2017年09月25日
浄土山 龍王岳 立山より撤退
今回は立山で歩き損ねている百高山を拾いに行く事にしました。
龍王岳、真砂岳、別山、剱御前の4山です。
鬼スピードで行けば、きっと日帰りできるコースです。
しかし、急いでもしょうがないので1日目龍王岳から回り剱御前小屋まで。
2日目に剱御前をピストンして、大日岳を回って称名滝に降りてくる計画にしました。
天気予報も晴れとなりましたし、息子と一緒にご機嫌で行く事に。
まさかの結末が待っているとは、この時は思いもせず・・・
9月23日
前日車を走らせて、立山駅前の駐車場に止め、車中泊。
4時には駐車場は一杯になりました。
ケーブルカーの予約チケットを買ってないので、早々にチケット売り場に並びます。

あっという間に列は履けて、そんなに混んでいない感じでした。

それでも始発の次の臨時便に乗ります。

座れるぐらいなのに、あえて立ってのかぶりつき。
すれ違いで息子ご機嫌♪
いつまでたっても好きですね。
その後、バスに乗りかえて室堂へ。

ここで登山計画書を提出します。
その場で広げられてルートを確認されます。
ルート上の注意点を教えて頂きました。
なんと細かい配慮でしょう。

そして、外に出ると雨・・・
晴れの予報は一体どこに?
いきなりテンションの上がらぬまま、とぼとぼと歩きます。
7:30スタートしました。

まずは、室堂山荘の前から浄土山に登り上げます。
整備された登山道・・・
と言うか、ほぼ遊歩道ですね。
のんびりのんびり歩いて行きました。

しばらく登ると、先行している方が立ち止まってカメラを構えていました。
雷鳥!
さすが、浄土山周辺は沢山生息していますね。

荒天の使者、可愛すぎます。

さらに少し歩くと、浄土山登山道分岐です。
浄土山では無いほうに行くと、立山カルデラの展望地があるのですが、この天気なので辞めました。
サクッと浄土山へ上がる事にしました。
しかし、この浄土山へ登る道。
よく考えたら雪のある時しか来た事無く、前知識がありませんでした。
予想より岩場の急登で、息子も雨の中テンションが上がらずに、下を向いて歩いていたようで・・・
もう少しで山頂近くと言う辺り、ふと後ろを振り返ると、頭を抱えて悶絶する息子を発見。
「どうした?」と聞くと、
まさにOrzな姿勢で嗚咽しています。
あらー、こりゃ、頭をぶつけたな?
話を聞くと、岩に乗り上げる時に一度足が滑って、体制を立て直してから乗り込んだ先に岩があり、激しく額を強打したようで。。。
おでこを見ると、既に巨大なタンコブができあがっていました。
これは見事。
とりあえず落ち着かせてから、すぐそこの山頂へ。

軍人慰霊碑の石垣の陰で休憩しました。

登山開始1時間経たずに燃え尽きた息子。
こりゃダメだ。
タンコブの頂部は擦り傷になっていたので、とりあえずファストエイドのキットから絆創膏を出して貼り付けます。
タンコブが出来てるので、症状は酷くは無いと思うのですが・・・
転んで打った時はまずいですが、自分から上の岩に突撃してますし。
ですが、心配は心配。
とりあえず一歩一歩歩く時の振動でオデコがズキズキすると言うので様子を見ながら歩く事にしました。
ここまで来ちゃったので、龍王岳だけでも行っておきましょう。

見たことある場所。
浄土山分岐です。
ここから五色ヶ原方面に少しだけ下ります。

ここが龍王岳への分岐です。
龍王岳へは、目印も登山道も無いのですが、踏み跡明瞭で迷う事はありません。
このガスでも見落としませんでした。
分岐から少し先の岩の下にザックをデポして・・・

あっと言う間に山頂へ。

龍王岳2872m
百高山65座目、頂きました!
と言っても、この息子の冴えない顔。
テンション駄々下がりのようです。

展望も無いし、とっとと下ってザックを回収し、一ノ越を目指します。

すると、雲の切れ間から龍王岳が顔を出しました。
周りを見ると、雨もほぼ止みはじめていました。
このまま晴れるかな?

同じように、少し歩くと雲が切れて一ノ越が見えてきました。

相変わらず要塞のようです。

と言う事で、ここで大休止。
ここまで、一応予定タイム通りに来ていますが、
とにかく息子の体が心配。
いままで、どんな事があっても「大丈夫」を繰り返す息子が、
今回ばかりは「わからない」と言っています。
よし、やめよう。
ここで、今回の立山周回を諦める事にしました。
タンコブが出来てるから大丈夫とは思いつつ、
頭を打っている以上心配ですし。
しばらくは、眠たくないか?手足が痺れないか?
を頻繁に聞いて歩きました。

予約した剱御前小屋に電話し、キャンセル。
ホントに申し訳ないです。
さて、室堂に帰りましょう。

雨も上がり、雲の下の景色。
紅葉がはじまりつつあります。
晴れていたら綺麗でしょうね~。
と言うわけで、今回唯一の全天球

タンコブ、けっこう大き目です。
絆創膏は、プラシーボ効果狙いです。

下山と決まったら逃げ足速く、すごい勢いで下る息子。
元気じゃないですか?

