2017年09月05日
槍ヶ岳・双六岳 新穂高から日帰り その2
6:50
関門の7時前になんとか槍ヶ岳山荘を出発しましたが、設定の7時ギリギリです。適当に決めたとは言え、自分の時間の読みの正確さが恨めしかったりします。全然余裕が無いです。
まずは千丈乗越までのCT50分の急な下り坂。
ここが結構ザレザレで歩きにくかったです。

振り返ると槍ヶ岳。
ありがとうございました。
一気に高度を下げて行きます。
すれ違う人も無く、キュンキュン下っていくと・・・

7:20
約30分ほどで千丈乗越に到着しました。
やっぱりCTの60%ぐらいですね。
ここで少し足を休めます。
やはり新穂高からここまで一気に来ているので、足が少し動かなくなっているのが自分でもわかります。

ジャンダルム!
相変わらずカッコイイ形ですね。
多くの人の心を掴んでしまう姿は、思わず息を呑みます。
しかし、おいそれとは近づけない場所・・・

飛騨側はずっと雲海です。
家のあたりはずっと曇ってるのかな?

と、槍の穂先から太陽が上がってきました。
綺麗♪
10分ほど足を休めた後、出発します。
今回の山行は、足に負担がかかるのが分かっていたので、休むなら10分は動かないと決めていました。
ですので、殆どの小休止は10分です。

少しすすむと鎖場が現れました。
正直、難易度的には鎖は要らないレベルかと思いますが、滑ってしまうとかなり宜しくない感じの場所です。
補助的に鎖があるのですね。
頼りすぎるのは危ないですが、怖ければ素直に握ったほうが良いと思います。

西鎌尾根から伸びる支尾根の硫黄尾根。
昔友人がその先の硫黄岳に行くのに、湯俣から攻めたと聞きましたが、確かにこちらからは崩落が激しく行けなさそうですね。
行けるとしたら、雪がついている時ぐらいかな。。。?
とか、素人的考えですが。

槍は少しずつ遠ざかっていきます。

でもまだまだ先は長いです。

ゴーロ地帯があったり・・・

穂先を雲が乗越して行きます。

なんとか左俣乗越までやってきました。
距離的には槍ヶ岳と双六小屋の1/3位でしょうか?
千丈乗越から30分、予定通りにギリギリ歩けているかな・・・?

しかしこの道、初めて歩きますけど、景色に富んでて楽しい道ですね。
遠巻きに見る山々の姿はそんなに変らないですが、岩場があったり、なだらかな稜線があったりと、なかなか楽しめる道じゃないかと思います。
と言う事で、全天球カメラ。
このカメラの欠点は、必ずシャッターを押す為に自分の手と自分が写り込む事ですね。
スマホを使って遠隔操作すれば良いのかな?

こちらは左俣岳の山頂付近。
地図を見るとここには三角点があるようなのですが、ハイマツの中っぽいです。
リサーチ不足なので、今回は諦める事にします。
まぁ、三角点ハンターの息子が居ないから、いいか。

しかし、なかなか樅沢岳が近づきません。
と言うか、この時点でかなり自分が疲弊してきている事に、ようやく気付き始めました。
細かいアップダウンが続く稜線になり、緩い下りやなだらかな所は小走りできるものの、小さな登りで足が上がらないのです。
イカン、登る足が売り切れてきた。

少しペースを落として歩みを進めると、辺りは北から乗越して来る風に硫黄臭がしてきました。
下を見ると、谷あいの一部が黄緑色をしています。
あの辺り、硫黄が噴出してるのかな?

そして、硫黄乗越に到着です。
ここで再び休憩。
15分ほど足を休める事にしました。
流石に硫黄乗越と言う名前の通り、硫黄臭が凄いです。
でも嫌いじゃなかったりします。
ちょっとペースが落ちてます。
しかもこの後は前樅沢岳、樅沢岳と登りが控えている・・・
10時までに双六小屋に着くでしょうか?
と言うか、もう充分頑張っているし、別に双六岳に行けなくても別にいいか・・・
とか、だんだん弱気になってる自分が居ました。
まぁ、なるようになるか。
と思い、15分後に出発。

少し歩いた所で、登山道の角を曲がるといきなり目の前に現れました。
雷鳥キター♪
クークー鳴いてます、カワイイ♪
と、自分の直ぐ右でガサっと音がしたので見ると・・・

