでは再び歩きましょう。
市野瀬地区へ戻ります。
ただ、時間はお昼を少し回りました。
先ほど気になった「平家の里」に寄ってみる事にします。
なかなか濃いメニューがありますね。
ここはやっぱり名物を・・・
息子、ゼロ磁場丼。
牛筋丼ですね。
息子、最近ようやく肉を食べるようになってきました。
美味しいといってペロリと平らげました。
私、火消しラーメン。
激辛ラーメンの一番軽いのにしました。
美味しく頂ける辛さで、なかなか良かったです。
基本、焼肉や山のようで、ジビエ料理も出しているようでした。
自家製マムシ酒もあるようです。
素泊まり宿もやっているようで、風呂・飯無し¥1500との事でした。
良いですね~。
またの機会に寄って見ましょう。
さって、お腹もいっぱいになったので帰りましょう!
先ほど国道に出てきた所に戻ってきました。
このまま国道を行きます。
しかし、少し焦ってます。
ここから仙流荘まで5.5km
時刻は13:30です。
仙流荘から高遠に帰るバスは14:58
1時間半ほどしかありません。
グーグル先生によると1時間15分で行けるとの事。
しかし、私達親子は今だかつてグーグル先生の言うとおりの時間に歩けた事は無いんですよ。
このバスを逃すと、次は18:00のバス・・・
急ぎましょう。
市野瀬地区
入野谷
TJARの関門です。
選手の皆さんはあの建物下の駐車場で休憩されます。
聖地巡礼しちゃってますね(^^;
そしてこの角を曲がり、南アルプスは仙丈ケ岳の地蔵尾根に入ります。
来年、私達親子もここから南アルプスに入ります。
とりあえずは仙丈ケ岳への道を繋ぎます。
その後、こんな看板を見つけました。
あ、戸倉山登山道はここから始まってるんですね。
山頂まで7.7kmと書いてありました。
登りなら4時間弱かな・・・?
さて、仙流荘へは急がなければならないのですが、さらに寄り道をします。
国土地理院の地図によると奥の建物付近に四等三角点があるはずです。
ところが・・・
見つかりません。
電柵もあるので踏み込むことも出来ず、息子はしょんぼりです。
でも、四等三角点はたまに無いんですよね。
見つからないのか、ホントに無いのかは分からないですが。。。
仕方が無いので再び国道へ戻って歩きます。
さらに少し歩いた所。
この辺りにも道沿いに四等三角点があるはずなのですが・・・
見つかりませんでした。
さらに息子しょんぼり。
さぁ、時間もかなり押してます。
どんどん行きましょう。
バスとすれ違いました。
あのバスが終点まで行き、帰ってくるのに乗ることになるはずです。
最悪は仙流荘の前のバス停で乗れれば・・・と思ってましたが。。。
実はこの辺りで私も息子もとある体の異変に気付いていました。
なんとなくお互いに言わなかったのですが・・・
中尾歌舞伎・・・?
これも地歌舞伎でしょうか。
正直、この歳になるまで歌舞伎と言うのは銀座の歌舞伎座しか知りませんでした。
最近知り合った方が歌舞伎役者さんで、気良歌舞伎と言う郡上の気良地区に伝わる歌舞伎の役者さんでした。
それで、地方で行われる歌舞伎を「地歌舞伎」と言うことを知りました。
この歳で始めて知るとはお恥ずかしい限りですが・・・
機会があれば、是非見に行ってみたいと思ってます。
中尾橋の歌舞伎像。
頭がアフロっぽくて少しかわいい感じがします♪
息子も
「顔は怖いけどなんかカワイイ」
と言ってました。
さ目印の赤い橋、ココを曲がって歩けば仙流荘です。
良く見ると、ココにも先ほどの「平家の里」の看板が・・・
昔からあったのでしょうか?
気付かなかったな~
最後の直線、長い!
しかし、先ほど書きました違和感・・・
コレのおかげで絶好調なんです。
実は私、前日の戸倉山へ登ってる途中に股関節に痛みを覚えて、最後の7合目ぐらいからの登りは足を騙し騙し上げながら歩いていたんです。
今日は朝から下りなので、痛みもそんなに無かったのですが、速度を上げると少し痛みが走ってました。
ですが。。。
ふと気付くと分杭峠以降、痛みが無い(汗
息子も下山中に「足首が痛くなってきた」
とか言ってたのに、分杭峠以降「足が痛い」とは一言も言いませんでした。
「足痛くないの?」
と聞くと、
「あれ?そう言えば痛くない。」
と。。。
ビバ、パワースポット(笑
そして時刻は14:30
ここまで寄り道しているのにグーグル先生の指示時間とトントンで歩いて来ています。
今までそんな事は一度も無かったのに・・・
ゼロ磁場が効いてるのでしょうか?
認めたく無いですが(笑
真正面、雲の中ですが鋸岳と甲斐駒ケ岳ですね。
もう少しだよ。
見えた~、仙流荘!
着いた~、見慣れたバス停!
いやっほう~♪
もう飛んでも跳ねても足は痛くないです(笑
こんなアホい写真を撮っていたら、通りすがりの方が大きなザックを背負った私達のところへ来て・・・
「もう北沢峠行きのバスは無いですよ。期間営業は終わっちゃいましたよ。」
と心配してくれました(^^;
もちろん、それも分かってます。
駒ヶ根の駅から歩いてきた事、説明したら納得して頂けました。
そんなこんなしてたら、すぐにバスが来ました。
よかった、間に合った♪
バスの中から見えた戸倉山。
眺望の素敵なとてもいい山でした。
また今度天気の良い日に行って見たいですね!
さて、日本アルプス横断の旅も日本海から南アルプスまで道が繋がりました。
年内の活動は一旦終了しますが、来年はいよいよ南アルプス編です。
目指せ、太平洋!
2015年 11月21~22日
歩行距離 35.50km
累積標高差 登り 1750m
下り1556m
日本横断へ
総日数 18日間
総歩行距離 279.51km
総累積標高差 登り17352m
下り18922m
(※SMRT標高による)
また一歩、太平洋に近づいた!
タグ :戸倉山日本アルプス横断の旅
2015年11月24日
【戸倉山】 1日目 日本アルプス横断の旅 駒ヶ根駅~仙流荘へ
この旅もいよいよ南アルプスまでの道が繋がりました。
今回は駒ヶ根駅から南アルプスの玄関口、仙流荘まで歩いてきました。
時間に余裕があったので、色々寄り道しながら、楽しく歩けました。
それでは行きましょう。
11月21日
今日はのんびりスタートです。
朝5時半に家を出て、一路伊那市を目指します。
9:28の電車に乗れれば良いので、余裕のスタートにしました。
ところが道は空いててスイスイ走り、気がつけば7時台には伊那市入り。
駅前のいなっせ駐車場に車を入れて、のんびり駅まで歩いたら・・・
ちょうど駒ヶ根方面へ向かう電車が来てダッシュで飛び乗ってしまいました。
8:05、予定より1時間以上早い電車に乗ってしまいました(^^;
息子も朝一の電車で嬉しそうでした。
電車に揺られて駒ヶ根駅に到着です。
まぁ、予定より早い分のんびり行きましょう。