笑顔もこぼれます。
でも、走るとオデコに響くらしいです。

室堂山荘の前で、全天球カメラで遊ぶ息子。
後でVRで見ようと思ったら、ピンボケでした。

こちらは朝向かった浄土山方面。
朝は何も見えなかったのですが、雲があがりつつあります。
天気は回復傾向のようですね。

と言う事で、11:15
浄土山周回の龍王岳登山でした。
室堂滞在時間、4時間弱。
なんともスピード立山。

帰るよ~。
御昼ごはんは富山市内で食べるほどの逃げ足の速さでした。
またリベンジしないとですね。
ちなみに、息子は翌日走って友達の所に遊びに行きました。
全く持って、元気です。
心配ないようです(^^;
こんな形での撤退は始めての経験でした、大事にならなくて良かったです。
とりあえず、百高山一つだけでも登れてよかった・・・
龍王岳、真砂岳、別山、剱御前の4山です。
鬼スピードで行けば、きっと日帰りできるコースです。
しかし、急いでもしょうがないので1日目龍王岳から回り剱御前小屋まで。
2日目に剱御前をピストンして、大日岳を回って称名滝に降りてくる計画にしました。
天気予報も晴れとなりましたし、息子と一緒にご機嫌で行く事に。
まさかの結末が待っているとは、この時は思いもせず・・・
9月23日
前日車を走らせて、立山駅前の駐車場に止め、車中泊。
4時には駐車場は一杯になりました。
ケーブルカーの予約チケットを買ってないので、早々にチケット売り場に並びます。

あっという間に列は履けて、そんなに混んでいない感じでした。

それでも始発の次の臨時便に乗ります。

座れるぐらいなのに、あえて立ってのかぶりつき。
すれ違いで息子ご機嫌♪
いつまでたっても好きですね。
その後、バスに乗りかえて室堂へ。

ここで登山計画書を提出します。
その場で広げられてルートを確認されます。
ルート上の注意点を教えて頂きました。
なんと細かい配慮でしょう。

そして、外に出ると雨・・・
晴れの予報は一体どこに?
いきなりテンションの上がらぬまま、とぼとぼと歩きます。
7:30スタートしました。

まずは、室堂山荘の前から浄土山に登り上げます。
整備された登山道・・・
と言うか、ほぼ遊歩道ですね。
のんびりのんびり歩いて行きました。

しばらく登ると、先行している方が立ち止まってカメラを構えていました。
雷鳥!
さすが、浄土山周辺は沢山生息していますね。

荒天の使者、可愛すぎます。

さらに少し歩くと、浄土山登山道分岐です。
浄土山では無いほうに行くと、立山カルデラの展望地があるのですが、この天気なので辞めました。
サクッと浄土山へ上がる事にしました。
しかし、この浄土山へ登る道。
よく考えたら雪のある時しか来た事無く、前知識がありませんでした。
予想より岩場の急登で、息子も雨の中テンションが上がらずに、下を向いて歩いていたようで・・・
もう少しで山頂近くと言う辺り、ふと後ろを振り返ると、頭を抱えて悶絶する息子を発見。
「どうした?」と聞くと、
まさにOrzな姿勢で嗚咽しています。
あらー、こりゃ、頭をぶつけたな?
話を聞くと、岩に乗り上げる時に一度足が滑って、体制を立て直してから乗り込んだ先に岩があり、激しく額を強打したようで。。。
おでこを見ると、既に巨大なタンコブができあがっていました。
これは見事。
とりあえず落ち着かせてから、すぐそこの山頂へ。

軍人慰霊碑の石垣の陰で休憩しました。

登山開始1時間経たずに燃え尽きた息子。
こりゃダメだ。
タンコブの頂部は擦り傷になっていたので、とりあえずファストエイドのキットから絆創膏を出して貼り付けます。
タンコブが出来てるので、症状は酷くは無いと思うのですが・・・
転んで打った時はまずいですが、自分から上の岩に突撃してますし。
ですが、心配は心配。
とりあえず一歩一歩歩く時の振動でオデコがズキズキすると言うので様子を見ながら歩く事にしました。
ここまで来ちゃったので、龍王岳だけでも行っておきましょう。

見たことある場所。
浄土山分岐です。
ここから五色ヶ原方面に少しだけ下ります。

ここが龍王岳への分岐です。
龍王岳へは、目印も登山道も無いのですが、踏み跡明瞭で迷う事はありません。
このガスでも見落としませんでした。
分岐から少し先の岩の下にザックをデポして・・・

あっと言う間に山頂へ。

龍王岳2872m
百高山65座目、頂きました!
と言っても、この息子の冴えない顔。
テンション駄々下がりのようです。

展望も無いし、とっとと下ってザックを回収し、一ノ越を目指します。

すると、雲の切れ間から龍王岳が顔を出しました。
周りを見ると、雨もほぼ止みはじめていました。
このまま晴れるかな?

