大地を歩こう › 2017年06月22日

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2017年06月22日

ゆったり八ヶ岳 2日目

2日目

今回は行程に余裕のあるゆったり山行。
この日も別に早起き&早立ちする事は無かったのですが・・・
前日早く寝てしまった事や、個室で思いのほかぐっすり眠れたこともあり、シャキッと早起きしてしまいました。

4時半、いつも通りに目が覚めます。
周りの部屋からも動き出す人の音が聞こえ始めて、息子も起きました。
しばらくは布団でまったりと過ごし、ボチボチと出発準備にとりかかりました。

ちなみに、山荘の朝食は頼んでいません。
いつも山を歩くときは、朝一番は行動食を持って少し動いてから食べる習慣にしてますので、寝起きで沢山の食事は摂らないのです。


と言う事で、ぐっもーにん♪

山荘から富士山、赤岳が見えます。
快晴では無いのですが、高層雲なので見晴しはいいですね。
でも風が少し強めです。
最後に私は暖かいコーヒーを、息子は暖かい御茶を頂いてから、予定より早めの5:15分に宿をスタートしました。
赤岳展望荘さん、いい山荘でした。
また来たいですね。


最初の赤岳への斜面は、結構なザレ&岩を行きます。
高度をグングン上げて行きます。


西側遠くには、槍穂高が見えます。
景色が見えると気分も上々です。


30分ほどで、赤岳頂上山荘に到着しました。
ここはホントに山頂に建っている小屋です。



と言う事で、5:50
赤岳山頂頂きました!
百高山、49座目!


こちらも頂きます。
一等三角点
点名「赤岳」


目の前には富士山と南アルプスが広がっていました。
いやー、雄大です♪

と言う事で無事に赤岳に到着しましたが、早い時間にもかかわらず山頂は凄い人なので、早々に退散する事にしました。
そのまま反対側に下降して行きます。


こちらが権現岳方面との分岐ですね。
ここから中岳方面へ。


これまたこちらも結構な斜面を降りて行きます。
結構な岩場ですね。
難しくは無いのですが、人が多いので落石を起こさないように気を使います。


「頂上まであと少し ガンバレ」
の看板。
下から来たら、コレを見て励まされますね。
でも、ここからまだ結構あるような・・・


岩場を抜けると、ザレた斜面を下降して行きます。
目の前には中岳と阿弥陀岳が見えます。
見事な稜線です♪


そしてコルから中岳に登り返して行く時に振り返ると、こんな景色です。
やっぱり赤岳は圧巻ですね。
荒々しく、異様な存在感を放ちます。


7:00
中岳山頂、頂きました。
一応、記念撮影します。

その後、再び阿弥陀岳のコルまで降りて、ひと休憩しました。
阿弥陀岳への登りはなかなかきつそうなので、体を整えてから臨みます。


阿弥陀岳の取り付きはいきなり梯子からです。
グッとあげて、そのままの斜度でガンガン標高を稼いで行きます.


岩場の連続です。
同じくけして難しくは無いのですが、とにかく延々と続くので、なかなかエグいです。
休むポイントも殆ど無く、山頂まで一気に高度を上げます。

そして急に目の前が開けたと思ったら・・・


7:50
阿弥陀岳山頂、頂きました!
百高山、折り返しの50座目!
これで八ヶ岳の百高山は制覇しました♪




北アルプス、乗鞍、御嶽、中央アルプス、南アルプス、富士山。
日本の屋根が全て目の前に。

いやー阿弥陀岳、最高です。
登りのきつさもあってか、到着した際に目の前に広がる360度のパノラマは感動しました。
後から到着される方も、ついた瞬間に「うわー!」
と思わずこぼします。
もちろん我々もそうでした(^^;

正直、赤岳よりこちらの方が景色が素敵では無いでしょうか。
と個人的には思いました。

あまりの景色の良さに、ここでゆっくり過ごす事にしました。
朝ごはん食べたり、おやつ食べたり。



しばらくすると、東側の風が雲を運んできたようで、横岳や権現岳の上に笠を被せて、一気に峰々を雲が乗越していきました。
なんとも幻想的な光景でした。


そうそう、ココにも御料局の三角点がありました。
記念撮影です。

さて、ゆっくりしたので下山します。
帰りはこのまま山頂を越えて、御小屋尾根を通って帰るルートです。


まずはハイマツを抜けて直ぐに岩場です。
西の肩です。
梯子を登って鎖で通過します。
ここはなかなか高度感がありますね。


この「竹場」と書いてある所から下を覗きましたが、流石に足がすくみました。
怖いのでちゃっちゃと通過します。


さらに少し歩くと、中央陵への分岐がありました。
普通に「立ち入り危険 中央陵」と書いてあります(汗
バリエーションルートですね。
我々は御小屋尾根を行きます。


目の前の尾根。
一番右がこの後歩く御小屋尾根。
真ん中の小さい尾根が中央陵。
左は阿弥陀南陵から続く立場山です。
いつか行ってみたいですね~。


阿弥陀岳からの下りは、やはりこちらも結構な道を行きます。
ザレ&岩場の連続です。
雨が降ったらかなりいやらしいような所がかなりありますね。

目の前の岩に「目凶」と書いてありましたが、間違いでした。
「四区」でした(^^;


ずーっとこんな感じの道です。


8:45
ようやく森林限界に入ってきたので、ここで小休止です。
木々で風も遮られるようになり、斜度も若干緩やかになったので、ここでヘルメットを外して上着を一枚脱ぎました。

森林限界を下回ってからも、一段一段が高い結構な斜度の登山道を降りて行きます。


そして登山道には⑧マークの境界標。
古い宮内庁のマークですね。
境界標が毎年更新されているようです。
最新の日付は昨日の6/17でした。
建てたばかりのようですね。