今日行く戸倉山には登山届けの提出場所が無いとの事なので、駅前の交番に提出しました。
でもおまわりさん曰く、
「駅の構内に提出場所があるんですよ~」
と、さすが駒ヶ根駅です。

戻ってみると、確かに改札の横に提出場所がありました。
おまわりさんは優しく受け取ってくれましたが♪
それでは、駒ヶ根駅発、スタートしましょう。
駅を出て東に道を勧めます。

真正面には今日目指す戸倉山が見えます。
これだけハッキリ市内から見えれば、向こうからの景色も綺麗でしょうね。

さて、いきなり道を外れて寄り道に入ります。
赤穂東小学校へ寄ります。
今回は事前に国土地理院の地図にて、通り道に近い三角点の場所を調べてあります。
三角点ハンターになった息子の楽しみを消化しつつ歩く事にします。

おー、立派に三等三角点です。
街中に三等があるのは珍しいです。
でも小学校や市役所には三角点がある事が多いんですよね。

ここで三角点を確認していましたら、地元の方に声をかけて頂きました。
たしかに、小学校の中にザックを背負った親子が歩いてきたら、不思議に思いますよね。
日本海と太平洋へと線を繋ぐ旅をしている事をお話しまして、フェイスブックページの方にもイイネ頂きました。
ありがとうございます(^^)
自転車レースをされていらっしゃるようで、翌日もレースに行かれるとの事でした。
挑戦する事柄は違いますが、お互いに頑張りましょう!

再び県道49号線に戻り、東へ足を運びます。
道幅が狭い区間は歩道が無かったりするので、少し気を使いますね。
さて、さらに天竜川を渡る直前で脇道へ入ります。
すると・・・

みーつけた♪

四等三角点です。
本日二つ目ゲットです。
4等三角点ですが、位置コード情報が埋め込まれたタイプですね。

息子もいきなり三角点が沢山見れて嬉しいのか、少し足取りもウキウキした感じです。
楽しく歩けるのは良いですね、天竜川を渡ります。

天竜川は少し水量がありました。
さすが暴れ川です。
ダムを使っても水流の増減が多いそうです。

河童・・・?
川を渡った所に不思議な形の建物がありました。
なんだかかわいい形の建物です。

「おもしろ河童館」
だそうです。
時間も余裕があるので、寄ってみる事にしました。
入館料は大人200円、子供100円。
色々な意味で面白かったです(笑

さてそれでは東へ東へ。
このあたりは歩道も広くて歩きやすいですね。

さらに小さな公園から寄り道に入ります。
天竜川は河童伝説が多いらしく、いたるところに河童のモニュメントがありました。
この公園にも、沿道の家にも。
しばらく高台の大地に向かって歩いて行くと・・・

畑のあぜ道に!

みーつけた♪
四等三角点です。
少しピンクがかった綺麗な色をしてますね。
新しい感じがします、最近埋められたのでしょうか?
この辺りは川から一段高い台地状になっていまして、景色はとても綺麗でした。

目標の戸倉山も近づいて来ました。

後ろは中央アルプスが綺麗に見えます。
木曽駒ケ岳に千畳敷、宝剣岳、檜尾岳、行けなかった空木岳。。。
綺麗です。
と、ここでふと気付きました。
今日ってこんなに天気も良いのに、もしかしたら空木岳リベンジできたのでは・・・?
この時期にしては珍しく雪も無いですし。
少しあの稜線に後ろ髪が惹かれてしまいました。
(後で分かりましたが、上空は風が強かったそうです。)

さて、しばらく歩いて今度は中沢小学校。
あの大きなマッチ捧見たいのは・・・

電子基準点です!
現代の三角点ですね。
GPSにて位置情報を毎日つくば市の国土地理院に送信しています。

凄くピカピカです。
記念写真、バックに戸倉山です♪
息子もコレだけ三角点やらに寄れると、かなりご機嫌です。
まだ時間も11時を少し回ったあたりです。
ここでさらに少し寄り道をして・・・

蕎麦処「柏屋」さんに寄って見ました。
地図でみて、この辺りはここしかお昼ご飯が食べられそうな所が無かったんです。
お昼には少し時間が早いですが、食べられる時に食べます。

息子、ざるそば。

私、かきあげそばです。
土地産の蕎麦を使っているそうで、お客さんも殆ど地元の方ばかりでした。
地産地消、いい事ですね。
とても美味しく頂きました♪
さぁ、満腹になった所で再び歩きましょう!
ここまで駅から7キロほど。
さらに登山道口までは5キロ少し歩きます。
距離は短いですが、登りなので時間は少しかかりそうですね。
再び県道49号線に戻り歩きますが・・・
道端の無人販売所に

えっと・・・
キャベツ?

