大地を歩こう › 2018年08月15日

スポンサーリンク

この広告は一定期間(1ヶ月以上)更新のないブログに表示されます。
ブログ記事の情報が古い場合がありますのでご注意下さい。
(ブログオーナーが新しい記事を投稿すると非表示になります。)
  

Posted by at

2018年08月15日

鳳凰三山と高嶺へ 1Day 後半


9:30
それでは次を目指します。
次は地蔵岳ですが、その間に赤抜沢ノ頭と言う小ピークを越えていくようです。
一旦下りますが。。。


結構下りました(^^;


途中、綺麗な花が咲いていたり。。。
でも相変わらず名前はわかりません!


不思議な景観の砂地の道。
白峰三山からこちらを見たときに、雪を纏っているかのように見えた白さの理由は、この砂地だったんですね。


鳳凰小屋分岐まで10分ほどで降りてきました。


この辺りからガスも出てきてより幻想的な世界に変わってきました。


しかし、この赤抜沢の頭への登り返しが、かなり厳しかったです。
今回一番辛かったのはココかも。。。
砂地の登り返しなのと、今までCTを詰めて詰めて歩けたのに・・・
ここだけそんなに短縮できそうに無いことが、精神的にダメージでした。
たった30分の間だけなので、別に悪くは無かったの
ですけど・・・


途中にあった不思議なハイマツ。
大きな根っこで枯れかけているように見えるのですが、フサフサと葉を携えている枝もあります。
そして、このハイマツの周りに一生懸命石積みをして守ってる方が見えました。

「このハイマツ、僕が子供の頃からこの姿なんですよ。ずっと生きてるんです。」

そう説明してくれました。
もう何十年もこの形で生き続けてるって、凄いですね。
そしてそれをずっと守ろうとしているこの方の気持ちに感動しました。

いつまでも、山を自然を大事に。


さて、足を進めますがなかなか次のポイントに着きません。
CTの設定、やっぱり色々おかしな気がします。


でも、綺麗な花を見ると癒されたり…
かわいいですね。


やっとの事で赤抜沢ノ頭へ到着しました。
疲れたー。


でも、一旦下るとは言え目の前にアレがあるとテンション上がります。

オベリスク!

今までずっと遠くからしか眺めたことが無かったランドマーク。
やっと近くに来ることが出来ました。
少し体を休めてから、向かう事にします。


うーん、ガスがもったいないけど圧巻。
ここに山頂標があるのですね。

この後、もう少し近づいてみたのですが、やはり私達の今の技術と装備では大した所まで行けませんでした。
ですので・・・


地蔵ヶ岳2764m、百高山91座目頂きました!
鳳凰三山Complete!

ガスが出てたので、間を縫ってなんとか撮れました。


この場所の名前は「賽の河原」そしてこのお地蔵様。
ガスのかかった景観に、そっちの方行の雰囲気がとんがってます。
帰ろう。


再び赤抜沢ノ頭に戻って休憩します。
いつも遠くから見て気になっていたあのとんがり石。
いやー、感無量ですね。上に立てなかったとは言え、ここまで来れたました。


さぁ、時間も10時40分。
かなり短縮しているとはいえ、午後からは雷雨の危険もあるので早めに稜線を離れたいです。
次へ行きましょう。

ココから先は、わりと痩せ尾根で砂地とハイマツのミックスです。


割と切れ気味の砂地の谷。
これ、滑って行ったら絶対止まらないやつ。
気を付けて進みます。


ガスの中の不思議な岩。
グレーな世界で何とも言えない雰囲気です、地球じゃないみたい。


しばらく歩くと、岩の質がガラっと変わってきました。
ミルフィーユのような茶色い積層岩ですね。


そんなに大きくないアップダウンで、比較的歩きやすい道です。
ハイマツの稜線を抜けると・・・


高嶺2779m、百高山92座目頂きました!
本日最後の山頂です。後は下るだけ。


三等三角点、点名「高嶺」


しかし、この辺の標識には「TAKAMINE」と書いてあるのですが、地理院の地図には「たかね」と書いてあります。どちらが正しいんでしょうね?教えて、偉い人!