そして少し歩き、急に斜度が緩やかになってきたと思ったら。。。


こんな目印が。
左に矢印がありました。

もしかして?と思いGPSの地図をみて確認したのですが、間違いありません。
こちらに降りてみましょう。


30mほど降りたら水場でした。
「不動清水」ですね。
地図上では少し距離があるように書いてあったのと、一度下ってから入り込むようになっていたので寄る予定は無かったのですが、まさかの稜線から直接行けるとは。


振り返るとこんな感じです。
上からが尾根から降りてくる道。
左の真っ直ぐなほうが正規ルートです。
でも尾根に直登する道もマーキングがされていて、踏み後バッチリです。
迷う事はありません。

水はコンコンと沸いていましたので、ここで再び小休止する事にしました。
冷たい水で顔を洗い、汗を流します。
気持ち良いです♪


9:50
再び出発します。
正規ルートで分岐に戻りました。
看板には
「不動清水 約5分」
と書いてありますが、これはきっとこう言う意味です。
”ここから清水まで行って、水を汲んで、戻って5分”
片道5分ではありません、1分です。
しかもほぼ水平移動で苦労は無いですし、登りで寄ってもそのまま上の稜線に戻れます。
気軽に寄れるところなので、通られる方は是非立ち寄ってみてください。

この不動清水の分岐手前ぐらいからは、急に道が歩きやすくなります。
斜度も緩やかになり、足元はフカフカ。
突然登山道が変る感じです。

自然と足もハイスピードモードに。

少しだけ登り返しがありますが、歩きやすいので全然苦になりません。


登り返した山頂は、展望は無いですけど広々した空間でした。
テントが張れそうです。張ってはダメですけど。


10:15
御小屋山に到着しました。
先ほどの不動清水からここまでCT50分だったのですが、半分の25分で到着してしまいました。
それほど歩きやすい道でした。


山頂標から北側の斜面には封鎖された道が・・・
聞いた話では、美濃戸に降りる道だそうで、たまに間違えて降りてしまう人が居るのだとか。

美濃戸口に下りるためにはもう少しだけ尾根を西へ歩きます。


そして御小屋山の三角点、頂きました。
三等三角点
点名「鷹打場」


それから、美濃戸口におりる分岐となります。
まっすぐ行くと、船山十字路へと続きます。
もちろん右へ。


この辺りの標高の植生は面白いですね。
緑色のモフモフした地床です。
そしてそのなかに赤いアレ。

少し不気味です。


分岐のあと少しここまでとは変って少し斜度のある下りが続きますが、また急に作業道のような道に出ます。
ここからはまた、歩きやすい道に変りました。


さらに登山道から外れて北側に踏み痕があったり。
中沢と書いてありますね。


登山道自体はまた植生が変って、低い笹薮になってきました。
道はすこぶる歩きやすいです。


どんどん下ると、あっという間に・・・


舗装路に出ました。
登山道は終了です。

ここからは美濃戸口の別荘地を抜けて歩きます。


交差点の旅に案内看板があるので、道迷いはありません。
少し歩くと・・・


八ヶ岳山荘の林道分岐に帰ってきました。
昨日ここを右方向に行きましたね。
これで周回完了です!


と言う事で、12時前に下山できました。
いつもよりゆったりと回れた八ヶ岳山行、無事下山です♪
横岳周辺と、阿弥陀岳前後は結構な岩場でしたが、前回の西穂のおかげで息子を安心してみていられるようになったのがありがたいですね。

八ヶ岳の赤岳周辺は初めてだったのですが、この山が何故人気があるのか、少し理解できたような気がします。
北アルプスや南アルプスと違って、全てがギュっとコンパクトなんですよね。

車を降りてアプローチの緩い登りを2~3時間歩くと、急に斜度がついて一気にアタックするような急峻な登りになり、さらに2時間ほどで絶景の稜線に出る。
そのまま稜線を縦走して、好きなところから下山出来る。

歩き方や景色の変化にメリハリがあり、とても飽きないんですよね。
八ヶ岳、好きになってしまいました。

また機会があれば、あっちもこっちも歩いてみたいですね。


予定よりかなり早く下山してしまったので、そのまま松本のラーメン屋にお昼御飯を食べに行く事にしました。


「信州五十六屋」
横浜家系のラーメン屋さんです。
オーナーさんが前に経営していた「吉田屋」さんの頃から大好きなラーメン屋さんです。
濃いのがダメな人には、向かないですよ(^^;


そして、満たされたおなかにおやつタイム。
島々を過ぎたあたりの
「村の駅 アルプスの郷」
トイレ休憩に寄ったのですが、ソフトクリームの看板を見て食べる事に。


そしてビックリしました。
ここのソフトクリームは手作りらしく、ワサビソフト、ソバソフト等、地産のものをホントに練りこんであるそうです。
息子はアロニアと言う、ブルーベリーのようなソフトクリーム。
なかなか濃厚で美味しいようです。

そして私はワサビソフト。
こんなワサビソフト、初めて食べました。
甘辛い♪
ホントに牛乳ソフトに辛いワサビが練りこんであるので、ワサビ風味ではなくてワサビなんです。
私はワサビ好きなんで、これはハマります。
ダメな人はダメでしょうね。

でも、一度お試し下さい。
私は好きですね♪


そして平湯では軽く温泉に入っていきました。
民俗館の露天風呂ですね。
寸志を入れてほんのり浸かって行きました。

なんだか帰り道も観光モードの山行でしたが、とてもゆとりをもって回れましたね。
これで百高山も残り50座です。

今年はいくつ登れるかな~?






  

Posted by PENTAGON at 11:00Comments(2)百高山