道は山間に入ってきました。
標高も上げてきましたね。

この車は!
クサヒロの時間です!

TJARのコースはこのまま真っ直ぐ行きますが、私達はここから県道210号に曲がります。
戸倉山を目指しましょう。

道を曲がって少し行ったところに、茅葺屋根の立派な家がありました。
古民家ですね。
駒ヶ根市の文化財に指定され、教育委員会で保存されているようです。

やがて、看板の一杯ある交差点に来ました。

これだけ書いてあれば迷わないですね。
戸倉山キャンプ場方面へ上がります。
ただ、「戸倉山参道」とありますね。
参道?
頂上に石仏があるからでしょうか?

分岐が沢山ありますが、看板がキチンと立てられているので迷いません。
県道から曲がってからしばらくは急な舗装路が続きます。
登山道では無いですが、ここまでの道より勾配があり、息が荒くなり始めます。
息子も少し足が遅れ始めてきました。

ようやく戸倉山キャンプ場へたどり着きました。
駅からここまで道のりは13km強、標高差は500mほどでした。
この時点で14時を少し回っていまして、キャンプ場は既に閉鎖されていました。
駐車場に車は2台。
ここで小休止をして息を整えました。
息子も勾配のあるロードで少し疲れが見えてきていました。
休憩中に下山されてきた方に、水場の水が出ている事を聞き安心しました。
上で出ていなければ、ここから水を汲んでいかないといけないですから。
今夜と翌日、二人分の水を上げるのはシビれます(^^;

14:20、いよいよ本日の登山スタート!
まだ山頂まで3.5km標高差600mです。
キャンプ場を出てすぐは左右に電柵がありました。
要注意です。

既に紅葉も終わってますが、落ち葉を踏みしめて歩くのは気持ちよいです♪
足に優しいですね。
息子も楽しそうです(笑

馬止の松、とても立派な松の木でした。
手前にも大きな松とベンチがあって、間違えてしまったのは秘密です。

途中、このような看板があって左右に踏み痕が分かれる所がありますが、どちらに行っても同じところに出るようです。

斜度があると要注意ですね。
落ち葉は滑るので転んだらどこまでも滑って行きます。

5合目!
この道は1合目から順番に案内が続くので、目安になります。
この当りで4人組のパーティーとすれ違いました。
「今日は山頂で泊まりですか?
私達が最後なのでもう誰も居ないですよ~」
と、情報を頂きました。
山を息子と二人占めです♪

途中、尾根筋に出てから木に直接「水」と書いた木を見るようになりました。
最初、水場への案内かと思いましたが、短い間隔で書いてあるのでおかしいなと思いましたが、途中で気付きました。
水と書いた木の筋には見出し境界標が続いています。
なるほど。
見出し境界標は水源林造成事業です。
その頭文字「水」が書いてあるんですね。

7合目を過ぎたあたりですが
猿の松「報恩の伝説」
と書いてありますが、なんの伝説か書いてない・・・
気になります。

さらに天狗伝説の岩
説明が無いです。
・・・気になります。

東屋に到着しました。
何故か鍋がいっぱいぶら下っています。
鍋保管倉庫のようですね、おたまもセットでした。

火床もあります。
焚き火OKの山なのでしょうか?
怖くて出来ませんが。。。

水場!
「金明水」
豊富に出ていたので4リッター汲んでいきました。
ここの水、美味しかったです♪

さぁ、9合目だよ、もう少し!
ガンバガンバ!

16:10 戸倉山(西峰)山頂を頂きました!
バックには中央アルプス!

遠く槍ヶ岳や穂高岳、北アルプスが見えます。

そして乗鞍岳!

今日歩いてきた県道49号もハッキリ見えます。
歩いてきた道が見えるって気持ちよいですね♪

反対側は南アルプスが見えますね。

塩見岳がカッコイイです。

さらに荒川中・前岳、赤石岳、聖岳。
この山頂の眺め、凄いです。
ホントにカーンと晴れた日に来たら最高でしょうね!

雲が多く絶景とはいかなかったものの、サンセット中央アルプス。
間に合いました。
綺麗です・・・
来て良かった。
息子もじーっと眺めていました。

もう一つの山頂標でも記念撮影です。

山頂の北側にも道がありますね。
別の所から来る登山道のようです。

駒ヶ根の反対側の眼下には明日のゴール地点、仙流荘も見えます。
ホントにこの山は周りが一望できます。
素晴らしい眺望です。

さぁ、山頂も堪能したので東峰方面に行きましょう。

東峰方面、山頂直下に「戸倉山避難小屋」があります。

一晩お世話になります。
とても綺麗な避難小屋で、手入れが行き届いています。
ありがたく使わさせて頂きます。

この日の夕ご飯はパスタ。
サラダスパが短くて茹で上がりも早くて便利です。
クッカーにピッタリ入る長さです。
美味しく頂きました♪
18時前には夕食も明日の準備も終わらせて、私も一杯始めていつでも寝れる状況でしたが・・・
せっかくなので夜景を見にもう一度山頂へ行きました。
息子は怖かったのかついて来ませんでした(^^;

