大地を歩こう › 2018年08月01日

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2018年08月01日

北アルプス東西横断 2日目後半 赤沢山

テントを張りましたが、今日は行かねばならない山があります。
西岳のテン場奥から見えるあの山。




「赤沢山」

百高山の山ですが、赤岩岳同様に登山道は地図上にありません。
この西岳のテン場から、藪をピストンするしか無いのです。
百高山の中でも、違う方向に難易度が高い山です。

この岩が目印です。
右でも左でも、好きな方から降りてください。


岩を回り込むと、登山道は無いですが踏み跡があるので、それを辿って急斜面を降り始めます。
踏み跡と言っても、はっきり見える場所は少なく、ハイマツの下にある踏み跡をみつけて、それに沿ってハイマツをかき分けながら行く感じです。

ハイマツをかき分けて進むと、ガレた急な沢に出ますが、その沢に降りてはいけません。
右を見ると


木の根っこトンネルがあり、その向こうにトラロープが見えます。
そちらです。


トラロープは、捕まるためにあると言うよりかは、ただの道標です。
極力使いません。使っても体重は預けないようにします。


一回目の鞍部が近づくと、道は完全にハイマツの下に。
ですが、このように赤テープが木に巻き付けられており、進む方向を見るとハイマツの下に道が見えます。
迷ったら立ち止まり、周りを見ると、どこかに赤テープが見えるのでそれを目指してください。


そして赤沢山へと登り返すのですが、これがまた辛いです。
下りとは逆に、ハイマツの目に逆らって登るので、かき分けながら登るのが至難の技です。
という事は、帰りはさっき下って来た激下りのハイマツをかき分けて行くのか~。。。
息子、一生懸命かき分けて進んできます。

往路なのに復路の事を思うと、この段階で不安になります。

鞍部の小ピークを越え、またハイマツをかき分けて登って行きます。

赤沢山への登りの際は、たまに後ろを振り返って地形を覚えておいてください。
帰りに少し迷ってしまうポイントがあります。

岩場をよじ登って空が見えたと思った瞬間…


急に目の前に開けた稜線。

おー!

この感覚、北穂から歩いてきて、岩場を登って涸沢岳山頂手前に出る時と同じような感じです。
行けば分かります。


後は台形の山頂を、一番奥の三角点目指して歩きます。
ここは踏み跡明瞭で、ハイマツも低く歩きやすいです。


最高のヴィクトリー・ロード。


テン場を出てから45分。
ハイマツの中に赤テープが二重に巻かれた棒がみえました。

あった、三角点。


赤沢山山頂2670m、頂きました!百高山88座目!
いやー、来れて良かった、ホントに良かった。まだ二日目ですが、今回の山行では最後の百高山になります。


三等三角点 点名「赤沢山」
頂きました!


ここも槍の展望が素晴らしい。
というか、この角度から東釜尾根が見れるのはこの赤沢山だけですね。

赤沢山 - Spherical Image - RICOH THETA



赤沢山、北アルプスのへそと言うか、マニアックな深部の山です。
ここの山頂、また来ることがあるでしょうか?
静かな山を求めて、藪山を漕いで歩くのが好きな方には、踏み跡があるだけ楽な道であったと思いますが…
私達親子にとっては、結構厳しい道でした。
ちょっとレベルが高かったです。


さぁ、テントに帰ろう。


ぱっと見ると、テン場、西岳に繋がってる稜線に見えるのですが…
間はガクンと落ちています。


はぅぁ~。
見てるだけでさっきの状況が思い出され、気が滅入ります。
でも、来てしまった以上は帰らないと。



赤沢山から降りてきて迷いやすいのはきっとココ。
まっすぐ沢沿いに踏み跡もあるのですが、ここを右手の藪に入ります。
ここに赤テープはありません。
右の藪に入ったら、さらに藪の中を右に出ます。
気を付けてください。
登りの時に、後ろを振り返って景色を覚えておいた方が良いです。


こんな感じで先行する息子は藪々の中です。


鞍部からの登り返しはハイマツの逆目です。
息子、かなり苦労しながらかき分けて進んでましたが。。。


「あ!」
と息子が声を出した瞬間に消えました。

おぉ?
と思ってみてると、ハイマツだけがガサガサと揺れてます。


息子、気付いてしまいました。
ハイマツをかき分けるより、潜って四つん這いで進んだ方が楽だという事に(笑

私もマネしていきますが、体が横に大きかったりザックが引っかかるのでうまくいきません。

結局かき分けながら進みました。


最後の目印の岩。


いやー、帰ってきた~。やっぱり45分かかりました。


パッと見、こんなに近いのにな…


テントに荷物を置いて整理し、一度小屋に行き水を買ったりなんだりして…


お疲れちゃん♪
やっと飲めます(^^)


昨日のテン場を眺めながらやっとゆっくりします。


たまに槍を見に行ったり。
とても優雅な時間です。


テン場は相変わらず貸切。
最終的に、日没頃に二張り立ちましたが。


カヤライズは相変わらず涼しいです。
夏はもうカヤライズが手放せないですね。


夕食を食べて、のんびり過ごして、日没の頃に…


槍を眺めます。
今回の山行での百高山はおしましい。
明日からは、過去の忘れ物を拾いに行きます。

まずは、槍へ。
息子も、じっと槍を見据えます。
彼の中でも、あの穂先に思い入れる何かがあるのでしょう。

そのお話を聞くのは、また大人になってからでいいな。




それでは、今日も明るいうちにお休みなさい!


三日目へ続く


  

Posted by PENTAGON at 09:00Comments(2)百高山