同じように、少し歩くと雲が切れて一ノ越が見えてきました。

相変わらず要塞のようです。

と言う事で、ここで大休止。
ここまで、一応予定タイム通りに来ていますが、
とにかく息子の体が心配。
いままで、どんな事があっても「大丈夫」を繰り返す息子が、
今回ばかりは「わからない」と言っています。
よし、やめよう。
ここで、今回の立山周回を諦める事にしました。
タンコブが出来てるから大丈夫とは思いつつ、
頭を打っている以上心配ですし。
しばらくは、眠たくないか?手足が痺れないか?
を頻繁に聞いて歩きました。

予約した剱御前小屋に電話し、キャンセル。
ホントに申し訳ないです。
さて、室堂に帰りましょう。

雨も上がり、雲の下の景色。
紅葉がはじまりつつあります。
晴れていたら綺麗でしょうね~。
Post from RICOH THETA. - Spherical Image - RICOH THETA
と言うわけで、今回唯一の全天球

タンコブ、けっこう大き目です。
絆創膏は、プラシーボ効果狙いです。

下山と決まったら逃げ足速く、すごい勢いで下る息子。
元気じゃないですか?

笑顔もこぼれます。
でも、走るとオデコに響くらしいです。

室堂山荘の前で、全天球カメラで遊ぶ息子。
後でVRで見ようと思ったら、ピンボケでした。

こちらは朝向かった浄土山方面。
朝は何も見えなかったのですが、雲があがりつつあります。
天気は回復傾向のようですね。

と言う事で、11:15
浄土山周回の龍王岳登山でした。
室堂滞在時間、4時間弱。
なんともスピード立山。

帰るよ~。
御昼ごはんは富山市内で食べるほどの逃げ足の速さでした。
またリベンジしないとですね。
ちなみに、息子は翌日走って友達の所に遊びに行きました。
全く持って、元気です。
心配ないようです(^^;
こんな形での撤退は始めての経験でした、大事にならなくて良かったです。
とりあえず、百高山一つだけでも登れてよかった・・・
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この記事へのコメント
息子さん、コブが…(°Д°)
写真も笑顔がないのでテンションの低さが伝わってきますね。
大したことがなくて安心しましたが、お大事になさって下さい。
また次回、お二人が笑顔で楽しく充実した登山を楽しみにしています。
写真も笑顔がないのでテンションの低さが伝わってきますね。
大したことがなくて安心しましたが、お大事になさって下さい。
また次回、お二人が笑顔で楽しく充実した登山を楽しみにしています。
Posted by キャッチャーです at 2017年09月25日 18:14
キャッチャーさん:
おかげで、三日経った今、コブはすっかり引きました(^^;
ホントに大した事が無かったのが幸いです。
私も息子もそうですが、天気が悪いとすぐにテンション下がってしまいます。
やっぱり、折角歩くなら天気の方が気持ち良いですしね(^^)
またリベンジに行ってきます!
おかげで、三日経った今、コブはすっかり引きました(^^;
ホントに大した事が無かったのが幸いです。
私も息子もそうですが、天気が悪いとすぐにテンション下がってしまいます。
やっぱり、折角歩くなら天気の方が気持ち良いですしね(^^)
またリベンジに行ってきます!
Posted by PENTAGON
at 2017年09月26日 07:50

お疲れ様でした。
アクシデントでモチベーションの下がった時は、深追いは禁物ですね。いつも行けないけど、いつでも山は待っていてくれます!
子どものケガは親としては大丈夫そうでも心配ですからね。大事なくて良かったです。
こんな登山にはもってこいの環境に生活しているのですから感謝ですね。
私は待たせ過ぎてますが・・・
アクシデントでモチベーションの下がった時は、深追いは禁物ですね。いつも行けないけど、いつでも山は待っていてくれます!
子どものケガは親としては大丈夫そうでも心配ですからね。大事なくて良かったです。
こんな登山にはもってこいの環境に生活しているのですから感謝ですね。
私は待たせ過ぎてますが・・・
Posted by アサギブルー
at 2017年09月26日 20:16

アサギブルーさん:
返信送れてしまいました(^^;
そうですね、山はいつまでも待っててくれてますし。
でも、冬は駆け足でやってくるので、少し焦ってます。
来年は息子も中学生になり忙しくなるでしょうし・・・
歩けるうちに歩いておきたいのが、本音です。
でも、この日ばかりは撤収して正解でした。
リベンジ、最高でした!
返信送れてしまいました(^^;
そうですね、山はいつまでも待っててくれてますし。
でも、冬は駆け足でやってくるので、少し焦ってます。
来年は息子も中学生になり忙しくなるでしょうし・・・
歩けるうちに歩いておきたいのが、本音です。
でも、この日ばかりは撤収して正解でした。
リベンジ、最高でした!
Posted by PENTAGON
at 2017年10月02日 15:30