駒ヶ根の街が綺麗ですね・・・

伊那の街も綺麗です。
良いカメラだともっと綺麗に撮れるんでしょうね~。
しばらく街を眺めてから小屋に戻りました。
小屋では息子が寝袋に頭まで潜っていました。
1人で怖かったのかな?
たしかにいつもの山泊まりと違うのは、付近に人の気配が全く無い事。
少なくとも、今この山に居るのは私と息子の二人だけ。
怖いんだろうな~。
この夜は色々な音が楽しめました♪

さぁ、おやすみなさい。
今夜は息子が寝入るまではろうそくを炊いたままにしましょう(^^;
明日天気になぁ~れ♪
2日目へ続く。
今回は駒ヶ根駅から南アルプスの玄関口、仙流荘まで歩いてきました。
時間に余裕があったので、色々寄り道しながら、楽しく歩けました。
それでは行きましょう。
11月21日
今日はのんびりスタートです。
朝5時半に家を出て、一路伊那市を目指します。
9:28の電車に乗れれば良いので、余裕のスタートにしました。
ところが道は空いててスイスイ走り、気がつけば7時台には伊那市入り。
駅前のいなっせ駐車場に車を入れて、のんびり駅まで歩いたら・・・
ちょうど駒ヶ根方面へ向かう電車が来てダッシュで飛び乗ってしまいました。
8:05、予定より1時間以上早い電車に乗ってしまいました(^^;
息子も朝一の電車で嬉しそうでした。
電車に揺られて駒ヶ根駅に到着です。
まぁ、予定より早い分のんびり行きましょう。
今日行く戸倉山には登山届けの提出場所が無いとの事なので、駅前の交番に提出しました。
でもおまわりさん曰く、
「駅の構内に提出場所があるんですよ~」
と、さすが駒ヶ根駅です。
戻ってみると、確かに改札の横に提出場所がありました。
おまわりさんは優しく受け取ってくれましたが♪
それでは、駒ヶ根駅発、スタートしましょう。
駅を出て東に道を勧めます。
真正面には今日目指す戸倉山が見えます。
これだけハッキリ市内から見えれば、向こうからの景色も綺麗でしょうね。
さて、いきなり道を外れて寄り道に入ります。
赤穂東小学校へ寄ります。
今回は事前に国土地理院の地図にて、通り道に近い三角点の場所を調べてあります。
三角点ハンターになった息子の楽しみを消化しつつ歩く事にします。
おー、立派に三等三角点です。
街中に三等があるのは珍しいです。
でも小学校や市役所には三角点がある事が多いんですよね。
ここで三角点を確認していましたら、地元の方に声をかけて頂きました。
たしかに、小学校の中にザックを背負った親子が歩いてきたら、不思議に思いますよね。
日本海と太平洋へと線を繋ぐ旅をしている事をお話しまして、フェイスブックページの方にもイイネ頂きました。
ありがとうございます(^^)
自転車レースをされていらっしゃるようで、翌日もレースに行かれるとの事でした。
挑戦する事柄は違いますが、お互いに頑張りましょう!
再び県道49号線に戻り、東へ足を運びます。
道幅が狭い区間は歩道が無かったりするので、少し気を使いますね。
さて、さらに天竜川を渡る直前で脇道へ入ります。
すると・・・
みーつけた♪
四等三角点です。
本日二つ目ゲットです。
4等三角点ですが、位置コード情報が埋め込まれたタイプですね。
息子もいきなり三角点が沢山見れて嬉しいのか、少し足取りもウキウキした感じです。
楽しく歩けるのは良いですね、天竜川を渡ります。
天竜川は少し水量がありました。
さすが暴れ川です。
ダムを使っても水流の増減が多いそうです。
河童・・・?
川を渡った所に不思議な形の建物がありました。
なんだかかわいい形の建物です。
「おもしろ河童館」
だそうです。
時間も余裕があるので、寄ってみる事にしました。
入館料は大人200円、子供100円。
色々な意味で面白かったです(笑
さてそれでは東へ東へ。
このあたりは歩道も広くて歩きやすいですね。
さらに小さな公園から寄り道に入ります。
天竜川は河童伝説が多いらしく、いたるところに河童のモニュメントがありました。
この公園にも、沿道の家にも。
しばらく高台の大地に向かって歩いて行くと・・・
畑のあぜ道に!
みーつけた♪
四等三角点です。
少しピンクがかった綺麗な色をしてますね。
新しい感じがします、最近埋められたのでしょうか?
この辺りは川から一段高い台地状になっていまして、景色はとても綺麗でした。
目標の戸倉山も近づいて来ました。
後ろは中央アルプスが綺麗に見えます。
木曽駒ケ岳に千畳敷、宝剣岳、檜尾岳、行けなかった空木岳。。。
綺麗です。
と、ここでふと気付きました。
今日ってこんなに天気も良いのに、もしかしたら空木岳リベンジできたのでは・・・?
この時期にしては珍しく雪も無いですし。
少しあの稜線に後ろ髪が惹かれてしまいました。
(後で分かりましたが、上空は風が強かったそうです。)
さて、しばらく歩いて今度は中沢小学校。
あの大きなマッチ捧見たいのは・・・
電子基準点です!
現代の三角点ですね。
GPSにて位置情報を毎日つくば市の国土地理院に送信しています。
凄くピカピカです。
記念写真、バックに戸倉山です♪
息子もコレだけ三角点やらに寄れると、かなりご機嫌です。
まだ時間も11時を少し回ったあたりです。
ここでさらに少し寄り道をして・・・
蕎麦処「柏屋」さんに寄って見ました。
地図でみて、この辺りはここしかお昼ご飯が食べられそうな所が無かったんです。
お昼には少し時間が早いですが、食べられる時に食べます。
息子、ざるそば。
私、かきあげそばです。
土地産の蕎麦を使っているそうで、お客さんも殆ど地元の方ばかりでした。
地産地消、いい事ですね。
とても美味しく頂きました♪
さぁ、満腹になった所で再び歩きましょう!
ここまで駅から7キロほど。
さらに登山道口までは5キロ少し歩きます。
距離は短いですが、登りなので時間は少しかかりそうですね。
再び県道49号線に戻り歩きますが・・・