山頂で最後のご飯休憩をします。
持ってきた最後のおにぎりをほお張り、これからの激下りの為に足を休めます。


直ぐ下には広河原が見えます。
なんとも、この角度で下まで降りるのですね・・・
なかなか厳しそうです。

という事で、11:20スタートします。
下山に入ります。


下りの最初はハイマツの中を行く簡単な道なのかと思いましたが、実際は・・・


結構な岩の急な下りが連続してました。
少しの間この急な下りを降りたり、ハイマツの中を進んでいくと、やがて樹林帯に入り道は緩くなります。

すると・・・


11:50
白鳳峠に到着です。
そんなに足も疲れてないので、数分の達休憩後に出発します。


最初は緩やかに岩のガレ場を降りて行きます。
息子、こういう場所が好きみたいです。


緩やかに左右の山に囲まれ、なかなか素敵な沢口でした。
しばらくこのガレ場を下ると、やがて樹林帯に入ります。


急にひんやりと周りの空気が変わります。
一気に広がる森の香りがなんとも言えません。


南アルプスらしい、苔むしたとても素敵な森です♪


ジャケットの落とし物・・・?
これを落として気付かなかったって、よっぽど焦ってたのでしょうか?

この苔むした綺麗な区間を過ぎると道はだんだんと斜度を増し、急な下りへと変化していきます。
南アルプス特有のお椀をひっくり返したような、下層の方が斜度がきつい形状です。


こんな梯子場が連続したりしますが、梯子の一番下は足場が足りなかったりしてます。
息子、少し困ってました。


岩の温度が低いのか、黒い岩は殆ど濡れて滑りやすくなっていました。
息子、久しぶりにマジ滑りしてケツを強打しました。
しばらくピョンピョン跳ねて一生懸命耐えていました(笑
お尻が4つに割れたかと思ったそうで。


今にも抜けそうな木の丸太橋や・・・


ホントにかなり急な角度の道。
これ、テント泊装備だったらかなり厳しかったでしょうね。
軽装で良かった。。。


あともう少しで下に降りるはずなのですが、流石に疲れて休憩です。
ここまでの行程も長かったですし、そろそろ疲れが出ていますね。


しかし、歩き続ければ必ず道は進んでいきます。
ようやく下に舗装路が見えてきました!


という事で、下山!
後は広河原まで15分ほどの歩きですね。


しばらく色々お話しながら歩くと、見覚えのある場所に出てきました。


北岳方面、また来るからね!

広河原からは14時のバスに乗って、夜叉神峠に帰ることが出来ました。


夜叉神峠到着、帰ってきました~♪
バスではしっかり眠ってしまいました(^^;


夜叉神峠の登山口。
明るい所で見るとこんな感じだったのですね。
駐車場は8割ぐらい埋まってました。

後は、車を走らせて帰ります。


韮崎旭温泉。¥600
施設自体は外湯も無く大したことは無いのですが、泉質は最高でした。
ヌルヌル系の炭酸泉で、暑くないので長湯できます。気持ち良かった♪


流石に高山まで戻ると遅い時間になりそうなので、夕ご飯は松本の十字路。
職場の上司お勧めの店だったのですが、初めて来ました。
洋食レストランでなかなか美味しかったです。


さて、百高山も92座。
ようやく残り一桁に入ってきました。
残りは五竜岳、甲斐駒ヶ岳、駒津峰、アサヨ峰、小太郎山、広河内岳、大籠岳、笹山。
メジャーな山と、癖のある山と半々ですね。。。

この夏の間に、どこまでこなせるかな・・・?

天候と見合わせながら、頑張りましょう。

  

Posted by PENTAGON at 09:00Comments(2)百高山