右手を伸ばしたら届きそうな所にもう一羽。
よく見たら周りに4羽の雷鳥が居ました。

しばらく眺めていましたが、あんまりどっかに行こうと言う気も無いようです。
ごめんねー、ちょっと通らせてもらうね。
と、クークー鳴いてる雷鳥の横を通過しました。
癒されました♪

前樅沢岳を登ります。
弓折の稜線が大分近づいて来ましたね。
ここで、トレラン風の方2名とすれ違いました。
少しお話しまして、向こうは新穂高を双六に向かって、槍を抜けて新穂高に帰るとか。
私の逆ルートを行くようです。
ただ、双六には行って無いとか。
それを聞いて「やっぱり双六は行かなくても良いですよね~」とか言いましたが・・・
「いや、出発速かったんでしょ?この時間なら余裕でしょ~。」
と、イケイケモードのお返事。
苦笑いしてやり過ごしました。
いや、ホントに足が・・・

槍ヶ岳はずいぶん遠ざかりました。
最後に樅沢岳をヒォヒィ言いながら登ると・・・

突然樅沢岳の標識。
あ、こんなにすぐだったんだ。
2週間前、息子と来た場所。
やっと知っている所に出ました。
時間も9時25分。
まずい、自分で決めた関門時間に間に合ってしまう。
正直言うと、関門時間に間に合わなかったから、まぁしょうがないか~。
と言い訳して新穂高に向かいたい。
そんな気持ちになっていました。

9:40
双六小屋、到着。。。
間に合ってしまった・・・
その3へ続く。
関門の7時前になんとか槍ヶ岳山荘を出発しましたが、設定の7時ギリギリです。適当に決めたとは言え、自分の時間の読みの正確さが恨めしかったりします。全然余裕が無いです。
まずは千丈乗越までのCT50分の急な下り坂。
ここが結構ザレザレで歩きにくかったです。

振り返ると槍ヶ岳。
ありがとうございました。
一気に高度を下げて行きます。
すれ違う人も無く、キュンキュン下っていくと・・・

7:20
約30分ほどで千丈乗越に到着しました。
やっぱりCTの60%ぐらいですね。
ここで少し足を休めます。
やはり新穂高からここまで一気に来ているので、足が少し動かなくなっているのが自分でもわかります。

ジャンダルム!
相変わらずカッコイイ形ですね。
多くの人の心を掴んでしまう姿は、思わず息を呑みます。
しかし、おいそれとは近づけない場所・・・

飛騨側はずっと雲海です。
家のあたりはずっと曇ってるのかな?

と、槍の穂先から太陽が上がってきました。
綺麗♪
10分ほど足を休めた後、出発します。
今回の山行は、足に負担がかかるのが分かっていたので、休むなら10分は動かないと決めていました。
ですので、殆どの小休止は10分です。

少しすすむと鎖場が現れました。
正直、難易度的には鎖は要らないレベルかと思いますが、滑ってしまうとかなり宜しくない感じの場所です。
補助的に鎖があるのですね。
頼りすぎるのは危ないですが、怖ければ素直に握ったほうが良いと思います。

西鎌尾根から伸びる支尾根の硫黄尾根。
昔友人がその先の硫黄岳に行くのに、湯俣から攻めたと聞きましたが、確かにこちらからは崩落が激しく行けなさそうですね。
行けるとしたら、雪がついている時ぐらいかな。。。?
とか、素人的考えですが。

槍は少しずつ遠ざかっていきます。

でもまだまだ先は長いです。

ゴーロ地帯があったり・・・

穂先を雲が乗越して行きます。

なんとか左俣乗越までやってきました。
距離的には槍ヶ岳と双六小屋の1/3位でしょうか?
千丈乗越から30分、予定通りにギリギリ歩けているかな・・・?

しかしこの道、初めて歩きますけど、景色に富んでて楽しい道ですね。
遠巻きに見る山々の姿はそんなに変らないですが、岩場があったり、なだらかな稜線があったりと、なかなか楽しめる道じゃないかと思います。
Post from RICOH THETA. - Spherical Image - RICOH THETA
と言う事で、全天球カメラ。
このカメラの欠点は、必ずシャッターを押す為に自分の手と自分が写り込む事ですね。
スマホを使って遠隔操作すれば良いのかな?