道端の無人販売所に
えっと・・・
キャベツ?
道は山間に入ってきました。
標高も上げてきましたね。
この車は!
クサヒロの時間です!
TJARのコースはこのまま真っ直ぐ行きますが、私達はここから県道210号に曲がります。
戸倉山を目指しましょう。
道を曲がって少し行ったところに、茅葺屋根の立派な家がありました。
古民家ですね。
駒ヶ根市の文化財に指定され、教育委員会で保存されているようです。
やがて、看板の一杯ある交差点に来ました。
これだけ書いてあれば迷わないですね。
戸倉山キャンプ場方面へ上がります。
ただ、「戸倉山参道」とありますね。
参道?
頂上に石仏があるからでしょうか?
分岐が沢山ありますが、看板がキチンと立てられているので迷いません。
県道から曲がってからしばらくは急な舗装路が続きます。
登山道では無いですが、ここまでの道より勾配があり、息が荒くなり始めます。
息子も少し足が遅れ始めてきました。
ようやく戸倉山キャンプ場へたどり着きました。
駅からここまで道のりは13km強、標高差は500mほどでした。
この時点で14時を少し回っていまして、キャンプ場は既に閉鎖されていました。
駐車場に車は2台。
ここで小休止をして息を整えました。
息子も勾配のあるロードで少し疲れが見えてきていました。
休憩中に下山されてきた方に、水場の水が出ている事を聞き安心しました。
上で出ていなければ、ここから水を汲んでいかないといけないですから。
今夜と翌日、二人分の水を上げるのはシビれます(^^;
14:20、いよいよ本日の登山スタート!
まだ山頂まで3.5km標高差600mです。
キャンプ場を出てすぐは左右に電柵がありました。
要注意です。
既に紅葉も終わってますが、落ち葉を踏みしめて歩くのは気持ちよいです♪
足に優しいですね。
息子も楽しそうです(笑
馬止の松、とても立派な松の木でした。
手前にも大きな松とベンチがあって、間違えてしまったのは秘密です。
途中、このような看板があって左右に踏み痕が分かれる所がありますが、どちらに行っても同じところに出るようです。
斜度があると要注意ですね。
落ち葉は滑るので転んだらどこまでも滑って行きます。
5合目!
この道は1合目から順番に案内が続くので、目安になります。
この当りで4人組のパーティーとすれ違いました。
「今日は山頂で泊まりですか?
私達が最後なのでもう誰も居ないですよ~」
と、情報を頂きました。
山を息子と二人占めです♪
途中、尾根筋に出てから木に直接「水」と書いた木を見るようになりました。
最初、水場への案内かと思いましたが、短い間隔で書いてあるのでおかしいなと思いましたが、途中で気付きました。
水と書いた木の筋には見出し境界標が続いています。
なるほど。
見出し境界標は水源林造成事業です。
その頭文字「水」が書いてあるんですね。
7合目を過ぎたあたりですが
猿の松「報恩の伝説」
と書いてありますが、なんの伝説か書いてない・・・
気になります。
さらに天狗伝説の岩
説明が無いです。
・・・気になります。
東屋に到着しました。
何故か鍋がいっぱいぶら下っています。
鍋保管倉庫のようですね、おたまもセットでした。
火床もあります。
焚き火OKの山なのでしょうか?
怖くて出来ませんが。。。
水場!
「金明水」
豊富に出ていたので4リッター汲んでいきました。
ここの水、美味しかったです♪
さぁ、9合目だよ、もう少し!
ガンバガンバ!
16:10 戸倉山(西峰)山頂を頂きました!
バックには中央アルプス!
遠く槍ヶ岳や穂高岳、北アルプスが見えます。
そして乗鞍岳!
今日歩いてきた県道49号もハッキリ見えます。
歩いてきた道が見えるって気持ちよいですね♪
反対側は南アルプスが見えますね。
塩見岳がカッコイイです。
さらに荒川中・前岳、赤石岳、聖岳。
この山頂の眺め、凄いです。
ホントにカーンと晴れた日に来たら最高でしょうね!
雲が多く絶景とはいかなかったものの、サンセット中央アルプス。
間に合いました。
綺麗です・・・
来て良かった。
息子もじーっと眺めていました。
もう一つの山頂標でも記念撮影です。
山頂の北側にも道がありますね。
別の所から来る登山道のようです。
駒ヶ根の反対側の眼下には明日のゴール地点、仙流荘も見えます。
ホントにこの山は周りが一望できます。
素晴らしい眺望です。
さぁ、山頂も堪能したので東峰方面に行きましょう。
東峰方面、山頂直下に「戸倉山避難小屋」があります。
一晩お世話になります。
とても綺麗な避難小屋で、手入れが行き届いています。
ありがたく使わさせて頂きます。
この日の夕ご飯はパスタ。
サラダスパが短くて茹で上がりも早くて便利です。
クッカーにピッタリ入る長さです。
美味しく頂きました♪
18時前には夕食も明日の準備も終わらせて、私も一杯始めていつでも寝れる状況でしたが・・・
せっかくなので夜景を見にもう一度山頂へ行きました。
息子は怖かったのかついて来ませんでした(^^;
駒ヶ根の街が綺麗ですね・・・
伊那の街も綺麗です。
良いカメラだともっと綺麗に撮れるんでしょうね~。
しばらく街を眺めてから小屋に戻りました。
小屋では息子が寝袋に頭まで潜っていました。
1人で怖かったのかな?
たしかにいつもの山泊まりと違うのは、付近に人の気配が全く無い事。
少なくとも、今この山に居るのは私と息子の二人だけ。
怖いんだろうな~。
この夜は色々な音が楽しめました♪
さぁ、おやすみなさい。
今夜は息子が寝入るまではろうそくを炊いたままにしましょう(^^;
明日天気になぁ~れ♪
2日目へ続く。
タグ :戸倉山日本アルプス横断の旅
2015年11月17日
南アルプスへ
山を見上げると紅葉も終わり、木々は冬へ向けての姿となってまいりました。
さて、来年の夏に南アルプスの大縦走を計画しています。
今度は北沢峠から太平洋へ。
11日間、150km。
それを決行する為には、今年の内に仙流荘へ辿り着いていた方が先に進めやすくなります。
仕事柄、なかなか連休が取れないのがいけないのですが・・・
さて、この週末に南アルプスへの道を繋ぎに行きます。
今度は駒ヶ根駅から仙流荘までのロードの計画でした。
24kmほど歩いておしまいです。
TJARでは国道152号の市ノ瀬地区より仙丈ケ岳の地蔵尾根へ入ります。
そこは来年に繋げるとして、今年は仙流荘まで。
1日でサクッと歩いておしまいなのですが、折角だから登山も絡めて行く事にしました。
駒ヶ根から仙流荘の間に戸倉山と言う山があり、伊那富士とも呼ばれる綺麗な山体です。
駒ヶ根側から登り、市野瀬地区へと降りることが出来るのと山頂からは中央アルプス、南アルプスの両方が眺められる。
しかも、山頂には一等三角点がある!
と言う事でそこを通って仙流荘までを繋げる事にしました。
ただ、ロードと登山の双方にかかる時間は10時間ほど。
朝一番から歩けば仙流荘からの帰りのバスにはギリギリ間に合いますが・・・
また時間にせかされるようには歩きたくありません。
そこで、山頂に一泊する余裕の行程で行く事にしました。
天候が良ければ、サンセット中央アルプス、御来光南アルプスが見られるはずです。
山頂には避難小屋があり、寝袋セットさえ持っていけば泊まれそうです。
山頂手前には水場もあるようで、なんとかなりそうです。
さて、どうも中央アルプス以降から天気に恵まれてませんが、今週末も微妙ですね・・・
せめて、土曜日が晴れますように。
さて、来年の夏に南アルプスの大縦走を計画しています。
今度は北沢峠から太平洋へ。
11日間、150km。
それを決行する為には、今年の内に仙流荘へ辿り着いていた方が先に進めやすくなります。
仕事柄、なかなか連休が取れないのがいけないのですが・・・
さて、この週末に南アルプスへの道を繋ぎに行きます。
今度は駒ヶ根駅から仙流荘までのロードの計画でした。
24kmほど歩いておしまいです。
TJARでは国道152号の市ノ瀬地区より仙丈ケ岳の地蔵尾根へ入ります。
そこは来年に繋げるとして、今年は仙流荘まで。
1日でサクッと歩いておしまいなのですが、折角だから登山も絡めて行く事にしました。
駒ヶ根から仙流荘の間に戸倉山と言う山があり、伊那富士とも呼ばれる綺麗な山体です。
駒ヶ根側から登り、市野瀬地区へと降りることが出来るのと山頂からは中央アルプス、南アルプスの両方が眺められる。
しかも、山頂には一等三角点がある!
と言う事でそこを通って仙流荘までを繋げる事にしました。
ただ、ロードと登山の双方にかかる時間は10時間ほど。
朝一番から歩けば仙流荘からの帰りのバスにはギリギリ間に合いますが・・・
また時間にせかされるようには歩きたくありません。
そこで、山頂に一泊する余裕の行程で行く事にしました。
天候が良ければ、サンセット中央アルプス、御来光南アルプスが見られるはずです。
山頂には避難小屋があり、寝袋セットさえ持っていけば泊まれそうです。
山頂手前には水場もあるようで、なんとかなりそうです。
さて、どうも中央アルプス以降から天気に恵まれてませんが、今週末も微妙ですね・・・
せめて、土曜日が晴れますように。
2015年11月05日
猪臥山にて空撮
話は前後しますが、10月31日の土曜日に猪臥山へ行ってきました。
妹夫婦が関東から遊びに来たので、
景色の良いところに連れて行きたくて。
猪臥山は、夏は駐車場から歩いて5分で山頂なので、
手軽に行ける大パノラマです。
ただこの日は林道の閉鎖で、
清見側から入る遠回りになってしまいましたが・・・
でも車を降りてからは手軽に行けるので、
ついでにドローンを持って行ってきました。
ただただ山頂を中心にグルグル回り、
風が強く動きもカクカクになってしまいましたが、
雲がある薄命光線の空をバックに綺麗な画が撮れたと思います。
お時間がある方、どうぞご覧下さい。
※音が出ます
妹夫婦が関東から遊びに来たので、
景色の良いところに連れて行きたくて。
猪臥山は、夏は駐車場から歩いて5分で山頂なので、
手軽に行ける大パノラマです。
ただこの日は林道の閉鎖で、
清見側から入る遠回りになってしまいましたが・・・
でも車を降りてからは手軽に行けるので、
ついでにドローンを持って行ってきました。
ただただ山頂を中心にグルグル回り、
風が強く動きもカクカクになってしまいましたが、
雲がある薄命光線の空をバックに綺麗な画が撮れたと思います。
お時間がある方、どうぞご覧下さい。
※音が出ます
2015年11月02日
大雨見山 一等三角点
11月1日 日曜日
午前中は住んでいる地区のゆざらいでしたので、一仕事。
午後からは予定も無く、どうするかな~?
と思っていたのですが、思い立って息子と大雨見山へ行ってみる事にしました。
大雨見山は自宅から一番近くにある一等三角点の山です。
最近三角点ハンターな息子も、「いくいく!」と二つ返事。
ちゃっちゃと荷物を用意して行ってみることにしました。
大雨見山は以前から興味があったので下調べはしていました。
京大飛騨天文台より入り、遊歩道を歩くらしいのですが、
その遊歩道も20mほどで終わり山頂まで藪漕ぎ必至らしいです。
と言う事で、どうせ藪を漕ぐなら違うところからアプローチしようと決めていました。
そして、その為に草木の枯れ始める晩秋を待っていました。
国土地理院の地図を見ると、国府から上宝へ抜ける林道の途中、尾根筋から入ると山頂に最短で届くような感じです。
三休の滝へ続く道を滝へ曲がらずに直進。
道はやがて未舗装に変わりますが、ズンズン行きます。
GPSの地図を見ながら目標としていた尾根筋の前に到着しました。
路側帯に車を止めて、準備して出発です。