こちらは左俣岳の山頂付近。
地図を見るとここには三角点があるようなのですが、ハイマツの中っぽいです。
リサーチ不足なので、今回は諦める事にします。
まぁ、三角点ハンターの息子が居ないから、いいか。

しかし、なかなか樅沢岳が近づきません。
と言うか、この時点でかなり自分が疲弊してきている事に、ようやく気付き始めました。
細かいアップダウンが続く稜線になり、緩い下りやなだらかな所は小走りできるものの、小さな登りで足が上がらないのです。
イカン、登る足が売り切れてきた。

少しペースを落として歩みを進めると、辺りは北から乗越して来る風に硫黄臭がしてきました。
下を見ると、谷あいの一部が黄緑色をしています。
あの辺り、硫黄が噴出してるのかな?

そして、硫黄乗越に到着です。
ここで再び休憩。
15分ほど足を休める事にしました。
流石に硫黄乗越と言う名前の通り、硫黄臭が凄いです。
でも嫌いじゃなかったりします。
ちょっとペースが落ちてます。
しかもこの後は前樅沢岳、樅沢岳と登りが控えている・・・
10時までに双六小屋に着くでしょうか?
と言うか、もう充分頑張っているし、別に双六岳に行けなくても別にいいか・・・
とか、だんだん弱気になってる自分が居ました。
まぁ、なるようになるか。
と思い、15分後に出発。

少し歩いた所で、登山道の角を曲がるといきなり目の前に現れました。
雷鳥キター♪
クークー鳴いてます、カワイイ♪
と、自分の直ぐ右でガサっと音がしたので見ると・・・

右手を伸ばしたら届きそうな所にもう一羽。
よく見たら周りに4羽の雷鳥が居ました。

しばらく眺めていましたが、あんまりどっかに行こうと言う気も無いようです。
ごめんねー、ちょっと通らせてもらうね。
と、クークー鳴いてる雷鳥の横を通過しました。
癒されました♪

前樅沢岳を登ります。
弓折の稜線が大分近づいて来ましたね。
ここで、トレラン風の方2名とすれ違いました。
少しお話しまして、向こうは新穂高を双六に向かって、槍を抜けて新穂高に帰るとか。
私の逆ルートを行くようです。
ただ、双六には行って無いとか。
それを聞いて「やっぱり双六は行かなくても良いですよね~」とか言いましたが・・・
「いや、出発速かったんでしょ?この時間なら余裕でしょ~。」
と、イケイケモードのお返事。
苦笑いしてやり過ごしました。
いや、ホントに足が・・・

槍ヶ岳はずいぶん遠ざかりました。
最後に樅沢岳をヒォヒィ言いながら登ると・・・

突然樅沢岳の標識。
あ、こんなにすぐだったんだ。
2週間前、息子と来た場所。
やっと知っている所に出ました。
時間も9時25分。
まずい、自分で決めた関門時間に間に合ってしまう。
正直言うと、関門時間に間に合わなかったから、まぁしょうがないか~。
と言い訳して新穂高に向かいたい。
そんな気持ちになっていました。

9:40
双六小屋、到着。。。
間に合ってしまった・・・
その3へ続く。
スポンサーリンク
この記事へのコメント
西鎌尾根は一度避けて以来機会がありません。
行けるときに行っておくもんですね。
でも、あの時は限界だったかな?
そこで「アップダウンの繰り返しで嫌になっちゃうよ」
なんて聞いたら三俣山荘へ逃げちゃいました。
全天球カメラの絵はPENTAGONサンが入っているから臨場感があっていいんです!
行けるときに行っておくもんですね。
でも、あの時は限界だったかな?
そこで「アップダウンの繰り返しで嫌になっちゃうよ」
なんて聞いたら三俣山荘へ逃げちゃいました。
全天球カメラの絵はPENTAGONサンが入っているから臨場感があっていいんです!
Posted by アサギブルー
at 2017年09月05日 20:06

アサギブルーさん:
私も西鎌尾根は初めて歩きました♪
確かに、双六から槍に向かうと最後の登りはシビれてしまうかも知れません(^^;
全天球カメラ、どうしても顔がアップになるので結構恥かしいです(--;
私も西鎌尾根は初めて歩きました♪
確かに、双六から槍に向かうと最後の登りはシビれてしまうかも知れません(^^;
全天球カメラ、どうしても顔がアップになるので結構恥かしいです(--;
Posted by PENTAGON
at 2017年09月06日 09:15