車には道迷いした時の事を考えて、
ヒトココの子機を一つ乗せておきます。
迷っても車の方角は分かります。
ちなみに、息子にはもう一つの子機、私は親機を持っています。
さて、目の前の道も無い尾根に取り付いて入り込んだのですが・・・

これがもう、超藪漕ぎ。
背丈より高い笹藪の中を文字通り縫うように足を運びます。
数メートル後ろの息子も見にくい状況です。
これはいくら尾根筋とは言え帰り道に絶対迷います。

持ってきたピンクリボンを定期的に取り付け、歩いてきた道を分かるようにしておきます。
GPSマップも見ながら尾根を少しずつ歩き、高度を上げていましたが・・・
これは時間がかかる。
流石に息子に「辞めて帰ろう」と言おうとした時・・・

いきなり道に出ました。
あれ?

目の前にはNo.126と書かれた境界見出標がありました。
遠くには次の境界見出標も見えます。
地図には無い道ですが、とりあえず山頂方面にずっと道が伸びているので、これを歩いてみる事にしました。

登山道では無いので整備はされていませんが、藪から考えたら遥かに歩きやすいです。

タブレットのGPS地図を見てても、どんどん山頂に近づいているのが分かります。
地図ロイドと言うアプリ、便利ですよ♪

やがて大きな木を通り過ぎたら・・・
突然息子がダッシュ。

「お父さん!三角点がある!」

と言う事で、大雨見山の山頂、三角点に到着しました。
藪から出て10~15分ほどでした。

一等三角点、大きいです!
息子、大満足♪

しかし大雨見山の山頂はまったく展望無し。

北は木々の向こうに少ーし山影が見えます。
南はダメですね。

東はあの木々の隙間に・・・

チラリと北アルプスが見えました。
でもピンボケ。
さて、境界見出標の道はこのまま東へ続いているようです。
これを辿ると京大の飛騨天文台へ出るのでしょうか・・・?
単独ならちゃっちゃと走って確認に行くのですが、今日は子連れですし時間も遅いので、確認はまた今度にします。
しかし山頂、展望が無いだけでなく少し残念な事がありました。
小ビンがバラバラと落ちていたり、ビールの空き缶が転がっていたり・・・
一等三角点のそばにはゴミが落ちていました。
境界標の測点を打たれた方が置いていったのか、はたまた登山者が置いていったのか・・・
残念でなりません。
さて、それでは来た道を戻りましょう。

人もあまり通らないこの道は、落ち葉がふっかふかで気持ちよく歩けます。

No.126の境界見出標の場所へ戻ってきました。
ですが、この道はさらに下方へ繋がっている様子です。
これはきっと、車で走ってきた林道に繋がっているはずです。
どこに出るか分からないですが、このままこの道を辿ってみる事にしました。

古い見出し境界標が置いてあったり・・・

新しいものも埋設されてます。
最近工事されたような感じがしますね。

境界標の道だけ藪がありません。
ホントに歩きやすいのです。

倒木も越えたり。

向こうに見える尾根は、先ほど登ってきた超藪尾根です。
いや、こっちの尾根は歩きやすかったんですね。

No.119

古い境界標にはちゃんと漢字で「一一九」と彫ってあります。
凄い!
ちなみに新しい境界標は、漢字のタイルが境界標に埋めてありました。

道は尾根に沿って少しアップダウンしていましたが、やがて急に高度を下げ始めました。
すると・・・

いきなり林道に出ました。

ココだったんですね。
来る時にこの看板は見ましたが、横の道には気付かなかったです。

後は車まで林道を少し歩きます。
2~300m先です。

紅葉ももう終わりですね。
晩秋の寂しい感じが漂います。

と言う事で、車まで戻ってきました。

先ほどの道の入口部分、大きな路側帯があり車も5~6台は停められそうです。

帰りに三休の滝に寄ってみました。
夏はとても涼しくて、癒しのスポットなんですよ♪
さて、今回は藪漕ぎ覚悟で臨んだ大雨見山ですが、境界標の道のおかげで途中からは藪漕ぎ無しで歩けました。
登りが約50分、下り30分ほどです。
天文台側から登るよりも、遥かに近そうな感じでした。
ただ、ここの林道は基本的にフラットダートなのですが、ここまで数箇所荒れている区間がありました。
林道慣れしている方なら乗用車でも来れそうですが、慣れていない方は車高の高い車で来られる事をおススメします。
なんにせよ、近いうちにもう一度ココは訪れようと心に決めました。
ビニール袋を持って、山頂付近のごみの回収。
それと、藪の中に残してきてしまったピンクリボンの回収をしないと・・・
雪が降る前に再び訪れましょう。
午前中は住んでいる地区のゆざらいでしたので、一仕事。
午後からは予定も無く、どうするかな~?
と思っていたのですが、思い立って息子と大雨見山へ行ってみる事にしました。
大雨見山は自宅から一番近くにある一等三角点の山です。
最近三角点ハンターな息子も、「いくいく!」と二つ返事。
ちゃっちゃと荷物を用意して行ってみることにしました。
大雨見山は以前から興味があったので下調べはしていました。
京大飛騨天文台より入り、遊歩道を歩くらしいのですが、
その遊歩道も20mほどで終わり山頂まで藪漕ぎ必至らしいです。
と言う事で、どうせ藪を漕ぐなら違うところからアプローチしようと決めていました。
そして、その為に草木の枯れ始める晩秋を待っていました。
国土地理院の地図を見ると、国府から上宝へ抜ける林道の途中、尾根筋から入ると山頂に最短で届くような感じです。
三休の滝へ続く道を滝へ曲がらずに直進。
道はやがて未舗装に変わりますが、ズンズン行きます。
GPSの地図を見ながら目標としていた尾根筋の前に到着しました。
路側帯に車を止めて、準備して出発です。
車には道迷いした時の事を考えて、
ヒトココの子機を一つ乗せておきます。
迷っても車の方角は分かります。
ちなみに、息子にはもう一つの子機、私は親機を持っています。
さて、目の前の道も無い尾根に取り付いて入り込んだのですが・・・
これがもう、超藪漕ぎ。
背丈より高い笹藪の中を文字通り縫うように足を運びます。
数メートル後ろの息子も見にくい状況です。
これはいくら尾根筋とは言え帰り道に絶対迷います。
持ってきたピンクリボンを定期的に取り付け、歩いてきた道を分かるようにしておきます。
GPSマップも見ながら尾根を少しずつ歩き、高度を上げていましたが・・・
これは時間がかかる。
流石に息子に「辞めて帰ろう」と言おうとした時・・・
いきなり道に出ました。
あれ?
目の前にはNo.126と書かれた境界見出標がありました。
遠くには次の境界見出標も見えます。
地図には無い道ですが、とりあえず山頂方面にずっと道が伸びているので、これを歩いてみる事にしました。
登山道では無いので整備はされていませんが、藪から考えたら遥かに歩きやすいです。
タブレットのGPS地図を見てても、どんどん山頂に近づいているのが分かります。
地図ロイドと言うアプリ、便利ですよ♪
やがて大きな木を通り過ぎたら・・・
突然息子がダッシュ。
「お父さん!三角点がある!」
と言う事で、大雨見山の山頂、三角点に到着しました。
藪から出て10~15分ほどでした。
一等三角点、大きいです!
息子、大満足♪
しかし大雨見山の山頂はまったく展望無し。
北は木々の向こうに少ーし山影が見えます。
南はダメですね。
東はあの木々の隙間に・・・
チラリと北アルプスが見えました。
でもピンボケ。
さて、境界見出標の道はこのまま東へ続いているようです。
これを辿ると京大の飛騨天文台へ出るのでしょうか・・・?
単独ならちゃっちゃと走って確認に行くのですが、今日は子連れですし時間も遅いので、確認はまた今度にします。
しかし山頂、展望が無いだけでなく少し残念な事がありました。
小ビンがバラバラと落ちていたり、ビールの空き缶が転がっていたり・・・
一等三角点のそばにはゴミが落ちていました。
境界標の測点を打たれた方が置いていったのか、はたまた登山者が置いていったのか・・・
残念でなりません。
さて、それでは来た道を戻りましょう。
人もあまり通らないこの道は、落ち葉がふっかふかで気持ちよく歩けます。
No.126の境界見出標の場所へ戻ってきました。
ですが、この道はさらに下方へ繋がっている様子です。
これはきっと、車で走ってきた林道に繋がっているはずです。
どこに出るか分からないですが、このままこの道を辿ってみる事にしました。
古い見出し境界標が置いてあったり・・・
新しいものも埋設されてます。
最近工事されたような感じがしますね。
境界標の道だけ藪がありません。
ホントに歩きやすいのです。
倒木も越えたり。
向こうに見える尾根は、先ほど登ってきた超藪尾根です。
いや、こっちの尾根は歩きやすかったんですね。
No.119
古い境界標にはちゃんと漢字で「一一九」と彫ってあります。
凄い!
ちなみに新しい境界標は、漢字のタイルが境界標に埋めてありました。
道は尾根に沿って少しアップダウンしていましたが、やがて急に高度を下げ始めました。
すると・・・
いきなり林道に出ました。
ココだったんですね。
来る時にこの看板は見ましたが、横の道には気付かなかったです。
後は車まで林道を少し歩きます。
2~300m先です。
紅葉ももう終わりですね。
晩秋の寂しい感じが漂います。
と言う事で、車まで戻ってきました。
先ほどの道の入口部分、大きな路側帯があり車も5~6台は停められそうです。
帰りに三休の滝に寄ってみました。
夏はとても涼しくて、癒しのスポットなんですよ♪
さて、今回は藪漕ぎ覚悟で臨んだ大雨見山ですが、境界標の道のおかげで途中からは藪漕ぎ無しで歩けました。
登りが約50分、下り30分ほどです。
天文台側から登るよりも、遥かに近そうな感じでした。
ただ、ここの林道は基本的にフラットダートなのですが、ここまで数箇所荒れている区間がありました。
林道慣れしている方なら乗用車でも来れそうですが、慣れていない方は車高の高い車で来られる事をおススメします。
なんにせよ、近いうちにもう一度ココは訪れようと心に決めました。
ビニール袋を持って、山頂付近のごみの回収。
それと、藪の中に残してきてしまったピンクリボンの回収をしないと・・・
雪が降る前に再び訪れましょう。
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